南信エリア
TEL: 0265-25-3707 FAX: 0265-25-3707
2021年7月2日
プランターのパンジーが枯れ始めると頃・・・今年もやってきました。
ツマグロヒョウモンの幼虫です。黒くて、オレンジの線があって・・一見「気持ち悪い!」と思われるかも。
しかし、昨年チョウになる!と知っている年長児は喜んで数を数えたり、触ろうとしていました。
しばらくするとプランターのフチにぶら下がり、幼虫の動きが止まり、オレンジ色になり、そして茶色のサナギになりました。
子ども達に羽化するところをみせたい!という年長担任は、なぜそうするかを話しながらプランターの周りに子ども達と網をかけました。
年中のAくんは幼虫の時からとても興味をもち、毎日一人でも様子を見ていました。
少しでも気付いたことがあると、保育士を呼んで伝えてくれ、それがまた友だちにも届き、網越しに様子を見守る日々・・・。
年長Bくんが家でツマグロヒョウモンを調べてきたと幼虫、成虫、サナギを自分で描いてきました。
「小さい人にも分かるように・・・」と看板にして貼り付けました。
ある日Aくんが気付いた!「チョウチョがいる!」と。その知らせにまず大興奮したのは保育士。
Aくんより大きな声で感動の声をあげ、その声に皆が集まった。
1匹が羽化し、チョウになっていました。すると、すぐに2匹目が羽化を始めました。
どんどんサナギの殻から出て羽を広げようと動く姿に大興奮の子ども達!
「がんばれ!」「もう少し!」と応援の声が・・・サナギの殻を落とすまで見守っいました。
そのうち、1匹が羽をパタパタさせると「きれい!」「オレンジだ!」「てんてんあるね。」「がんばれ~」とツマグロヒョウモンの動き一つ一つに子どもの声が聞かれました。
羽が広がり、きれいにツマグロヒョウモンの成虫になったチョウ。
「オス、メスがあるんだよ。」Bくん。羽の色や動きをよく見ていました。
午後になると羽が乾き、網の中を飛び交い始めました。
担任が明日から雨になることを話すと「濡れてかわいそう。」「逃がしちゃうのは嫌!」等の声が・・・
話し合いの結果、広いところで元気に飛び回ってね!と逃がすことにしました。
「バイバ~イ!」「あぁ!とんだ、とんだ。」「あ~ぁいっちゃった。」見送る言葉も様々でした。
毎日ツマグロヒョウモンの様子を見守っていたAくん。
翌日この日の体験を描いてきました。
・「うぇ~。」「毛虫?!」と気持ち悪い!と誰しも敬遠しがちな芋虫。しかし、チョウになることを知っていたり、じっくり見ることで子どもの気持ちも愛しいものに変わったり、興味が増し、出てくる言葉も「かわいいね。」「元気に動くね。」「早くチョウにならんかなぁ」etc・・・
幼虫の姿に一喜一憂するのものなった。
・いろいろな自然界の生き物に触れる中で、どのような目、気持ちで接するか?は子どものそれまでの経験や、保育士の声掛け、意識が影響することを改めて感じた。
・昨年、今年・・・と殿岡保育園に来てくれたツマグロヒョウモン。きっとどこにでもいるかもしれないが、この経験が殿岡保育園の初夏の定番になりそうだ。
園の形態 | 普及型 |
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代表者氏名 | 園長 : 宮﨑 千保子 |
運営法人 | 飯田市 |
運営法人代表者名 | 飯田市長 |
園の設立日 | 昭和51年3月31日 |
認定日 | 2017.10.27 |
区分 | 認定こども園 |
住所 | 〒395-0154 飯田市下殿岡1020 |
エリア | 南信 |
お問い合わせ先 |
TEL : 0265-25-3707 FAX : 0265-25-3707 MAIL : ns-tonooka@city.iida.nagano.jp |
ホームページ | http://www.iida-kosodate.net/ |
定員数 | 未満児 : 18人 3歳児 : 20人 4歳児 : 25人 5歳児 : 25人 6歳(学童)以上 : 人 |
基本開所曜日 | 月火水木金土 |
基本開所時間 | 7:30~18:30 |
延長保育の有無 | 要問合せ |
園児募集 | 要問合せ |
保育者募集 | 要問合せ |