2021年6月23日

テーマ：

植物・生物／人・地域

年　齢：

２歳児　/　異年齢（４歳児・５歳児）

ねらい：

身近な生き物に興味をもったり、友だちと一緒に観察し、自分の思いを伝えようとする。

ポカポカ　温かい日

「いっぱいあそんでくる」と園庭に走っていく２歳児さんたち。

しばらくして、

「見て！お花みつけたよ。ここにつけて」とやってくるＥちゃん。

「これでいい？」の保育士の言葉に大きくうなづいてニコニコ笑顔。

それを見ていたお友だちも「ぼくもー」とシロツメ草を探しに走っていきました。

「あったよーほら！」とある場所は知っている子たち。すぐに見つけました。

「ここにもあるよ」夢中になって摘んでいましたが、ふと目線をあげると・・・

「なにしてるの？」

そこには、大きい組のお兄ちゃん、お姉ちゃんたちが網を持ってプールの中をじっと見ていました。

「おたまじゃくし　つかまえてるの！」

「ぼくたちもやりたい！」

「危ないから大きい子たちだけ！」

「みたい！みたい！おたまじゃくし！」

「カエルは？」と１・２歳児さんが集まっていましたよ。

すると、

「見せてあげるよ」と飼育ケースを近くに持ってきてくれ、捕まえると

「ほら、大きいの、いたよ」と小さい子たちに見えるようケースに入れてくれます。

「まっ黒だね」「まっくろくろすけ」

「しっぽ　ニョロニョロしてる」

「手があるよ」「大きいのと小さいのがいるね」

「あそんでるのかな」「カエルになるんだよ」

フェンス越しのケースの中をじっとみつめて、思いおもいに会話がとまりませんでした。

この日、

気持ちの良い日差しに誘われて各クラスで飼育されている生き物たちも外に出てきましたよ。

「なに　なに？ぼくみたい！」

「カニがいるよ」（サワガニ）

「ねえねえ　おいでよ！いっしょにみよう」とお友だちをよぶＭくん。

「ぼく　できるよ。カニさん　チョキチョキ！」

「こうやって　歩くんだよ」

「これは？」

「メダカだよ」近くであそんでいた年上のお姉ちゃんが教えてくれました。

「メダカさんお友だちいたね」

（二匹がよりそっていたのを見て）

「なに話してるかな？」とじっーとこの後、水槽の前から離れず見つめるＫくんでした。

いろいろなことに興味をもつ2歳児さん。毎日、戸外に出てあそぶ中、お兄ちゃん、お姉ちゃんたちのあそびにも興味津々です。

生き物の大きさ、色、特徴をじっくり観察しながら、しぜんと友だちのやりとりも増えていき、新たな発見を面白がっています。

見てみたい、触れてみたい、友だちに伝えたい思い、気づきを大切にしていきたいと思います。