2021年12月3日

テーマ：

人・地域／食／つくる

年　齢：

全園児

ねらい：

・地域の方にしてもらったことや、おいしい給食が食べられることへの感謝の気持ちを持ち、プレゼントや言葉で伝える経験をする。

年長さんがが中心になって考えてくれた感謝祭の日。事前に小さい学年にも企画内容が伝えられ、それぞれの学年ごとにプレゼントを作って準備してきました。年長、年少が育てたポップコーンの種を給食先生がポップコーンにしてくれ、年長さんがカップに詰めてラッピングしたのを各学年に持たせてくれました。

ポップコーンとプレゼントを持って各学年、お世話になった地域の方々のお家に出発～！

【2歳児】

2歳児さんは、上郷木材の上にある広い草原の所有者である篠田さんのお家にいきました。篠田さんのお家に着くと、「こんにちは」「かわいいね～」と出迎えてくれました。

ちょっと緊張気味の子どもたちでしたが、「いつも遊ばせてくれてありがとうございます。」とかわいく伝え、作ったプレゼントを渡すと「はれ～、張り合いになるなぁ～！ありがとう♡」と喜んでくださいました。

お礼に伺ったのに・・・篠田さんからも、「みんなからももらったけど、おばさんたちも用意しといたでな～」と、なんと！お手紙つきの大きな洋梨をたくさん持たせてくださいました。「ありがと♡」と嬉しそうな子どもたち。お土産をいただいて喜んで帰ってきた2歳児さんでした。

【3歳児】

年少さんは、栗を拾わせてくれた中村さんのお家へ・・・。

きのこハウスでお仕事中の中村さんが、従業員の皆さんを呼んでくださり、子どもたちを温かく迎えて下さいました。

たくさん栗を取らせていただいたので、折り紙で栗を作り、はさみでイガを作り、かわいい「栗ガーランド」をプレゼントしました。中村さん、とても喜んでくださいました。

【4歳児】

年中さんは、サツマイモをたくさん分けてくださった年中児のまきちゃんのおじいちゃんの家に、柿、リンゴの折り紙、葉っぱの押し花で作ったプレゼントを持って行ってきました。「お芋をくれてありがとうございました～」と伝えると「どういたしまして～。かわいいな～」とおじいちゃんはニッコリ。そして、「ネギを持っていきな～」と、なんと！大きな立派なネギを3本持たせてくださいました。「ありがとうございます～」と嬉しい気持ちになって帰ってきました。

【5歳児】

年長さんは、早朝から野菜切りのお手伝い。包丁を使って、さつま汁に入れる大根とサツマイモをイチョウ切りにしました。「大根は切りやすいけど、お芋は硬い・・・でも、お汁に入れると柔らかくなるんだよね。」と、素材の違いや変化にも気づくことができたようです。

その後、シャインマスカットのぶどう狩りをさせてくれた、みれいちゃんの祖父母のお家へ。プレゼントを渡すとすごく喜んでくれて、「りんごと柿食べる？」と、食べさせていただきました。そして、畑になっていた柿もお土産に。「また、お礼にいかないとだね～」と帰ってきた年長さんでした。

給食はリズム室で異年齢チームに別れて会食をしました。お芋ご飯、年長さんが野菜を切ったさつま汁をおいしくいただきました。先生たちが「そんなに食べてだいじょうぶ～？」と心配するくらいよく食べました。

給食先生たちにも改めて感謝の気持ちを伝えると、「こちらこそ、いつも残さず食べてくれるみんなにもありがとね。」とお返しのありがとうをいただきました。あちこちで「ありがとう」の言葉をもらって嬉しい気持ちになった一日でした。

・「ありがとう～って言いたい。」

・「プレゼント渡したいな～」

・「喜んでもらいたい」

・「なんか恥ずかしくなっちゃった」

・「あぁ～、ドキドキした～」

・「うれしいって言ってた」

・「また、お礼に行かないとだね」

・「お芋ご飯おいしい～」

・地域の方に、感謝を伝えるってどうしたらいい？と自分たちで考えて、届けに行き喜んでもらえたことで、地域の方に親しみを持ったり、関わる嬉しさを感じたりできたのではないか。

・感謝祭を通して、何かしてもらったら感謝を伝えよう、お礼をしようという気持ちが育っていると感じる。

・地域の方との温かい関わりを経験することで、上郷は良いところだな、この地域は温かいなと感じるきっかけになっていくとよい。それが、人とのやりとりや社会性に繋がっていくのではないかと思う。