2021年7月9日

テーマ：

人・地域

年　齢：

5歳児

ねらい：

地域の方と交流し、地域の昔話を知ろう

今年度は豊野地区に伝わる昔話について詳しい方にお願いして地域を巡り、昔話をしてもらえることになりました。

１回目の今回は南石の大日如来と辻の赤地蔵さんのお話を聞かせてもらいました。

地域の方と楽しく話をしながら現地まで散歩していきました。

「家はこの近くなの」

「いつもこの道を通って原っぱまで行くんだよ」

などと会話がはずんでいました。

「ここは大日如来さまが祭られていた場所です」

「昔、洪水が起こる前に如来さまのお告げによって逃げ、石村の人たちは助かったそうです」

「村の人たちを守った如来さまがあった場所です」

この場所は地滑りの危険のある時に避難してくる集会施設で、子どもたちは避難訓練の時に来たことがある場所です。今は大日如来さまは安置されていませんが子どもたちは良く話を聞いていました。

「これが赤じぞうさんです」

「顔も体も足もみんな真っ赤でしょ」

「昔、村の人たちに悪さをしていたガマ(ガマガエルのお化け)を退治してくれたと言われているおじぞうさんです」

「今もここを通る人みんなを守ってくれています」

赤じぞうさんを初めて見た子どもたちは興味津々で覗きこんでいました。

「なんかちょっと難しかった」と正直な意見もありましたが、少し難しい話も真剣に聞いていた子どもたちです。

何よりも地域の方とすっかり仲良くなり

「一緒にお散歩して楽しかった！」

「またお話を聞かせてね」

「今度はおじさんにもお話を読んでもらいたい」などと話していました。

保育士は豊野に伝わる昔話を聞いたことはありましたが子どもにはあまり伝えてきていませんでした。そこで今年度は地域の方を身近に感じられるよう地域の方と交流していきたい、子どもたちも地域に伝わる昔話を知り、興味、関心を持ってほしいと思い計画しました。

地域の方と一緒に現地に行き昔話を聞くことで地域の方や豊野の地域をより身近に感じることができたように思います。次回も地域の方からお話を聞くことを楽しみにしている子どもたち、次の場所でのお話も計画していきたいと思います。