2021年7月15日

テーマ：

植物・生物

年　齢：

3歳～5歳

ねらい：

いつも遊んでいるフィールドで、当たり前にそこにあり、見過ごしてきたことに気づくきっかけを作りたい
異年齢の友達と協力して作品を作る

「これは魔法のファイルだよ！！」

保育士の話を、子どもたちは目を輝かせて真剣に聞いています。

いつものお山で、今まで気づかなかった新しい発見の機会になればよいなとネイチャーゲームをすることにしました。

「きょうは葉っぱを使って動物を作ります」と保育士が続けます。

さぁ異年齢ぺアでスタート！

「この葉っぱをここにおいて・・・」

年齢の違う二人があれこれ知恵を出し合って相談します。

「こんな形の葉っぱもあるよ」

「ヘビみたい～！」

完成！！！！

4本足に角2本！シカさんの完成！

このペアは葉っぱだけでなく木の枝を足や角に見立てて作っていました。

鹿は子どもたちの遊び場にうんちを置いていく身近な存在です。

こちらのペアはキノコで目を作りました。

動物たちのおしゃべりが聞こえてきそうですね。

こちらはパンダです！

目と耳もついています。葉っぱで輪郭を描きました。

なかなか大胆な構図です。

素敵な作品がたくさんできました。

完成した後はみんなで展覧会をしました。

丸い形の葉っぱ、ギザギザな葉っぱいろいろな形の葉っぱがあった。

フェルトにくっつくザラザラな手触りの葉っぱとくっつかない葉っぱがあった。

葉っぱの他にもきのこや木の枝いろいろなものが使えた。

自分たちの作ったものだけでなく、友達の作ったのを見たら、もっと楽しくなった。

いつも遊んでいるフィールドで、当たり前にそこにあり、見過ごしてきたことに気づくきっかけになったらいいなと思いネイチャーゲームをしてみた。葉っぱの形、色、におい、手触りと子どもたちは色々なことを感じている。

動物という課題にしたが、「ヘビ」「ツバメ」「カナヘビ」など興味のある生き物を表現する子もいた。
更に、生き物の「家」「えさ」「ふん」など背景にあるものまで表現していて子どもたちの創造力（想像力）や発想に学んだゲームだった。

異年齢ペアで一緒に作ることで、大きい子は小さい子の気持ちを聞いたり、小さい子は大きい子を「すごいな」と思ったり、そんなかかわりが持てる良いと考えた。

が、それぞれの思いもあり難しい場面があった。保育士が仲介に入り代弁したり、提案をしてみたりしたが課題も残った。全員が「たのしかった」という思いで終われるようにしたいので、まずは個々で充分に取り組んで、それからペアで取り組むようにしたい。