2022年3月10日

テーマ：

水／空・天気／つくる

年　齢：

５歳児

ねらい：

・冬の自然を思いきり感じ、友だちと工夫したり試したりしながら楽しむ。
・体を使い思いきり遊ぶ。

２月のある日のことです。プールの表面には氷が・・でも下は水があり上には乗れないので子ども達と考えて・・・水を抜くことに！

プールの水を抜いて、水がなくなったら

「くさい～！！」

水が少なくなるとにおいがきつくなってきました。

そこで・・・冬のプールそうじが始まりました。

水を全部抜いて→氷もとって→枯れ葉もとって・・・子ども達も「スケート場作ろう」と夢中でそうじをしていました。

（大人も子どもも夢中すぎて写真なし）

新しい水をいれて・・・「明日が楽しみだね」

次の日「あんまり凍ってないね」

次の日「この前みたいに厚い氷できないね」

毎朝一番にプールをのぞきに行く子ども達。

ある日「きのうお母さん（理科の先生）にどうしたら早く凍るか聞いてきたよ～塩入れるんだって！」とＹくん。

そこで、園長先生に塩をもらいに行きました。

プールに塩をまく子どもたち

いつの間にか・・・

「みたけうみ～」叫びながら塩をまく子ども達。

さあ明日は厚い氷はってるかな・・・

「あっ　凍ってる～！！」

年長さんの楽しそうな声にみんな集まってきましたよ～

スケートの始まりです！

「今日も凍ってるよ～」

「オリンピックみたいなすべりかた～」（スピードスケートかな）

「こおりのサッカー」

「これすべる～」

年中さんも真似してます。

毎日、登園すると一番にプールの氷チェックに行く子どもたち。

先生は入っていいかチェックも・・・

まず、子どもたちが入って氷の厚さチェック。

バリッと鳴ったら「今日は先生ダメー」と入場禁止。

音がしないと「今日は大丈夫だよ」と入場の許可がおります。

毎日あそんでいるといろんな発見も・・・

　　「ここはいつも一番凍ってる」

　「端より、真ん中の方がツルツルするよ」

「太陽があたってるからじゃない」

　「葉っぱの模様きれいだね。透けて見える」

　　「こっちが日陰で凍ってるね」

「雪が積もると滑らないね」と思ったら・・・

　「氷がなくなってる！！」

園庭に作ったすべり台でも・・

　　”リュージュ”

　　”ボブスレー”

　　”後ろ乗り”

ちょっとした坂もスノーボードのパークに

雪が降ると坂も長くなり・・・

　　年中さんも挑戦です。

　　先生だってやりたくなっちゃう。

　　ジャンプ台を作り出しました。

　　顔も真剣。

　　いつの間にか行列が・・

すべり台でも挑戦したくなり・・・

いつしか３つのスノーパークができました。

手前の滑り台が上級コース

真ん中が初級コース

奥のジャンプ台、中級コースだそうです。

疲れたら、みんなで作ったかまくらでひと休み。

西部の冬を大満喫中。

「節分が終わり春なのに雪降るね～」というつぶやきも・・・

雪・氷に触れながら、あそびをどんどん発展させていく子どもたち。発見もいっぱいで「そんな言葉も知ってるの！？」という発言にビックリする姿ばかりでした。

身近なオリンピックにも影響をうけあそびに取り入れていく姿は年長だなぁ・・・と思いました。

それを見て「自分も」とやってみたくなる年中の姿も異年齢で１年間関わってきた姿かなと思いました。

初めてそりに立って滑り始めた時は「危ない」「卒園前にケガしたらどうしよう」と不安でしたが、子どもたちの姿を見ているとちゃんとバランスをとり上手に滑べれていて、体がしっかりしてきていることを感じました。なによりものすごく楽しんでいて、笑い声がたえない日々。「危ない」と止めないで見守ってよかったぁ～と思いました。

「危ない」とすぐ止めるのではなく、見守り「ケガをしないためには・・・」と保育士が考え、子どもたちも自分で気を付けていけるような保育を心掛け、子どもたちはたくさん挑戦し、試していってほしいなと思います。