2021年11月2日

テーマ：

人・地域

年　齢：

０．１．２歳児

ねらい：

身の回りに様々な人がいることに気づく。

朝晩の冷え込みが一段と厳しくなってきた信濃町。ここ数日はお天気も安定せず、寒暖差の影響もあり体調管理も難しくなってきますが、寒さに負けずに元気にすごしていきたいですね。

さて古間の未満さんは、ここ最近異年齢での交流が多く見られるようになってきました。どんな様子かというと・・・

２歳のお友達が「どうしたの？」と泣いている0歳さんを発見。

すると、少々考えた様子でおもちゃのお皿を手に持ち、自分の顔を隠して「いないいないばー！」をしてくれていました。泣いていた0歳さんは、すっかり笑顔になり、その様子を見たお友達も「笑ったね！」とにっこり笑顔で嬉しそう！

困っているお友達を思う優しい気持ちが伝わってきた場面でした。

またこちらではケラケラと楽しそうな声が・・・

様子を見ていると2歳さんが、扉を開け閉めしながら「いないいないばー！」

1歳さんはおもしろいのか「もう一回！」と何度も繰り返しお願いして楽しんでいました。見ていると決して力任せに扉を動かすのではなく、お友達の様子を見ながら優しく接している姿が見られました。

また別の日は、2歳さん同士で遊んでいます。みんなで長い線路を作り、その上を歩いて遊んでいたのですが・・・

バランスが取りずらく少々不安定だけど、そこがおもしろい！「落ちそう！！」「危ない！」「ゆっくり乗せよう！」とお友達同士でご飯を乗せて楽しんでいました。

一つの遊びから発展していき、みんなで遊ぶといろいろな発見があっておもしろい！と感じた場面でした。

1歳さんは同じ空間に友達や保育士もいるけれど、一人の世界で遊びたい遊びに夢中になりながら、様々なことを体験している姿があります。

一人一人のおもしろポイントがあり、様々な遊びを楽しんでいます。まだ言葉で表すことは少し難しいですが、表情やしぐさなどから気持ち汲み取り、言葉で代弁していくことを大事にしていきたいですね。

一人のお友達が筒におもちゃを流し、遊んでいると「お、おもしろそうなことしてる？！」ともう一人が覗き込みました。すると、お友達が見えて、目が合ったのか「わー！！」と手を叩き、嬉しそうに喜ぶ二人。その後も、他のお友達も駆けつけ、順番に覗き合って楽しんでいました。

偶然覗いたらおもしろいことを発見！し、友達との関わりっておもしろいなと気づいた場面でした。

室内でも様々な遊びを楽しんでおり、興味関心に沿った空間を作れるようアンテナを張っています。

また異年齢と過ごす中で、自分より小さなお友達だと認識し、自分の使いたい物や場所などがあるけれど、小さいお友達に譲ってあげよう、困っているお友達がいるから、助けてあげようという優しさが見られるお友達。自分だけの世界から、視野が広がり、相手が見えてきたからこそわかることであり、自分たちもお兄さん、お姉さんから優しくしてもらった経験があり見られる姿。

「未満児」という小さいお友達の仲ではありますが、大人が教えることではなく、子ども同士関わりあうことで育つ力だと感じました。大人はつい何でもやってあげなきゃ！教えてあげなきゃ！と思ってしまいますが、私たちの出来ることは、見守り、信じて待つ、とそう多く無いのかもしれません。今後も様々な場面で見守り、信じて待つことや、子ども同士関わる大切さ尊重していきたいと思います。