2021年6月21日

テーマ：

土／植物・生物／空・天気／人・地域／つくる

年　齢：

3歳～5歳児

ねらい：

・地域にある「有形文化財」の杵原学校の中で、様々な体験をし、親子の触れ合いを楽しむ
・保育園のお友達家族を知り、親しみをもって関わる。
・「自然でビンゴ」などを通して、五感を使って自然に触れる。

飯田市山本にある国の有形文化財の「杵原学校」へ親子で集まり、「親子のつどい」をしました。

はじめに「親子でジャンケンだ」というゲーム。

くじを引いて出たカードから「おんぶ」「ぺんぎん」「肩車」のどれかを親子で行いながら歩いて、保育士とジャンケンをします。なかなか勝てずに何回も繰り返す中で、子どもはニコニコ、保護者の方はヘトヘト・・・でした。

次は「きねはらたんけん」の地図を見ながらオリエンテーリングをしました。

昔の木造校舎の中を探検します。校舎の前の桜が有名でその写真も展示してありました。

古い入口の戸の前で親子でポーズ

おうちからポーズを考えてきたお友だちもいましたよ。

「自然でビンゴ」では「きれい」「鳴き声」「おもしろい」「音」「におい」「ゴツゴツ」「木の実」「フワフワ」「？ふしぎ」という9つのキーワードのものを探し、1列が並んだらクリアです。

「音」というところでは、枯れ葉を手で握り「パラパラ」と音がするよ。と考えたお父さん、鳥の声も耳を澄まして、しっかりと聴き取っている姿、様々な木の実や自然物に触れ、ビンゴを埋めていました。

体験館ではモールを使って虫や花のブローチを作りました。

そして、お父さんたちに「父の日のプレゼント」を渡しました。

半日しっかり遊んで皆、大満足でした。

最後には毎日の保育園での「さようなら」のあいさつのように、年長さんが前に立って

「静かにしてください。・・・・さようなら」と言い。みんなで挨拶をして終わりとなりました。

とてもかっこよかったです。

杵原学校の廊下の突き当りにて・・・

この戸閉まっているけど、隙間から外が見えるよ。

昔の学校って木の机だったんだね。

座ってみよう！

「きねはらたんけん」の地図をもって・・・

「お父さん。ここでシールを貼ったら終わりだね。」

学校には「トイレの花子さん」がいるんだって。

ちょっと暗くて怖いけど・・・お父さんと一緒だから大丈夫

ほら、こんなにかわいいブローチ、お父さん作ってくれたよ。

「自然でビンゴ」の中で・・・

「シ～！なんの鳥の声かなー、聞こえるねー。カラスかなー。」

昨年はコロナ禍のためできなかった「親子のつどい」今年は屋外も利用しながら、市内にある「国の有形文化財」である「杵原学校」にて行うことができよかった。

同じ市内でもなかなか訪れたことのない場所で映画のロケでも使われたという趣のある場所で工夫をこらして楽しんでもらえたと思う。

職員が自然保育研修での学びを活かした「自然でビンゴ」ではお父さん方の柔軟な発想に驚かされ、やってみてよかった。日頃忙しい中で、このように子どもたちとゆっくり自然の中での時間を通して、共通の体験をしてもらい、穏やかな時を過ごしてもらえたと思う。

親子の集いの感想の中には「子どもたちが、また行きたいとリクエストがありました」「自然の中で感じる力を養うビンゴ形式の遊びも五感が付くので素晴らしい企画でした」「父と目いっぱい遊べて、すごく楽しかったようでずーっと話をしてくれました」など、保育士の願いを感じ取ってくださった保護者の方もいて、私たちが取り組んでいる、「いいだ型自然保育」を理解していただける、いい機会となった。又、折々にこのような自然に触れることの大切さを、保護者の皆さんにも伝えていきたい。

・モールを使った、「虫や花のブローチ作り」では子どものために必死になって

頑張って作るお父さん方の姿が、子どもにとっても心に残るものとなったと思う。

・最後に年長が前に出てきて「さようなら」のあいさつをした場面では、さすが年長さん

と思う姿を見せてくれ「成長を感じました」という感想もあり、うれしかった。