・園北側には土手があり、四季折々の景色を見たり、日差しの温かさ、木陰や風の涼しさ、風の冷たさなどを感じたりすることができる。また、自然物も豊富にあり、それらを使った遊びが自由に楽しめる。その中で様々な経験を積み重ねることができ、自信が持てるようにしています。
・小規模園ならではの特徴を生かし、異年齢で関わりながら自然と遊んでいる。
・保育士は子ども自ら育つ力があるということを意識し、年齢、発達に合わせた環境を整え、子供たちと一緒に楽しみながら一人一人の生長を支えています。
2024年7月12日
園庭ですごく大きいカタツムリを見つけた保育士が「これは子ども達にも見せなくっちゃ」とかごに入れて保育室に置いておきました。
園庭から戻ってきた子ども達が「何か入ってる!」とかごの中を観察していました。すると「カタツムリの部屋作りたい」とお菓子の空き箱を使って【遊ぶ場所】【トイレ】【ご飯食べる場所】等を作ってくれました。ある子は「ティッシュで布団作りたい」と【ベット】を作る子もいましたよ。
出来上がった【カタツムリハウス】がこちらです。
今はリニューアル中で変わってしまっていますが、子ども達で「横に置こうよ」「ここだと入れないよ」と話をしながら配置を決めていました。
ハウスの周りもおしゃれに飾り付け!
毎日観察する中で「カタツムリって何食べるの?」と疑問に思った子が保育士に聞きに来ました。
給食の先生に野菜くずを頂いて入れていたのですが、ここはあえて「先生も知らないんだよ。図鑑で調べてみてよ」と投げかけてみました。
部屋にある図鑑や廊下にある図鑑を調べても〈カタツムリ〉のページが見つかりませんでした。
これには保育士も驚きを隠せず「何でポピュラーな生き物なのに」と事務室の先生方も巻き込んで一緒に探しました。結局見つからずGoogle先生で調べるとカタツムリは【動物】であることが分かりました。
子ども達にも【動物】だった事を話すと、驚くよりも「動物の図鑑だって」とまた探しはじめました。残念ながら〈カタツムリ〉のページは寺尾保育園にはありませんでした。
「園長先生に図鑑買ってもらおう」とお願いをしていましたよ。
何気なくつかまえた【カタツムリ】でしたが、毎日カタツムリハウを覗き「うんちしてる」「先生お掃除してあげて」と気にかけています。
カタツムリから様々な生き物に興味を持ち、〈年長くま〉〈年中ひつじ〉は虫眼鏡を使い観察しています。
〈カマキリ〉観察
〈カブトムシ〉観察
どうしても虫眼鏡が使いたい〈年少ぺんぎん〉には保育士お手製の虫眼鏡尾をプレゼント。くま、ひつじの真似をして観察しています。
これからも色々な生き物に触れ、自分達で調べ興味を深めて欲しいですね。