2021年8月19日

テーマ：

土／植物・生物／空・天気

年　齢：

5歳児

ねらい：

身近な自然の中で、友だちと一緒に見たり、調べたり、考えたりしながら、興味や関心を高める。

竹馬がスイスイ乗れるようになり、楽しくなってきた年長さん。

朝、竹馬で園庭をお散歩していると・・・

「先生～クワガタいた！！」

「メスだよ」

「竹馬乗ってて、この木じゃまだなぁと思ってＹｕちゃんと一緒にどかしたら下にいた！！」

嬉しさのあまり興奮ぎみに話すＹＯくん

「まだいるかなぁ～？」 「他に何かいるかなぁ？」

園庭探検が始まりました。

「カタツムリもいたよ」

「もうひとつのメスのクワガタ発見！！」

「まだいないかなぁ～」とみんなで探し中

「先生見て～　この花ふわふわぁ」

「あそこにあったよ」

「先生この花　何の花？」

担任は初めて見た花に答えられず・・・

いろんな先生に聞きに行きましたが、結局分からず図鑑で調べることにしました。

「これじゃない？」

「似てるけど・・・」

「キカラスウリの花かな？」「カラスウリかな？」

「でも花ふわふわしてるのに、図鑑のは細いよ」

「ちがうんじゃない」

図鑑と花を見比べながら、いろいろな意見が飛び交っていました。

「細い花もあるかもう一度見てみよう」とＹｏちゃん。

「そうだね」もう一度フェンスに行ってみることにしました。

「ないね～」と眺めていると・・・

「あっ！！あった」とＲくん

「これ見て」「図鑑と一緒じゃない？」

「ほんとだ！！」「キカラスウリの花だね」

みんなが納得した瞬間でした。

こちらでは・・・

「ポポの実発見！！」

「こんなに付いているのに落ちてこない」

ポポの実がほしくて・・・・

木を揺らしたり・・

木に登って採ろうとしている友だちを持ち上げたり・・・協力する姿もありましたが、ポポの実は採れず。残念。

今日、発見、収穫したものを・・・

クワガタの飼育ケースに入れ

「保育園の園庭みたい 」と楽しむ子どもたち。

せみの抜け殻も発見していました。

「細い花は葉っぱにかくれていて、なかなか見つからないね」

「ふわふわしている花の方が元気な花なのかなぁ？」

「おひさまあたると、ふわふわになるのかなぁ？」

「お水にいれたらきれいだよ」

「先生みて～」「お花の帽子」

手を後ろにまわして一生懸命つけていました。

「オスのくわがた嬉しくて土から出てきたよ」

以前からお部屋で飼っていたオスのクワガタは昼間あまり土から出て来ず、子どもたちもさみしがっていたのですが、メスとオスがそろって嬉しそうでした。

園庭でクワガタが捕れるなんて、すてきな場所に園があるなと思いました。

そして、フェンスにこんなに花が咲いていたのに気づかなかった保育士。自然への関心、気づきが乏しいなと子どもたちから、気づかされました。

暑い日でも木陰があり、さわやかな風が吹く園庭。夏も子どもたちといろいろな発見をして、ゆっくりと木陰で過ごす時を大切にしていきたいと思います。