空・天気 つくる おそらへとんでけ〜

2021年6月4日

テーマ:
空・天気/つくる
年 齢:
4歳児
ねらい:
・季節の行事に親しむ
・自分のイメージしたものを様々な素材や用具を使い作ってみる

活動内容

さわやかな風が園庭を吹き抜けこいのぼりが大空をおよいでいます。

大きなこいのぼりを見てこいのぼりの歌を口ずさむ子どもたち。真鯉のお父さんには「金太郎がいる!」「よろいかぶとだ!」と首が痛くなりそうなくらい上を向いて観察を続けていました。よくよく見ていると「小さいヒレがついてるよ!」との発見も!

飾っていないこいのぼりでこんな遊びが始まりました。

「こいのぼりにたべられたぁぁあ!!!」とこいのぼりの中に入ってみたり…こいのぼりを満喫中です。

そして、こいのぼりの絵本を読む中で「つくりたーい」と意欲がわいてきた子どもたち。

どんなこいのぼりがいいかなぁ・・・と話している中で「空を飛ぶやつ!」「これ(絵本に描かれている)みたいに!」「おおきいやつ」「家族の分もつくりたい!」とそれぞれ思い思いに話しだし、友だちの話も聞いてどんどんとイメージが広がっていきました。

いろいろな意見を聞く中で子どもたちと大きさや色など一人一人の作りたいものを聞き出しながら作ることにしました。さぁ、オリジナルこいのぼり作りのスタートです。

子ども達のきづき

障子紙を切って染紙をしていると、ピンクと黄色を選んだ子は「オレンジが見える!」と混ざり合う様子をじっくりと発見していました。じわじわと染まり、広げてみると色鮮やかな模様が浮かび上がり、「おかあさんのいろになった!」とつぶやき。イメージ通りになったかな?

こいのぼりの目はどんな形かなと実際のこいのぼりを見て、丸い目の型を鉛筆で型どり切ってみることに挑戦。丸く切るのは難しいですがはさみの反対の手を使いながら…

中には「笑ってる目〜!」と細く切ったものをつけたり、カラフルな色を組み合わせたりしていろいろな顔のこいのぼりが完成してきました。

そこから子どもたちは自分なりにこいのぼりを飾っていきます。

しっぽの切った部分をヒレに見立て貼ったり、うろこを描きたい!とクレヨンで書き足したり…本物のこいのぼりを見たり、自分のイメージのなかで”もっとこうしたい!”が出てきました。

きらきらの折り紙に自分でうろことなるなみなみの線を描いて切るお友だちのを見て「ぼくもキラキラつけたい!」と保育士と一緒に挑戦しています。どうしようかな…と思っていてもまわりのお友だちがヒントとなっているんですね!

初めは「先生、切れないよ〜」と困っていた子も一度知れば、「こうやってやるとよく切れるよ。」とお友だちに教える姿も見られました。コツをつかんでどんどんと吸収していく子どもたちに驚きの日々です。なかなかうまくいかない経験も子どもたちの力になっていくのですね。

ふきながしはこいのぼりの口に使った厚紙の残りを丸くし、キラキラテープをつけました。外でこいのぼりを泳がせてみると『パタパタ〜』といい音がなり、小さいこいのぼりが一生懸命泳いでいるようでした!「どうしてパタパタいうの〜?」と観察。「私も持ってはしりたい!」とお友だちに貸してもらい楽しんでいました。

でき上がったこいのぼりを見て、「新幹線みたい」と見立てると車輪をつけて、新幹線こいのぼりの完成!大好きなものを取り入れたオリジナルのこいのぼりになりました。

小さいお友だちにも見せてあげる姿も。本当にこいのぼりが泳いでいるように見せたかったのか、自分はしゃがんでお友だちに見えないようにしているのかな?

走っておよがせ、風を感じたり、中には止まって風を感じる姿も。

「こっちに泳ぐから、こっちに風くる?」と風がくる方向をさすお友だち。「風ってどこから来るんだろうね」とつぶやきも。そのつぶやきを聞いたお友だちは「やまからだよ」と話したり。

風とはどこからくるのだろう、と山々に囲まれた信濃町。どこからくるのかな、と不思議に思い、想像する子どもたちでした。

 

事例に対する保育者の思い

憧れのこいのぼりを作ってみたいという気持ちでいろいろな方法で作っていく子どもたち。

”子どもたちだけで”はまだ難しいですが、子どもたちの思いを聞き取りながらどんな風にどんな感じで作りたいかを一緒に考え、現実にしていくことの楽しさを感じていきたいなと思いました。

普段からお部屋に子どもたちが作りたいと思えるような環境を整えたり、様々な素材・用具を使うことができるようにしていきたいです。

そして、季節の行事の意味や由来を伝え身近に感じ、楽しんでいきたいなと思います。

また、「緑が増えてきたね。」「そうだね。」と身の回りの自然や生き物にも興味を持ち、季節の自然の美しさにも目が向いてきました。栽培や生き物の飼育をする中で自然やいのちの尊さも感じていきたいです。

しなのちょうりつかしわばらほいくえん 信濃町立柏原保育園

園の形態 普及型
代表者氏名 園長 : 柳澤 美香
運営法人 信濃町
運営法人代表者名 信濃町長
園の設立日 1963.7.1
認定日 2015.10.13
区分 保育所
住所 〒389-1305 上水内郡信濃町柏原2571-1
エリア 北信
お問い合わせ先 TEL : 026-255-3740 
FAX : 026-255-3740 
MAIL : kasiwa-h@town.shinano.lg.jp
ホームページ https://www.town.shinano.lg.jp/
定員数 未満児 : 30人 3歳児 : 25人 4歳児 : 25人 5歳児 : 25人 6歳(学童)以上 : 0人
基本開所曜日 月,火,水,木,金,土
基本開所時間 7時30分〜19時
延長保育の有無 要問合せ
園児募集 要問合せ
保育者募集 要問合せ