植物・生物 あおむし「ぷっち」の旅立ち

2022年7月22日

テーマ:
植物・生物
年 齢:
年少 3歳児
ねらい:
・身近な小動物に親しみ、喜んで世話をする。
・成長に興味をもち、命の大切さを知る。

活動内容

小動物探しが大好きな子ども達。青虫を飼い始めました。

最初は「はらぺこあおむし」と呼んでいた子ども達ですが「ぷっち」と名前をつけてかわいがるようになりました。

「ほら、ぷっちだよ」

みんなで餌のキャベツの交換を行います。

「穴がいっぱい開いてる」

「キャベツ入れよー」

「ぷっち食べてねー」

翌日「先生!ぷっちいなくなっているよ」と、大騒ぎする子ども達。

飼育ケースを開けてみるとビックリ!「さなぎになってる!」

何と!蓋の裏でさなぎになっていました。

さなぎになり動かなくなったぷっちを見て「ぷっち寝てるね」と小さな声で観察。

「はらぺこあおむし」みたいにちょうちょになって出てくるかな?

そして、数日後‥‥‥

「先生!見てー!!」「ぷっちがちょうちょになってる!!」

ついに、さなぎからちょうちょが出てきました。

あまりの嬉しさに近くにいた他のクラスの先生にも「ぷっちがちょうちょになった!!」と報告していました。

さて、ちょうちょになった「ぷっち」

「ぷっち、どうする?」と投げかけると子ども達からはすぐに「逃してあげる」という声があがりました。

広〜いお外に逃がすことになりました。

みんなでテラスに集まり、飼育ケースの蓋を開けました。

ところが、なかなかケースから出ない「ぷっち」‥‥‥。

「りす組さんが好きなのかなあ‥‥?」と言っている内に‥‥‥。

「わあ!飛んでった〜!」「ぷっち元気でね」「バイバイ」

ぷっちは無事に外へと旅立ち、みんなで「バイバイ」ができました。

 

その後も、みんなは残ったさなぎの殻に興味津々。

「空っぽだ」「ぷっちの布団?」などと話しながら見ていました

そして実はまだ、もう一つ、さなぎが残っていました。

このさなぎもいつかえるのか子ども達は楽しみにしていました。

そして、最後のさなぎにも その時がきました!立派なちょうちょ!

今回は当番のお友達が代表して飼育ケースの蓋を開けてくれました。

すると‥‥‥「わあ!ぷっちが出たー!」「待てー」と飛び出したぷっちの後を追いかけます。

ぷっちも子ども達の存在が分かっているのか地面すれすれを飛んでいきます。

「ぷっち!ありがとう!バイバーイ!」

しばらく みんなでぷっちの後を追いかけ、一緒に走って最後の時を楽しむことができました。

 

子ども達のきづき

青虫がさなぎになり、ちょうちょになることを知っている子もいれば、知らない子もいましたが、

自分達で育てることで、その成長を間近で見ることができました。

青虫によって大きさが違ったり、食べるものによってうんちの色も微妙に違ったり‥‥‥。

そんな発見もありました。

事例に対する保育者の思い

小動物のお世話や成長の観察を通して、生き物への興味、関心を深め、「小さな命」への優しさや思いやりが芽生えたら‥‥と、願い飼育を行ってきました。

みんなで「ぷっち」と名付け、成長を見守ってきたことで、虫が好きな子も苦手な子も愛着を持つことができたかと思いました。

これからも身近な小動物に興味をもち、友だちと様々な生き物の不思議さや発見を楽しんでほしいなと思います。

あずみのしりつありあけあおぞあらにんていこどもえん 安曇野市立有明あおぞら認定こども園

園の形態 普及型
代表者氏名 園長 : 小林 幹子
運営法人 安曇野市
運営法人代表者名 安曇野市長
園の設立日 2009.4.1
認定日 2015.10.13
区分 認定こども園
住所 〒399-8301 安曇野市穂高有明9511
エリア 中信
お問い合わせ先 TEL : 0263-84-5020 
FAX : 0263-83-8767 
MAIL : kodomoshien@city.azumino.nagano.jp
ホームページ http://www.city.azumino.nagano.jp/kurashi/kosodate/hoiku/renrakusaki/ninkahoikuen.html
定員数 未満児 : 21人 3歳児 : 40人 4歳児 : 40人 5歳児 : 40人 6歳(学童)以上 : 0人
基本開所曜日 月,火,水,木,金,土
基本開所時間 7時30分〜19時
延長保育の有無 要問合せ
園児募集 要問合せ
保育者募集 要問合せ