2021年3月8日

テーマ：

植物・生物／人・地域／つくる

年　齢：

5歳児

ねらい：

・忍法色変化の術を使って、マリーゴールド染めを楽しむ。
・小さいぐみさんへのプレゼントをつくる目的を持ち、卒園することに期待を持つ。

子ども達と話し合って、小さいぐみさんがおままごとのイスがほしいということで、

丈夫なイスを・・・と牛乳パックのイスを作ることになりました。

イスの周りには、運動会で忍者のにんまる・じゃんまるに教わった忍者修行色変化の術を使って、

和紙染めをすることにきまりました。

使うのは夏に収穫したマリーゴールドです。

マリーゴールドは冷凍庫に保存しておきました。（とっておいてよかったぁ）

煮だすと・・・

茶色に変わっていきました。

やり方は・・・「覚えてる！」

マリーゴールドの液につけて、

魔法の水につけると・・・

色が変わった！

乾いたので、のりで貼っていきます。

「できた！」「小さい組さん、喜ぶかなぁ～」

ある日、今まで、自分たちがしてもらってきた経験から・・・

「卒園する時に小さいぐみさんにプレゼントを作ろうよ！」という声が子ども達からあがりました。

「いいね～」「何つくろう？」とみんなやる気になりました。

たくさんの牛乳パックが必要になり、子ども達も家から牛乳パックを持ってきてくれました。

染めていく中で・・・

「あ・・・においがする」「このにおい！」

「あーくさい」

「なつもくさかったよね～」

「てのいろも、かわってきたよ・・・」

「きいろになった！」

「でも、こいきいろと、うすいきいろがあるね！」

「ほんとうだね！」「ふしぎ～」

「たくさんつけると、こくなるの？」

「もっとやって、ためしてみよう！」

「うわーきれい！」「たくさんできたね」

「のりがついたところ色が変わる」「ほんとうだ。ここついてない・・・」

保育士：「少し重ねて貼ってね。」

子ども達：「こう？」

「ここ貼る、あ、こうか！」と紙の向きも考えて・・・

年長さんだなぁ。

小さいぐみさんに何かをしたい思いの強い年長さん。小さいぐみさんのプレゼント、

しかも卒園の記念にとなると、さらにやる気になって作りました。

風の強い日の和紙染めは、手が冷えても何枚も染めました。

のりづけの時も、しわができないように、貼り残しのないように丁寧に貼りました。

そんな姿の一つ一つに子ども達の成長を感じ、うれしく思いました。

少し寂しく複雑な保育士の思いは気づかれないよう笑顔に隠して・・・

自信を持って卒園していってほしいと思います。