2022年11月1日

テーマ：

植物・生物／人・地域／食

年　齢：

４歳児　5歳児

ねらい：

どんぐりを探して拾ったり、森を探索しながら地域の秋の自然に触れる。

“どんぐりの森”と呼ばれている地域のドングリの木のある職員の敷地に年中・年長クラスでドングリ拾いに行きました。

田んぼの畦を通り歩いていると、子どもたちのトトロの『さんぽ』の歌が聞こえてきました♪

「あるこ〜　あるこ〜　わたしはげんき〜」

「あるくの　だいすき〜　どんどんゆこう〜」

園を出発して、１０分も経たないうちに、“トトロの森”に到着です！

森にはかぼちゃのかぼすけとかぼじろうからの手紙がおいてあり・・・

 「ようこそどんぐりの森へ！」と書かれていました。

敷地内に小川が流れているので、注意しながらドングリを拾いました。

「み〜つけた！」

「こっちにもある！」

「あっちにもいってみよう！」　「そうだね！」

色々な型、色、大きさのドングリに夢中でした。

袋にどんどん詰めていく子、ひとつひとつ確認しながら拾っていく子と拾い方も皆違いました。

ドングリが袋に増えてくると・・・

今度は森を探索し始めました。

沢山の森の自然に触れられました。

探索中は前の田に大きなトラクターが来て、稲刈りを目の前で見ることができました。

園に戻り、手紙がついていたことを報告しました。

拾ってきたドングリは大事にお土産で持って帰り・・・

また園でもドングリを使った遊びを楽しみたいです！

自然に歌がでてきて・・・「トトロの道だね！」

子どもたちが名前をつけ、いつしかみんなの共通の道になりました。

「かぼちゃに顔ある！」　「名前もあるんだぁ〜」

手紙から、架空の存在にも親しみをもち、園に帰ってからも「かぼすけげんきかな・・・」「また会いに行こうよ！」

話題にのぼっています。

「おもた〜い！」　「手が痛いよ！」　「袋もちぎれちゃう・・・」

重さなど、いろいろなことを体感していました。

本当に沢山拾ったからだね・・・

「こんなに大きいのを見つけた！」

「まんまるだぁ〜」「帽子かぶっているね」

「これ穴があいている。虫が食べたのかな？」

虫食いの皮があり・・・

「なんだこれ？」　「宇宙人みたいだね！」

「こっち見てる〜」　「こわ〜い・・・」　「かわいいじゃん！」

「バッタの赤ちゃんみつけたよ！」

「みて〜みて〜！」　「おおきなミミズ発見！」

「このミミズ、ドングリを食べて大きくなったの？」　「そうかもね〜」

子どもたち同士のやり取りも膨らみます。

「セミが木にくっついたまま死んでるよ…羽とれてる、かわいそう」

「寒かったから死んじゃったの？」

「トラクターだ！！　おじいちゃんちにもあるよ！」

「がんばれー」　「どんどん、（稲が）なくなっていくね」

「お米になるんだよね！」　「“しんまい”っていうんだよ！」と年長さん。

園から徒歩１０分圏内の敷地で、安全にそして楽しくドングリ拾いや探索ができました。

拾い方や集め方は千差万別でしたが、自然物を探すことには体力も考える力も育まれると感じました。

思い切り動き回り、何かを探すために、ものすごい集中力を発揮したり、自分が発見した物を友達と教え合い、共有することで会話も弾んでいました。

これから自分の拾ってきたドングリを使って遊んだり、制作をしたりしていく事で、より想像力を働かせて遊んだり自分の作品に愛着を持ってくれると嬉しいです。