2021年11月17日

テーマ：

植物・生物

年　齢：

１歳児

ねらい：

・どんぐりや落ち葉などの身近な自然に親しみ、触れながら遊ぶ。
・保育者や友達と一緒に遊ぼうとする。

暑かった夏も終わり、季節は秋。ようやく過ごしやすくなってきて、大好きな戸外遊びもたっぷり楽しめるようになってきました。子どもたちは、毎日好きな遊びを見つけ、のびのびと楽しんでいます。秋は、どんぐりや松ぼっくりなど魅力的なものも沢山あり、目を輝かせながら小さい手いっぱいに拾い集めている毎日です。

さみずっ子保育園の園庭には大きなどんぐりの木があります。子どもたちにとってはまさに天国！！

「あった～」「これ」「見て」と大切に1つずつ拾い集めています。中には、よーく吟味して割れているやつは、ぽい！と捨てて割れていないものを拾う子も。どう頑張っても1歳児の子どもの手なら２～3個が限界ですが、〝もっと欲しい。けど、自分で持ちたい。〟と葛藤中。拾っては落として、落ちたのを拾おうとして他のも落ちて…根気よくチャレンジしています。

持って帰ってきたどんぐりは、「どっーち」とどっちの手に入っているかゲームをしたり、おままごとの材料にしたり、ころころ転がしたりして楽しみました。そして、最近のブームは「どんぐりの殻むき」。

割れているところからむくのですが、硬さがあり難しいです。「出来ない！！」となることも多いですが、ちょっとお手伝いをしながらつるつるどんぐりを目指して一緒に頑張ってやっています。「とれた！」とうれしそうな顔が見れるとこちらまでうれしくなります。

他にも、

さつまいものつるを持って走ってみたり…。追いかけたり…。

電車にしたり…。

最初はなにこれ！？となったようで手を伸ばしませんでした。ですが、保育者に誘われて持ってみたり触ってみたりしたら面白かったようで、帰り道も握りしめたまま離さないほどお気に入りになったようです。

ちゃんと収獲したさつまいもも持たせてもらいました。

「おっきいね～」「いも！！」と何回も持ち上げてはおろしてを繰り返していた子どもたち。土がついた手もなんだか嬉しくて保育者ににここにこで見せてくれました。

落ち葉も大好きです。

たらいに集めてあるのを見つけると、一目散に駆け寄ってきて両手で持ってぽーい！投げることや葉っぱが降ってくるのを楽しんだり…。

はっぱお化け！？を片手に「わああああ」とお友達や保育者を脅かしたり…。

拾ってきたいちょうを自慢したり…。

「みてみて～」の声や笑い声がよく響いています。

進級当初は、怖がって触れなかった虫も

まだ、急に動くとびっくり！！なんてことはありますが、じーっと観察したり、スコップですくってみたり、触ったり、友達に見せてあげたりと少しずつ怖さが減ってきたようです。

「おにだぞ～」くっつき花も沢山見つけました。これがきっかけで、部屋でもおにだぞ～遊びがブームです。

自分たちで触れながら遊びながら、いろんなものの面白さや楽しさを経験しています。冬までまだまだ時間はありそうなのでいろんなものに触れながら保育者も一緒に楽しんでいきたいと思います。

・「トトロ！！」

確かにトトロが使っていた傘みたいに大きい葉っぱでした。葉っぱを持って2人でお散歩をして楽しみました。

・くっつき花はちょっとチクチクする。

・「虫さん怖くない」「ガブしない」実際に触ってたから分かるかることですね。

・「かいじゅうのたまごあった！！」

テニスボールの割れたもの。でも、子どもたちの目には怪獣のたまごに見えたそうです。子どもたちの発想は面白いな～と改めて感じました。

・日々の遊びや生活の中で、どんぐりや落ち葉といった様々なものに実際に触れてみることで面白さや楽しさに気づいている。保育者も一緒になって遊んだり、触れたりしながら子どもたちの発見やつぶやきを見逃さず共有していきたい。そして、身近な自然により興味をもてたらいいなと感じています。

・子どもたちの柔軟な発想を大切に、否定することなく受けとめ、自由に発想し、それを伝えることができる環境を整えていくようにしていく。

・子どもたち同士のかかわり、脅かしたり、「あそぼ」と誘ったり等する姿が増えてきているので見守りながらも、必要に応じて仲立ちしたり、気持ちの橋渡しをしていきながら、かかわりを広げていけるようにしていく。また、〝一緒に遊びたい〟〝同じことがしたい〟という気持ちからおもちゃの取り合い等のトラブルもあるので、相手の思いを短い言葉で伝えていき、相手にも気持ちがあることを知っていけるようにしていく。