2022年1月13日

テーマ：

空・天気／つくる

年　齢：

3歳児

ねらい：

・友だちと一緒に作ることを楽しむ。
・風を受ける感覚を楽しみながら遊ぶ。

　童謡「お正月」を歌った際、「おしょうがつには　たこあげて～…」の歌詞を聴いて、「たこって何？」と興味を持った子どもたち。
「海のたこじゃない？」と想像する友だちや、「外で飛ばす凧揚げだよ！」と話す友だちもいました。また、「公園で飛ばしてるの見たことあるよ」との声もありました。
　そこで、袋を使って作ってみることに！

　クラスの友だちが家から持ってきてくれた「カラーセロファン」を使うと…

　目に当てて「黄色になってる」等と楽しみながら、切ったり貼ったりしていました。
　完成したら外で遊ぼうと思っていた矢先、「雪降ってきた！」
天気が変わりました。「風邪ひいちゃう」と話す子もおり、部屋で遊ぶことに。

　すると「風がないと飛ばない！」と気づいた友だちがいました。そこでテラスへ行くと「走ると飛ぶ(あがる)！！」と大喜び。保育士の「手をあげるとよく飛ぶよ」の声を聞いて、両手をあげている姿もあり、風を感じながら走っていました！
　次は晴れた日に園庭で飛ばすことを楽しみにしている子どもたちです！

・製作を楽しむ中で、カラーセロファンの色に着目する姿がありました。マジックペンで絵を描いた部分にセロファンを貼りつけると色が重なり、色の変化の気付いていました。

・突然の天候変化。「風邪ひいちゃう」という発言は、雪が降ると「寒い」「冷たい」という感覚を知っているからこその言葉でした。また、以前読み聞かせした絵本「ねずみのおいしゃさま」の、登場人物のねずみが、雪に濡れて風邪を引いたことを覚えていたのではないかと感じました。

・凧揚げの場面。「風がないと飛ばない」という気付きから、「走って飛ばそう(あげよう)」と、遊びの楽しみ方を発見していました。

〇素材の特徴を活かしながら製作する楽しさを味わってほしい。その中で友だちの発想にも興味を持つ姿を大切にしたい。

〇凧を手に持って走ることの楽しさに加え、風を受けて凧が揚がる楽しさも感じて欲しいという思いから、「手をあげるとよく飛ぶよ」等と、遊び方を伝えた。子どもの気付きや思いを大切にしながら、より遊びが深まるように声を掛けていきたい。