2022年7月6日

テーマ：

水／空・天気

年　齢：

２歳児

ねらい：

・色や感触に興味をもち、えのぐ遊びを楽しむ。
・自然事象に興味をもち、五感を使って感じることを楽しむ。

「今日は外にいけないね」とつぶやく子ども。

そう、今日は雨の日。

おもちゃで遊びながらも、時おり外を眺めています。

そんな子どもたちの姿に、そっとえのぐを出してみることに・・・

「わぁ。ついた！青だね」

「雨と同じ。水たまりができたよ」

「ぼくのね、雨の海になった」

最初はスタンプを使って遊んでいましたが、いつの間にか指にかわり、夢中になっています。

「手に雨がついちゃった～　キャハッハッ」

楽しむお友だちを見て・・・私もやってみよ～っと！

私はスタンプで～っと！

あっという間に自分の手にスタンプは広がっていき、試すことに夢中になる２歳児たち。

自分の手を眺めて、満足そうですね！！

えのぐ遊びが終わり、ふと一人のお友だちが「せんせーい　雨やんだよ！」

その一言でみんな外に出かける準備がスタート！

園舎の建て替えにて、仮園庭は園を出て道を渡ったところにありますが・・・

そこまでの道のりで水たまりを発見！！

すぐに近づくと、手でそっと触れてみます。

次は足で　”ピチャピチャ”

“ピチャピチャ”　は　“バシャバシャ”　に

水しぶきが顔にとんで「冷たーい！」と笑顔

こちらは水たまりを走りぬけますよ。「きもちいい～！」

試すようにそーっとお腹をつけて寝転んでみます。

隣にいたお友だちもまねっこ「キャハッハッ～」と楽しげな声があがりました。

園庭で遊ぶのは、また明日。

満足するまで、水たまりと仲良しの子どもたちでした。

部屋に戻り、乾いたえのぐの水たまりを見た子どもたちから、

「カエルもお水がすきだよ」

とのことで、カエルを作って飾りました。

子どもたちが朝から自然を観察し雨を感じるつぶやきより、室内でもつながるような遊びをと、えのぐを出してみました。

色、感触と自分なりに共通するところをイメージし、自ら遊ぶ2歳児。

雨がやんだと、自分たちで出掛ける準備をする姿に　“自然を身近に感じているんだな”　と感じました。

遊具で遊ぶのを楽しみに出掛けた子どもたちでしたが、同じくらい水たまりは自然が作ってくれた魅力的な遊び場。

発見した時のキラキラさせた目と、キャッキャッとした笑い声で、十分に子どもたちの気持ちが伝わってきます。

子どもたちのつぶやきや発見を十分に大切にし、一緒に自然を楽しんでいきたいと思います。