幼児教育は身近な日常生活の中にこそ、大切な要素がある。その実践の一つとして、静と動のメリハリをつけるため、遊び、食事、午睡のスペースを分けている。また、食、住の当番活動を重視し、毎日当番活動を行い、異年齢の交流を行える時間としている。保育園に隣接する900坪の土地に田畑、池、ビオトープがあり、地域の方に協力して頂き、教わりながら、もち米作り（田植え、稲刈り、脱穀）や野菜作り、池では佐久の名産である佐久鯉の稚魚を放流し、毎日の餌やりをしたり、秋にはどろんこになって鯉つかみをしたりするなどの体験を多く取り入れている。また、木々の下やせせらぎで遊んだり、クリムソンクローバーを摘んだりして自然を満喫できる環境を整えている。園の近くには、千曲川、虚空蔵山などがあり、自然とのかかわりも多く、園で飼っている山羊を連れた散歩や自然観察などの体験を通し、情緒豊かで自分の思いが伝えられる子どもを願って保育している。