2021年6月29日

テーマ：

土／植物・生物／水／空・天気

年　齢：

１〜５歳児

ねらい：

・水、砂、泥、泡などの感触を楽しみ、全身で味わう。
・友達や保育士とイメージを共有したり、一緒に遊んだりすることを楽しむ。

6月に入り、野尻保育園にも夏を思わせるような暑い日が増えてきました。

園庭では、子どもたちお待ちかねのどろんこあそびがスタート！

お家の方が用意してくれたどろんこあそび用の服に着替えて・・・。

これで濡れても汚れても大丈夫！

桜の木の実を拾い集め、色水遊び。

うまく色が出ないお友達に、

「潰しながらやるといっぱい色が出るよ」

とそばで優しく教えてくれるお友達の姿も見られました。

大きな穴を掘って、温かいお水をい〜っぱいに！

「あったか〜い！」

「本物の温泉みたい！」

体をざぶんと入れてその気持ちよさを味わっていました。

さらに温泉では”どろパック”のサービスも！

「はい、どうぞ〜！」

「どろパックで〜す！」

これでツルツルお肌になるかしら？（笑）

「足の温泉にしたい！」

ベンチをそばに運んで即席足湯。

足湯に行ったことがあるのかな？

子どもたちなりに身近な生活経験を遊びに取り入れる様子が感じられました。

温泉のお湯が多くなってくると、溢れ出ないようにダム作り。

初めは砂を山のように盛っていたのですが・・・、

最終的にスコップで周りを囲むダム（柵？）となり、子どもたちのアイディアが光る温泉に！

その後、園庭で見つけたドクダミの葉っぱ。

「いい匂いがする！」

「温泉に入れちゃおう！」

大きな温泉は薬湯へと変貌を遂げました。

（※調べたところ、汗疹を鎮めたり、お肌がツルツルになったりと、ちゃんと効能があるようですよ！）

どろんこあそびの一方で、石けんを使った泡遊びも盛り上がっています。

ネットを使ってゴシゴシと泡立て、おままごと。

「クリームできた！」

洗顔用のネットを使ってできた、固めの泡は・・・

本物と見間違うようなソフトクリームに！

「おいしそ〜！ペロッ！」

（※写真の角度で本当に口にしているように見えますが、実際は口に入れていませんのでご安心を！）

さらに、この時期限定でゾウさん滑り台がウォータースライダーに変身！

泥水に浸かるのは抵抗があるお友達も、無理なく全身で水に触れ、気持ちよさを感じることができているようでした。

この水しぶきが暑さを吹き飛ばしてくれます！

幼児さんに混ざり、未満児さんもどろんこあそびを楽しんでいます。

暑い日には吸い寄せられるように自然とお水の中へ。

つめた〜い、けど、きもちいい〜！

ちょっぴり緊張しながら、大きな温泉にも入ってみました。

お気に召したのか、この後、一緒に温泉を掘るのを手伝ってくれました！

幼児さんが使っているのを見ていたのでしょうか。

大きな竹を一生懸命運ぶ姿も。

大きなバケツに水を入れるお友達。

小さいながらにも、お友達とイメージを共有したり伝え合ったりしている様子がうかがえました。

色水を作る要領で、泡を作ってみたらどうなるだろう・・・？

泡遊びの中で、子どもたちの実験が始まりました。

ちょっと分かりにくいですが・・・、

ほんのり紫色に色付き、実験大成功！

他にも花や草を使い、たくさん試す姿が見られました。

また、ある時には、前日の雨によってできた水たまりに入り・・・

「あったか〜い！」

水たまりなのに・・・不思議！

おひさまに温められた水の温度の変化を感じていました。

お兄さん・お姉さんの姿を見て、水が流れる様子に興味を持った未満児さん。

温泉のお水をそ〜っとすくって・・・

竹にジャーッ！

思い描いていた水の流れはできたかな？

しばらくすると・・・

お水を大きなタンクに入れ、竹も角度をつけて、再挑戦！

迫力のある水の流れを自分で作り、間近で見て・・・

この表情！

お友達の姿が、別の子の意欲につながり、満足感や達成感を味わえる素敵な機会となったようです。

梅雨に入り、夕立など激しい雨や雷を経験する日も多くなってきました。

ある日、空を見上げて雲の変化に気づいたお友達。

「黒い雲が出てきた！」

午後になるとこの雲が広がり、激しい雨が！

子どもたちなりに、天気の変化や季節の自然事象を感じているようでした。

思い切り水、泥、砂などの感触を味わうことができるどろんこあそび。

子どもたちは毎回目を輝かせながら園庭へと向かっています。

「こうしたい」という子どもたちの思いが、応答性のある自然の中で、それぞれのイメージに寄り添い形となっていく、その楽しさや嬉しさを子どもたちなりに感じているのではないかと思います。

これからも、子ども一人ひとりの姿を丁寧に受け止めながら、五感を存分に使って様々な経験を重ねていきたいと思います。