中信エリア
TEL: 0263-82-5651 FAX: 0263-82-7252
2021年8月5日
朝、子ども達が騒いでいます。
A子:「先生、パンジーの葉っぱに変なのがいる!」
保:「え~何だろうこれ。(毛虫かな。触っちゃ危ないな。)」
隣のクラスの先生に、「これは毛虫じゃないよ。」と教えてもらった子どもたちは、
大喜びで、手に乗せたり腕を這わせたり… 。
「わ~ふわふわ!」「くすぐったい。」「かわいい~。」
朝、登園してくると、幼虫の入っている飼育箱をのぞくのが
子どもたちの日課になりました。
A子:「ねえ、この幼虫いつもと違うよ。」
B男:「ほんとだ!ぶらさがってるよ。」
C男:「どれどれ?ほんとだ、動かない。死んじゃったのかな。」
A子:触ってみる。「あ、動いた。死んでないよ。」
朝、飼育箱をのぞいた子どもたちはびっくり!
D男:「みんな!なんか大変なことになってる!」
E子:「なになに?え!オレンジ色!」
D男:「ね、かたちが変わってる!」
F男:「サナギだよきっと。大人になるんだよ!」
みるみるうちに、色はオレンジから茶色に変わっていきました。
所々、メタリックのように光っている部分があります。
G子:「先生、きらきらしてるよ。」
保:「本当だね。きれいだね。」
登園すると、ちょうどタイミング良く蝶々の羽化を見ることができました。
J男:「ねえ、このちょうちょ羽が折れてるよ。」
K男:「ほんとだ。かわいそうに…。」
J男:「ちょっと飛べるか試してみよう。」
飛ばないのを確認して…
K男:「花の蜜吸いにいけないじゃん。おなかすいちゃうよ。」
J男:「俺、ちょっと花とってくるわ。」
蝶々たちの巣立ちを見届けた後、
スミレの葉に、なんと小さな卵がついていました。
5日後、めでたく孵化しました。
まだトゲはなく、毛が生えています。
H子:「かわいいね~。」
I男:「やった~!また赤ちゃん生まれたね!」
スミレの葉を食べてすくすく育っています。
またきれいな蝶々になるのを、楽しみにしながら、子ども達も保育士も成長を見守っています。
・羽の折れた蝶を見つけた子ども達は、「飛べないんだね。」「おなかすいちゃうよ」と気づき、花があるところへ連れて行って蜜を吸わせようとしたり、毎日、園庭や家で摘んできた花を、飼育箱に入れてあげたりしていた。
・家で幼虫の名前を調べ、『ツマグロヒョウモンという蝶の幼虫』だということがわかり、みんなに教えてくれる子がいた。また、ツマグロヒョウモンの幼虫がスミレの葉を好んで食べることも知り、家の庭に生えているスミレの葉を、毎日摘んできてくれるようになった。
・保育士が、ああしようこうしようと言わなくても、幼虫や蝶の気持ちになって世話をしていた。
・分からないことは図鑑で調べるなどして、もっと知ろうとする気持ちや、何とかツマグロヒョウモンの役に立ちたいという気持ちが表れていた。
・ツマグロヒョウモンの蝶は、模様が一つでないことに気づいた子が、オスとメスで羽の模様が違うことを知り、友だちにも教える姿があった。
・保育士が色々な知識を学び自分の引きだしを増やすことは、やはりとても大切なことだと思った。子どもたちを見習って、『もっと知りたい』と思う気持ちを持っていきたいと思う。
・子どもたちのツマグロヒョウモンを思う気持ちは、保育士が想像したよりももっと深いものになった。
・羽の折れた蝶は、結局死んでしまった。がっかりする子も多かったが、それだけ蝶の気持ちに心を寄せていたのだと、子どもたちの心の成長を感じた。
園の形態 | 普及型 |
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代表者氏名 | 園長 : 桑嶋 由起子 |
運営法人 | 安曇野市 |
運営法人代表者名 | 安曇野市長 |
園の設立日 | 1955.4.1 |
認定日 | 2015.10.13 |
区分 | 認定こども園 |
住所 | 〒399-8304 安曇野市穂高柏原5217 |
エリア | 中信 |
お問い合わせ先 |
TEL : 0263-82-5651 FAX : 0263-82-7252 MAIL : kodomoshien@city.azumino.nagano.jp |
ホームページ | http://www.city.azumino.nagano.jp/kurashi/kosodate/hoiku/renrakusaki/ninkahoikuen.html |
定員数 | 未満児 : 54人 3歳児 : 60人 4歳児 : 76人 5歳児 : 60人 6歳(学童)以上 : 0人 |
基本開所曜日 | 月,火,水,木,金,土 |
基本開所時間 | 7時30分〜19時 |
延長保育の有無 | 要問合せ |
園児募集 | 要問合せ |
保育者募集 | 要問合せ |