2021年9月24日

テーマ：

つくる

年　齢：

１歳児

ねらい：

・指先を使ってスズランテープを割くことを楽しむ。
・音楽に合わせて踊ることや、動いて鳴るぽんぽんの音を楽しむ。

少し肌寒く感じる日も増え、秋の訪れを感じる陽気になってきました。急な寒さにも負けず、あんず組の子どもたちは毎日元気に遊んでいます。

おやつの時にバナナの皮をむいたり、袋をつまんで引っ張って開けたりと、指先の使い方が上手になってきた1歳児さん。今日は指先を使った製作〈ぽんぽん作り〉に挑戦しました。
事前に保育士がつくったぽんぽんを飾っておくと、興味を持った子が寄ってきて、「（近くで）見たい！」と保育士に抱っこをせがんでいました。中には「これほしい！」と口にする子も…！飾られたぽんぽんを見ながら、1人1人に好きな色を聞いてみました。赤、黄、緑、白、青…と見事にバラバラの色を選んだあんずさん。紫色は誰も選びませんでした…。

制作日当日。自分で選んだ色のスズランテープを受け取ります。保育士が子どもたちの目の前でテープを割いて見せると、真似をして割く子、真似をしようとして上手くできない子、何が何だかわからなくて固まっている子など、子どもによって様々な姿が見られました。保育士も一緒に割いたり、切れ込みを入れてみたりすると、徐々に慣れて自分で割くことができるようになりました。
0歳さんもスズランテープを触ったり、保育士と一緒に割くのに挑戦してみたりしていました。

ぽんぽんが完成したらレッツダンス！！保育士が音楽に合わせてぽんぽんを振りながら踊ると、真似をしてシャンシャンと夢中でぽんぽんを鳴らす子どもたち。ぽんぽんをお友達の頭に乗せてサワサワと動かしてみる子もいました。

０歳児さんも音楽に合わせて手を叩いたり、身体を動かしたりします。いても立ってもいられず、立ち上がって歩き回る子も…！期待の新人パフォーマーですね。

とても楽しそうな顔で踊るあんず組の子どもたちでした。

スズランテープを割くことに挑戦している途中。最初はどこを持てばいいのか、どんな風に力を入れたらいいのかわからなかった子どもたちですが、保育士がやっている様子や上手な子の様子を見てやり方を吸収していきます。
見よう見真似でテープを両手で持って左右に引っ張ってみると、ピリピリッと2つに割けました。1度できると、もう一回やりたいといったような様子で何度も何度も同じ動きを繰り返します。

割く動きを繰り返す中で、「ここ、まだできるー！」と自分で割くことができるテープを見つけている様子も見られました。短い時間の中でも、子どもたちは様々な事を吸収していきますね。

ダンスの場面では保育士と同じ動きをする中で、ぽんぽんが触れ動く様子やカサカサとこすれる音を楽しんでいました。ぽんぽんを持つ手を上下にふりふり！左右にふりふり！子どもの動きに合わせてぽんぽんも色々な動きをしています。

ぽんぽんを振る子どもたちの顔はニコニコです。楽しいと感じることは何度も繰り返してみたくなりますね。

今回は子どもたちができるようになってきたことを取り入れつつ、子どもたちが楽しめるような活動は何かなと考え、ぽんぽん作りをしてみました。子どもたちにとって初めてのことで、最初はぎこちない感じで始まった活動でしたが、割くコツを掴むと集中して活動に取り組む子どもたちの姿が見られました。「やってみたらできた」から「たのしい、もっとやってみたい」に段々と変化していったのではないかと感じました。様々な経験を通して、子どもたち自身が楽しいと思えることを増やしていけるようにしていきたいです。

また、私が想像していたよりも子どもたちの力が強く、スズランテープをまとめる部分のテープの縛りが甘かったため、ぽんぽんがバラバラになってしまうことがありました。子どもたちの姿を把握して見通しを持って活動をするという部分がまだまだ甘かったと反省しました。これからも日々の保育や子どもたちの姿から様々な事を学んでいきたいと思います。