植物・生物 人・地域 キアゲハの成長

2022年8月5日

テーマ:
植物・生物/人・地域
年 齢:
3歳児
ねらい:
キアゲハの成長から、生き物に親しみをもつ

活動内容

近所にお散歩にでかけ、何かの幼虫を見つけました。キアゲハの幼虫です。

「何かいる!!」

「これと同じだ!」「これと一緒じゃない?」図鑑をみて、何の幼虫なのか調べてみました。

そして、みんなで飼ってみることに・・・。

子ども達のきづき

まずは一緒に過ごす”仲間”の幼虫に名前をつけることにしました。

2匹いたので一つずつ。図鑑で調べると、どうやらキアゲハの幼虫ということがわかりました。だからかな?一匹は『きあげはん』そしてもう1匹は『ぎんじ』・・・? あとから聞いた話だと、子どもは人参の葉っぱを食べるから「にんじん!」と言いたかったらしく、でも先生が「ぎんじ!」って聞き間違えたらしい・・・、でもかわいいからいいか!

「にんじん食べてるね!」「大きくなってる!」えさを食べる様子に・・・「うんちしてるよ!」ときにはそんな場面まで!子どもたち、毎日興味津々で観察します。

子どもたちは、図鑑のキアゲハのページを出しておくと、「これとおんなじだね」などと気づいたことを話したり、えさを持ってきてね、とお願いすると、お家の人と話をして。にんじん、にんじんのはっぱ、三つ葉などを持ってきてくれました。毎日、幼虫の姿を一生懸命観察しました。「食べてるね!」「食べてない・・・」

ある日・・・

「さなぎになった!!」今まで元気に動いていた幼虫が、さなぎになりました。その様子を、ケース越しに不思議そうに眺めています。何日もそのままです。「まだちょうちょにならないね」羽化する日を今か今かと待ちました。

そして・・・

「ちょうちょになってる!」待ちに待った、キアゲハの成虫との出会いです!!

でも狭い虫かごの中だと、いっぱいいっぱい飛ぶことができません。みんなで話をしてお外に逃してあげることにしました。

「なかなか飛ばないね」ケースのふたを開けましたが、外に出ようとしません。心配そうにのぞき込むみんな。

「あっ!飛んだ!!」「バイバーイ!」 元気に飛び出したキアゲハに、大きく手を振って見送ります。

「バイバーイ!バイバーイ!!」空高く飛んでいったキアゲハをずっと見ていました。「また遊びに来てねー!」

事例に対する保育者の思い

虫や生き物が大好きな子どもたち。お散歩先で捕まえてみたり、持って帰ってきて虫かごに入れて観察してみたりしていました。キアゲハの幼虫には、名前をつけることでより関心を持つことができていたと感じます。保護者の方にも写真を使って、子どもたちが大切に飼育している様子をお知らせるすることで、えさを持ってきていただくなどの協力をしてもらえ、園と家庭とのつながりが生まれ、親子の共通の話題にすることができました。もちろん、虫は苦手、という子もいましたが、成長を見守ることで自然と愛着や関心が生まれ、みんなが小動物にふれるきっかけとなりました。ちょうちょになり、みんなで喜んで旅立たせてあげられ、よかったな、と思います。子どもたちの住んでいるここ安曇野は、自然の宝庫です。「なんでだろう?」「どうなるのかな?」自然とのふれあいを通して、不思議に思う心、探究心がいっぱい育ちますように。

あずみのしりつたつみにんていこどもえん 安曇野市立たつみ認定こども園

園の形態 普及型
代表者氏名 園長 : 西村 由夏
運営法人 安曇野市
運営法人代表者名 安曇野市長
園の設立日 1982.4.1
認定日 2015.10.13
区分 認定こども園
住所 〒399-8204 安曇野市豊科高家151-1
エリア 中信
お問い合わせ先 TEL : 0263-72-5445 
FAX : 0263-72-5445 
MAIL : kodomoshien@city.azumino.nagano.jp
ホームページ http://www.city.azumino.nagano.jp/site/hoikuen/
定員数 未満児 : 21人 3歳児 : 30人 4歳児 : 30人 5歳児 : 30人 6歳(学童)以上 : 0人
基本開所曜日 月,火,水,木,金,土
基本開所時間 7時30分〜19時
延長保育の有無 要問合せ
園児募集 要問合せ
保育者募集 要問合せ