・「遊びを通して元気な心と身体を育てる」という保育指針のもと、運動遊びを取り入れています。
・園外保育に積極的に出掛け身体を動かす保育をしています。
・ネイチャービンゴや自然探しを通して、子どもの発見や喜びを大切にしています。
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2024年11月6日
保育園にこの夏、小さな仲間が続々とやってきました。
始めにやってきたのは、アゲハチョウの幼虫でした。
玄関に置いていた夏みかんの苗に、卵が産み付けられていたんです。もぐもぐと葉っぱを食べて、ぐんぐん大きくなりました。
このままチョウになるかな?と思った翌日、「あれ?いない?」
昨日までいた幼虫が見当たりません。どうやら鳥に食べられてしまったようです。自然の厳しさを感じました。がっかりする子どもたち・・・
すると数日後「あれ?この黒い虫は・・・」なんと今度は5匹の幼虫が産まれたのです。今度は食べられないように玄関の中に入れて様子を見ることにしました。
元気に大きくなる幼虫たち。すると今度は別の問題が!「葉っぱがもうないよ!」幼虫の数が増えたことでエサの葉っぱが足りなくなってしまったんです。「どうしよう・・」調べてみると、みかんの皮も食べることもあるとか、山椒の葉っぱも食べたりするとか。試しに皮をあげてみました。食べるかな?
エサがなくなり園内を彷徨いだした幼虫たち。知らないうちに潰されたら危ない!と飼育箱に移しました。腹ぺこの幼虫を園中の先生方が心配してくれ、給食の先生やパートの先生方からも山椒の葉やからたちの葉が集まりました。これでもりもり食べられます。
幼虫を見つけて2週間ほどたちました。蓋の方に移動する幼虫が・・・そのまま、さなぎになりました。
「チョウチョになるかな・・・」子どもたちも見守ります。
さらに2週間ほど経ちました。「あれ?チョウチョじゃない?」「ほら見て!チョウチョになったよ!」虫博士の年少さんがチョウチョになったことを教えてくれました。
「チョウチョさーん」と嬉しそう。いつまでも見ていたい子どもたちでしたが、狭いお家でエサもないのは可哀想だね・・・と外に出してあげることにしました。
「チョウチョさん出ておいで」優しく手を入れていきます。すると・・・
わっ!飛んだ!元気に飛び出したチョウチョさん。そのまま空へと飛び立っていきました。「元気でね!」子どもたちは小さなチョウチョを見送っていました。
その翌日。パートの先生から贈り物が。
お家の白菜に付いていた幼虫がさなぎになったと言うんです。今度はどんなチョウチョに出会えるか、ワクワクしながら見守っている子どもたちです。
時を同じくして、こんな生き物もやってきました。
メダカたちです。元気いっぱいに泳ぐ姿に、子どもたちも興味津々。未満児さんも嬉しそうに朝から覗き込んでいました。
そんなある日、1匹死んでしまっているのを見つけました。すくって埋めてあげようと網を入れると「あれ?何かくっついてない?」よーく見ると・・・「卵だ!」卵が下の砂利に産み落とされていたんです。これは大変!卵を爪楊枝にくっつけて別容器に移し、親メダカの水槽には水草を入れて卵を産み付けられるようにしました。
卵が産まれて2週間ほど経ち、何気なく中を覗き込むと「ん?何か動いている?」
小さな赤ちゃんメダカが産まれました。小さくても元気に泳いでいます。「ちいちゃいね!」と子どもたちも嬉しそうに見ていました。
街中の園でもたくさんの生き物の誕生に触れることができました。誕生の嬉しさと共に自然の厳しさも感じる体験になりました。身近な生き物に接する中で様々な体験をしていってほしいと思います。