2022年11月25日
今回は、普段行く機会がない地域の史跡を巡る遠足に出かけました。
先ずはバスに乗り、保育所から ”釜ヶ入の甌穴” に向かい、川にある大きな石の穴を見ます。子どもの目の高さでは見づらい為バスに乗ったまま覗き込みます。「あそこの石の穴は竜宮に繋がっていて、石などを投げ入れて入ると、川底に住んでいる竜が怒って大雨を降らすから、投げ入れたりしないんだよ」と説明してくれたのは園長先生。
そして、次に向かったのは矢作川支流の ”つたの滝”。ここで、バスから降りて歩きます。子どもが遊歩道を降りて歩くには危険な為、橋の上からそっと覗きます。
昔話で、旅で根羽村に来た美しい八重鶴姫がつたの滝に身投げしたという悲しい話を聞いて、「可哀そうだね」と言う子どもたち。八重鶴姫のお墓に、そっと手を合わせてお参りをします。
車の通りが少ない旧道を、枯葉を踏みながら音を楽しんだり、干し柿を吊るしてある様子を見たりしながら歩きます。
今度は石段を登って若宮神社に行きます。ちょっと、狭くて急な石段をゆっくり登ります。
拝殿の前に独特な造形の狛犬があり、「これなんでしょう?」と聞かれ、「いぬ?」「カエル?」「わかった、キツネだ!」と形からでは想像が難しいようでした。
保育士から神社のお参りの仕方を教わり、みんなで一緒にお参りをします。
神社の石段の下の広場には杉の葉がたくさん落ちていました。「今度、焼き芋あるから、焚き付け用に集めよう!」という事で、用意をしたゴミ袋がいっぱいになるように集めます。
次の目的地までの道中には大きなススキ、紫の実、ミノムシがあったり、きれいな棚田100景に選ばれた田んぼや川沿いに民家が集中している昔の人の知恵の話を聞いたり、国道を渡す大きな橋を下から見上げたりと、普段気付かない事やあまり見る事のない景色を見ながら話を聞いて歩きます。
次は国道沿いの信玄塚。「武田信玄というお侍がなくなった場所だと言われているんだよ。お墓みたいな所だね」と、子ども達に分かりやすい言葉で説明してくれました。
信玄塚の近くでお弁当タイム。「お弁当が楽しみ!!」と言って歩いておなかがすいた子どもたちは待ちきれないようでした。工事で通行止めになっている場所で敷物を広げて「いただきます」
お弁当はおにぎりお弁当。お家の方のアイデアで炊き込みご飯や混ぜご飯、チーズやウインナー入りだったりと工夫されたおにぎりで、子どもたちは大満足。
食後は近くで散策。大きな葉っぱに穴をあけてお面にしたり、見たことのない大きさのてんとう虫を見つけて大騒ぎ。草花を摘んでお土産にしました。
・つたの滝近くの橋から川を覗き込んで、「川の水が白くて泡になってるよ」と勢いある川の流れに違いを感じる子ども達。
・枯葉の中から虫の声。「何の虫だろう?」と聞かれ、「コウロギ」「すずむし」と答える中、保育士が歌う ♪虫の声 をヒントに「まつむし」と答え、保育所で歌っている成果が見られ、その後、虫の声を歌いながら歩く子ども達。
・「ここ通ったことあるけど、知らなかった」がいっぱいあった今回の遠足。今まで園外に散歩に出かける機会はあったけど、いつもと違って発見や自分が住んでいる根羽について知る事が出来た遠足でした。子ども達には難しい話もあったとは思いますが、根羽村には昔から言い伝えられている素晴らしい場所がたくさんあるという事を、頭のどこかで覚えていてくれたら良いと思います。
・根羽村の名所についてお話ができる園長先生がいて下さることに感謝です。自分たちが住んでいる地域を知り、誇りに思う気持ちが育つように、今回のような活動をこれからも取り入れていきたいです。
・今回はお休みの子どもが多かったので、次はみんなでお出かけしたいです。
園の形態 | 普及型 |
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代表者氏名 | 保育所長 : 松下剛樹 |
運営法人 | 根羽村 |
運営法人代表者名 | 根羽村長 |
園の設立日 | 1970.4.1 |
認定日 | 2019.9.13 |
区分 | 保育所 |
住所 | 〒395‐0701 下伊那郡根羽村149 |
エリア | 南信 |
お問い合わせ先 |
TEL : 0265‐49‐2152 FAX : 0265‐49‐2152 MAIL : nebahoikusyo1107@mis.janis.or.jp |
定員数 | 未満児 : 人 3歳児 : 人 4歳児 : 人 5歳児 : 人 6歳(学童)以上 : 人 |
基本開所曜日 | 月、火、水、木、金、土、日 |
基本開所時間 | 7時30分~18時 |
延長保育の有無 | 要問合せ |
園児募集 | 要問合せ |
保育者募集 | 要問合せ |