土 植物・生物 水 空・天気 火 人・地域 ぶどうぐみ 生きもの王国

2021年7月9日

テーマ:
土/植物・生物/水/空・天気/火/人・地域
年 齢:
5歳児
ねらい:
・身近な自然と触れ合いながら、生き物に触れ、命の尊さや大切さを感じる。
・生きものに興味を持ち、観察したり、調べたりしながら友達と共有する。

活動内容

七月になり、信濃町でもプール開きが行われました。いよいよ水あそび!!

と思ったら・・・梅雨でなかなか水遊びができません。

「明日は晴れるかな?」と水遊びを楽しみにしている子ども達です。

 

そんな中、ぶどうぐみの子どもたちはますます生き物に夢中!!

前回5月にお伝えした、”かなへび”。一年前から大切に飼っていたカナヘビちゃんたちが今年も結婚するところが見れて大興奮だった子どもたち。

そしてついに!!カナヘビが卵を生みました。

5月31日の朝・・・「なんかチョウロちゃん(メス)のお腹が小さくなってるよ?」と毎日カナヘビを観察している子どもたちはすぐに身体の変化に気がつきました。「もしかして!!卵生んだのかな??」コケをめくって卵があるか確認・・・。

「あった〜!!」「3個あるよ」「でもひとつは少し色が違う・・・だいじょうぶかなぁ?」昨年も卵が4個あったのですが、同じように一つだけ色が違い、その卵だけ成長できずに赤ちゃんも生まれなかったのです。それを覚えていたのでしょう。心配そうに見つめていました。

6月17日・・・また卵が今度は4個!!続いて6月30日にまたまた4個!!

続く卵ラッシュに子どもたちは大興奮。嬉しそうに卵を見ながら、「早く赤ちゃんに会いたいな〜」とつぶやいたり、土を霧吹きで湿らせたり。朝登園すると「卵ちゃんおはよう!」と卵にも挨拶してくれる子もいます。

「かなへびちゃんってかわいくて大好き!」毎日一緒に生活して、世話をしているカナヘビに愛着たっぷりの子ども達です。

「私の手の中でおとなしくしてるんだよ。安心してるのかなぁ?」「そ〜っとなでてあげると目を閉じて寝ちゃうんだよ。」

「見てみて!!2匹仲良しだよ!!」

「水をかけてあげないと喉乾いてるよ。」

まるで、カナヘビを自分に置き換えて話しかけたり、自分がされて嬉しいことをしてあげたり・・・小さな生き物を大切に労りながら世話をしている子ども達です。

 

カナヘビを飼いながらも他の生き物にも興味津々な子どもたち。暖かくなり色々な生き物が出てきたことに大喜びです。

散歩に行くと・・・

やっぱり興味を持つのは、生き物!!「カエルをこんなに捕まえたよ。」田んぼにいるカエルを器用に網で捕まえていきます。おたまじゃくしもいましたが、すごい早さで泳いで逃げていき捕まりませんでした。「オタマジャクシってこんなに早く泳ぐんだね。」「きっとトノサマガエルのオタマジャクシだから早いんじゃない??」何人かで集まって話し合いをしていました。

「これのカエルはトノサマガエルみたい!!」飼育ケースによ〜く顔を近づけてカエルを観察。「これがお父さんでこれがお母さんだよ!」

 

さぁ、こちらでは何やら騒ぎ声が・・・!!

「来て〜!!」「早く捕まえて〜〜」「◯◯君を呼んで〜!!」なんとカナヘビがいたようです。さすが捕まえるのも上手になり見事子どもたちの手の中へ。

その後すぐこんな会話が。「ねぇねぇ、このカナヘビしっぽ切れてるね。」「きっと猫とか敵に襲われて逃げたんだよ。」「もう敵に襲われる心配はないよ。保育園にいるカナヘビと友達になってね。」お世話する気満々で保育園に連れて帰って来ました。

子ども達のきづき

ある日の出来事・・・

ふっと廊下に並んでる飼育ケースを覗いて、「ぎゃ−−−」と叫びそうになりました。なにが入っていたと思いますか??

 

・・・答えは・・・”ゲジゲジ”と”ハサミムシ”です。

 

慌てて「これ、どうしたの??!!」と聞くと「つかまえたんだ〜!!」と自慢げな子どもたち。

「逃してきて〜!」と言おうと思ったのですが・・・

「あのねゲジゲジのエサはクモとミミズなんだって〜」「今から捕まえにいくの。」「ハサミムシのエサはまだわからないからこれから調べるんだよね。」と生き生きと世話をしようとする子どもたちでした。

・・・ちなみにこの後入れたクモはいなくなっていて、しっかりゲジゲジが食べたようです。

 

またある日は、こんな声が。

「蝉の抜け殻が動いてる〜!!」

なんと、蝉の幼虫を見つけたのでした。

すぐに調べる子どもたち。「これはミンミンゼミの幼虫かなぁ?」

その後、飼育ケースに入れて羽化するか見守っていた子どもたちでしたが、紙芝居で土の中に6、7年いて、羽化してからは7日間しか生きられないと知り、外にそっと戻してあげた子どもたちでした。

事例に対する保育者の思い

生き物が身近にいる保育園。そのことが子どもたちにとって自然なことなんです。

少し前までは”捕まえる”ことが楽しくて観察したりしていましたが、だんだんと”生きてる”ということを理解し、関わったり会話していることも増えてきました。

「うんちしてる。人間と一緒だね。」

「この虫なに?」「みんな名前があるんだよ!」「図鑑で調べよう!」

「食べ倍ないと死んじゃうよ」「エサは何だろう?」

などなど。飼育ケースに入れた生き物にはエサを調べて入れたり、エサが分からないときは逃してあげたり。小さな命を大切にしながら自分や友達、家族なども大切にしていって欲しいなと思います。

しなのちょうりつかしわばらほいくえん 信濃町立柏原保育園

園の形態 普及型
代表者氏名 園長 : 柳澤 美香
運営法人 信濃町
運営法人代表者名 信濃町長
園の設立日 1963.7.1
認定日 2015.10.13
区分 保育所
住所 〒389-1305 上水内郡信濃町柏原2571-1
エリア 北信
お問い合わせ先 TEL : 026-255-3740 
FAX : 026-255-3740 
MAIL : kasiwa-h@town.shinano.lg.jp
ホームページ https://www.town.shinano.lg.jp/
定員数 未満児 : 30人 3歳児 : 25人 4歳児 : 25人 5歳児 : 25人 6歳(学童)以上 : 0人
基本開所曜日 月,火,水,木,金,土
基本開所時間 7時30分〜19時
延長保育の有無 要問合せ
園児募集 要問合せ
保育者募集 要問合せ