子どもは環境からの呼びかけにゆり動かされ、また自らも環境にかかわりながら自分を取り巻く環境と多様な仕方で応答しあうことに夢中になりながら遊び、時を過ごします。乳幼児期の生活のほとんどは遊びで占められています。子どもの遊びには人として成長発達していくための重要な体験が多く含まれています。子どもは生活や遊びといった直接的・具体的な体験を通してのびやかな心と身体、他の人々と親しみ、喜びや悲しみを共感しあう心、好奇心や探求心、聞く力、話す力、豊かな創造性、豊かな感性や表現する力を培っていきます。子どもたちが未来の社会へ育っていくためには、環境はとても大切です。子どもたち一人ひとりが生まれながらに持っている素晴らしさを伸ばせるように私たちは、人格形成の基礎となるこの時期を温かな愛情と豊かな環境の中で、のびのびと育てていきたいと考えています。
〔遊びを大切にし、のびやかに自己を育てる姿を支えます。〕
子どもたちは、遊びにおいて自己を発揮する中で様々な発達に必要な体験を積み重ねていきます。また保育者が的確な援助を行うことで、子どもたちはさらに自己を発揮することに没頭し、面白さ、楽しさを追究し、多くのことを学んでいきます。子ども一人ひとりが遊びの中で何に興味を持ち、どのような願いをもって、何を発見し、何を学んでいるのか分析的に捉え、環境を整え、援助を行い、子どもののびやかに自己を発揮する姿を支えます。自然の中で子どもたちは様々な経験を重ねていきます。全身を使った楽しいあそび、発見や感動、また驚き、楽しさ、悲しみ、怒り等々の感情や感性を豊かに育みます。自然環境に配慮し、豊かな育ちを支ええていきたいと思います。