本園の特徴

・園目標「あいさつや自分の思いを伝えあえる子ども」「自然の中で夢中になって遊べる子ども」「自分で考えて行動できる子ども」「楽しくおいしく食べる子ども」
・保育所園庭、周辺に山や田んぼ、畑があり、豊かな自然に囲まれている。自然の中で遊びを楽しむ姿がある。
・散歩コースがバラエティ豊かで山、林、川の探索や草花、山菜の採集、生き物の捕獲などの体験ができる。
・村の子として地域の方々に声かけをしていただいたり、田んぼの畦などで遊ばせていただくことも多い。
・畑活動では、地域の方との交流もあり、一緒に作業する機会がある。秋には焼き芋に招待し一緒に収穫を楽しんでいる。

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植物・生物 水 空・天気 人・地域 水源に行ってみよう!!

2024年7月3日

テーマ:
植物・生物/水/空・天気/人・地域
年 齢:
3歳児・4歳児
ねらい:
・根羽の水源がどんな所にあるのか関心を持つ
・森の中の木々の様子や、川の音、鳥の鳴き声などに耳を傾け興味関心を持つ

活動内容

6月28日(金)雨が降っていましたが、カッパを着ることやバスに乗ることを楽しみにしていた子ども達の姿を見て、安全な場所まで行ってみようか!!と決行しました。

「行ってきます」「行ってらっしゃい」

と、未満児さん達に挨拶をしてからバスに乗り、出発です。途中、トンネルを通ると暗くなる車内ではアトラクションを楽しむように歓声が上がったり、「雨で車がきれいになるね」と、子どもならではの発想したおしゃべりが聞かれました。

水源の入り口に到着すると、幸山さんやスタッフの方が待っていました。みんなで挨拶をして水源に出発です。

 

幸山さんから雨で橋が滑る事、滑る橋の歩き方を聞きました。

幸山さん「ソローリ、ソローリ歩くんだよ」

子ども「ゆっくり歩くの?」「ソローリ、ソローリ」

と、一歩ずつ慎重に歩きます。

「矢作川水源の森」の看板を見ながら、今日の目的地の話を聞き、出発です。

途中、何カ所か大きな水たまりができていました。幸山さんから、歩道に水たまりができると歩く場所が崩れてしまうこと。崩れないために、水を流すことを聞きました。一緒に行ったスタッフが土をかきだし水を崖下に流します。

 

子ども「あっ、この橋保育園で見た!!」

と、事前に水源までの道のりを写真で見ていたことを覚えていたようです。

☆こあじさい☆

幸山さん「アジサイって聞いたことある?」

子ども「ある~」

幸山さん「アジサイの仲間で、小さいアジサイを『コアジサイ』と言います。よーく匂いをかぐと、甘い匂いがします。」

1人ずつコアジサイをかいでみました。

子ども「何かの匂いがする」「えー匂いが分からない」「においしないよ」「甘い匂いするかも」と、色々な感想が出ました。

急斜面の歩道を歩きます。

幸山さん「転がって行っちゃいそうだね。転がらないためには、どうしたらよいですか?」

子ども「ゆっくり歩く」

幸山さん「正解です」

写真で見ていた「トトロがいるかもしれない場所」に到着しました。

「トトロがいるかな?」と子ども達が興味津々で木を見ていると、幸山さんが一人ずつ木の中をのぞかせてくれました。

子ども「トトロいなかった」「雨だから隠れてるのかな」「ただの穴だったよ」

ちょっぴり、残念そうな子ども達でした。雨が強くなってきたので、今回はこの場所で引き返すことにしました。

☆雨の話☆

引き返す前に、幸山さんから「雨を飲んだことある人?」

子ども「飲んだことない」

幸山さん「大きな口を開けて、上を向いてください」

「お家の水も、保育園の水も、この雨から来ているの知ってた?知ってた人?」

子ども「はーい」返事をするものの、首をかしげている子ども達。

幸山さん「みんなが飲んでいる水は、雨がないと飲めません。ずっと晴れているとどうなるかな?水がなくなるよね?でも、なくなりません。どうしてかと言うと、森が水をためてくれています」

暫く、子ども達口を大きく開けていました。

滑らないように、カニさん歩きをして降りていきます。

大きな水たまりを、ジャンプして楽しみます。

☆植物の話☆

幸山さん「植物は雨が大好きですか?嫌いですか?実は、どちらも正解です」

子ども「えーー!!」

幸山さん「どうして、嫌いだと思ったの?」

子ども「濡れるのが嫌だから?」

幸山さん「正解です。植物たちは、濡れるのが嫌いです」

「葉っぱの裏側を見て、はじいているの分かる?葉っぱの裏側に雨があたると、はじいているのが見えるかな?」

「なんではじくかって言うと、植物には細かい毛がいっぱい生えていて、それははじく役割をしています。はじくことによって、呼吸を助けてくれます」

「みんながお風呂でブクブク沈むと、息ができなくなります。それと全く一緒で、植物も雨が降ると呼吸ができなくて、死んでしまいます。だから雨は、根っことか栄養とか生長に欠かせないものだけど、雨に当たりすぎると呼吸ができないので、毛をつけて身を守っています」

☆くろもじ☆

幸山さん「切口の所の、匂いを嗅いでみてください。何の匂いがしましたか?」

子ども「分かんない」

幸山さん「良い匂いか、悪い匂いかどっちですか?」

子ども「良い匂~い」「悪い匂~い」

幸山さん「植物には、色んな匂いがあります」

☆目をつむって森の音を聞く☆

幸山さん「1分間、目をつむって森の音を聞きます。どんな音がしたか教えてください」

子ども「水の音が聞こえた」「雨の音」「石の音」

幸山さん「色んな音が聞こえて、楽しかったですね」

幸山さん達に「ありがとう」の挨拶をして、保育所に帰りました。

子ども達のきづき

・雨が、自分達の生活に欠かせない水の元であること。

・植物は、雨が降ると息ができない事。その為、葉っぱの裏にある毛が葉っぱの身を守っていること。

・こあじさい・くろもじなど、植物にはいろんな匂いがある事。

・目を閉じて耳をすませると、雨や水の音など色んな音が聞こえる事。

事例に対する保育者の思い

・下見をしたことで、危険な場所の把握や、子ども達に事前に写真などで知らせることで、水源に行くことを楽しみにすることができました。雨の中での活動でしたが、カッパでの散策も楽しむことができた子ども達の姿に、水源までたどり着きませんでしたが、行くことができて良かったです。

・山をよく知っている幸山さんと一緒に行くことで、植物や雨の話など聞くことができ良い機会になりました。

・今回は雨で水源にたどり着かなかったので、次の機会に水源まで行ってみたいと思います。

ねばむらほいくしょ 根羽村保育所

園の形態 普及型
代表者氏名 保育所長 : 松下剛樹
運営法人 根羽村
運営法人代表者名 根羽村長
園の設立日 1970.4.1
認定日 2019.9.13
区分 保育所
住所 〒395‐0701 下伊那郡根羽村149
エリア 南信
お問い合わせ先 TEL : 0265‐49‐2152 
FAX : 0265‐49‐2152 
MAIL : nebahoikusyo1107@mis.janis.or.jp
ホームページ
定員数 未満児 : 人 3歳児 : 人 4歳児 : 人 5歳児 : 人 6歳(学童)以上 : 人
基本開所曜日 月、火、水、木、金、土、日
基本開所時間 7時30分~18時
延長保育の有無 要問合せ
園児募集 要問合せ
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