中信エリア
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2021年11月29日
秋が深まり、いよいよ雪が降り出しそうなある日の朝のことです。
葉が落ちた園のシンボルツリーの桜の木を見上げた子どもがつぶやきます。
「髪切っちゃったの?」
「木がはだかんぼうになっちゃったね。」
「ほんとだ、寒そう。」「毛布かけてあげたいね。」
園庭の真ん中にある大きな桜の木。いつもみんなと一緒です。
春は桜が満開で心がウキウキ。夏は木陰を作ってくれ、秋は色がきれいで心が和み、飾りにしたり。落ち葉を集めてかけ合ったり、おいしい焼きいもを作ってくれました。木を通して四季の変化を伝え、楽しませてくれています。
空は曇り空ですが、子どもの心の中は「何か楽しいことないかなぁ。」とワクワク晴れ模様です。
今日も園庭へ出て元気に遊ぶ子どもたちです。何やら楽しい遊びを見つけましたよ。
裏庭に行ってみると、いちょうの葉がたくさん落ちていました。
「わーーっ!黄色のじゅうたんみたい。」「お友だちよんでくるーー!!」
園庭のイチョウの木が黄色く色づき、落ち葉がたくさん!これはもう遊ばなくちゃ!
「太いところはどこかな」
「ここなら大丈夫」(ぶらさがれそうな太いところを探しています。)
『みさととうぶわんぱくだん』は木につかまって、ジャーーンプ!!
鉄棒で逆上がりができるんだ!けんすいが出来ます。(すごーーい!!)
ぶ~らん、ぶ~らん、ブランコだよ。
いちょうの葉っぱで花束をつくるよ。
きれいでしょう?
こんなにきれいな花束ができたよ!
「お母さんにプレゼントしよう」
素敵な花束の出来上がり☆
裏庭のいちょうの木の幹に一人の子がぶら下がってみました。見ていた他の子も「やってみたい!」
「台の上は2人ずつね」と、あそびの中からルールが生まれます。
いちょうの落ち葉が沢山落ちています。
「黄色いフカフカのベットだよ。」「あったかーい」
いちょうの葉っぱの形のせいかしら。どんどんアイディアが膨らみます。
「いちょうの漬物をつくりまぁす。」
(漬物を作ろうとするところが、さすが信州の子どもです。)
「いちょうの葉っぱの炒め物だよ、おいしくできるかなぁ。」
沢山の葉っぱを見て、どんどん作りたい物が浮かんできます。混ぜては思いついて、石や枝を取りに行きます。
(石はお肉だそうですよ。)
「せんせい、みててみて、おいしくできたよ。」「鍋を作ってあったまろうか!」
子どもと落ち葉をかけ合います。先生も負けませんよー!
保育士も子どもと一緒に夢中で遊びます。
お迎えに来たお母さんが、いちょうの葉の花束を見て、「素敵に出来たね、おうちで飾ろうね」ととても喜んでくれました。子どもは嬉しそうににこっとして「うん!!」と頷き帰っていきました。いちょうの木からの贈り物は、子どもを通してお母さんへの贈り物になりました。自然からの恵みは人と人を繋げ心を豊かにしてくれます。
自然の木は固定遊具と違い危険もあり、スリルもあります。保育士は見守り、時には手を貸しながら挑戦する気持ちに寄り添います。最初は体が強張っていた子も何度も繰り返し経験することで、体が軽くなりコツを掴んて行きます。子どもの「やってみたい!」「できた!」につながるようにこれからも支えて行きたいです。
信州の山には雪が降り積もり、いよいよ寒く長い冬がやってきます。「さぁ、今日は何をしようかな!」と、ワクワクしながら園庭へ出て行く子ども達の姿を見守りながら、寒さを感じながらも冬にしかできない自然あそびをこれからも楽しんで行こうと思います。
園の形態 | 普及型 |
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代表者氏名 | 園長 : 黒岩 貞孔 |
運営法人 | 安曇野市 |
運営法人代表者名 | 安曇野市長 |
園の設立日 | 1978.4.1 |
認定日 | 2015.10.13 |
区分 | 認定こども園 |
住所 | 〒399-8101 安曇野市三郷明盛1068-1 |
エリア | 中信 |
お問い合わせ先 |
TEL : 0263-77-2898 FAX : 0263-77-2898 MAIL : kodomoshien@city.azumino.nagano.jp |
ホームページ | https://www.city.azumino.nagano.jp/site/hoikuen/ |
定員数 | 未満児 : 27人 3歳児 : 40人 4歳児 : 60人 5歳児 : 60人 6歳(学童)以上 : 0人 |
基本開所曜日 | 月,火,水,木,金,土 |
基本開所時間 | 7時30分〜19時 |
延長保育の有無 | 要問合せ |
園児募集 | 要問合せ |
保育者募集 | 要問合せ |