2021年2月6日
年が明け、元気に始まった今年もあっという間に1ヶ月が経ちました。
昨年から「鬼滅の刃」ブームで、鬼滅ごっこを楽しんでいた子どもたち。そのためか鬼にも興味や関心が高くなっていました。鬼滅ごっこで遊んでいる時は鬼になったり、鬼の怖さを話したりしながら楽しんでいた子どもたちです。
が‥‥‥節分となるとまた別のようです。
「2月になったら鬼が来るんだよね‥」と鬼が来るのを覚えていて、カレンダーを見ては、どの日かな‥あと何日くらいかな‥とドキドキしている子どもたち。
そんなある日、今年もやっぱり来ました!なまはげ軍団からの手紙が‼︎
園長先生が慌てた様子で各部屋に手紙を持ってやってきました。「大変だよ‼︎」
子どもたちは一気に表情が固まり、不安そうに‥
「怖い‥」と泣きそうになる子を見て、「鬼と戦えるように準備しなきゃ!」と言う子も出てきました。
まずは節分の絵本を見て、節分がどんな行事か知りました。そして、どんなものを鬼が嫌がるのかも確認して、早速準備に取りかかります。
「いわしの頭が臭くて嫌いだからにげてくんだって!」「いわしってどんな魚??どんな頭をしてるの??」疑問を感じるとすぐに図鑑を取り出して調べ始めるのは、さすが年長さん。
「柊の葉っぱはトゲトゲしてて刺さると痛いから逃げてくんだよ」葉っぱも調べて作りました。
今年も年長さんはマメマイター(鬼をやっつけてくれる正義の味方なんです‼︎)に変身して一緒に鬼をやっつける作戦です。
マメマイターのお面が出来上がると他の学年にも見せに回ってくれます。
年中さんも年少さんも一緒に自分たちの作った鬼のお面を被って豆まきごっこを楽しみました。「おには〜そと!!」
そして迎えた当日‥
朝から緊張の面持ちで登園する子どもたち。なんとこの日は朝から吹雪です。「山から鬼が降りてきそうな天気だよ」と窓の外を見てはドキドキ。そんなドキドキの中、子どもたちは怖さをまぎらわせよう、どうにか鬼がこないようにできないかと一生懸命考えました。
「そうだ、豆まきの歌を歌って鬼が来ないようにしたらどう??」
♪おにはそと〜ふくはうち〜♪
なんと一曲歌い終わると吹雪が晴れてきました!子どもたちの作戦成功‼︎
「鬼来ないかもしれないね!」‥と思っているとまた少しして吹雪‥「また歌おう♪」‥そしてまた歌うと不思議なことに晴れるんです!
嬉しくなった子どもたち、「もう今日は来ないかな??」外に出て確認。
すると!先に登場したのは正義の味方マメマイター‼︎「やったー!」と喜ぶ子どもたち。‥と思ったら後ろからなまはげ軍団がやってきました。
「キャー!」一斉に逃げ始める子どもたち。鬼の来ない遠くへ集まります。しかし!このままでは鬼をやっつけられない!
泣きながらも必死で豆を投げる子。
怖がりながらも勇気を振り絞り豆を投げる子。
みんなの懸命な戦いでなまはげ軍団がついに逃げて行きました!「やったー!」
マメマイター、ありがとう!
そしてこの日の給食は節分メニュー。”鰯のつみれ汁•ささみの金棒揚げ•長芋のかわり和え”どれも鬼にちなんだメニューです。
「これが鬼の嫌いな鰯の匂いかぁ‥」よーく匂いを嗅ぎ、確かめています。食べてみると‥「美味しいよ!」‥そしてすぐにまたこう一言。「良かった〜美味しいってことは僕は鬼じゃないってことだね!」
「わぁ。ほんとに鬼の金棒に似てるね!よーし、鬼が金棒を振り回せないように早く食べちゃお‼︎」
鬼が逃げて行き安心した子どもたち。かわいいつぶやきがたくさん聞かれた昼食の時間でした。
鬼の苦手な鰯の頭と柊の葉っぱを作っていた年中さん。これを部屋のドアに貼っておけば鬼は入ってこれないから大丈夫‼︎
そこで気がついた子が。「小さい組さんを守らないと!」と、未満児組の分も作り届けました。
「これを窓に貼っておくと鬼が入ってこないよ。」「鰯の頭が臭くて柊がトゲトゲで守ってくれるよ。」興味津々で聞いてくれた未満児組さんでした。
そして、豆まきを終えた後には、「鬼はどこに帰ったの??」「黒姫山だよ」「なまはげだから秋田だよ」子どもたちの想像は膨らみ会話も弾みます。
「じゃぁ、マメマイターはどこに帰ったの?」「来るのがなまはげ軍団より少し早かったから‥」「秋田より近い長野??」こんなかわいい会話もありました。距離感も少しずつ感じ取れるようになってきました。
「マメマイターにまた来てほしいね。」「じゃぁ、手紙書いたらいいんじゃない?」「書きた〜い!」
ということでマメマイターに手紙を書き始めた子どもたち。感謝の気持ちや伝えたいことを文字や絵で一生懸命に表現しようと奮闘していました。
園長先生に、「マメマイターに届けてください!!」と渡しました。
伝統行事である節分。どんな由来があるのか、なぜ豆をまくのか、鬼とはどんなものなのか、など絵本を読んだり話し合いながら、行事の意味や目的を大切に子どもたちと準備を進めて来ました。
節分が近づくにつれて、昨年のことを思い出しては準備を進めていた子どもたち。「鬼をやっつけるにはどうしたらいい?」「イワシってどんな魚だっけ?」「昨年こんなことやったよね!」分からないことや疑問は自分たちで絵本や図鑑を使って調べようとしたり、友達や保育士に相談したりなどして、解決しようとする姿が見られるようになってきました。
また今年もなまはげ軍団がやってくるとドキドキしていた子どもたちですが、自分たちで鬼をやっつける方法を考えていました。困ったことや不安なことにも立ち向かっていけるような、手助けをしていきたいなと思いました。
年中さんはマメマイターに変身して、守ってくれた年長さんに憧れて、「年長さんになったら今度は小さい子を守らなくちゃね!」とはりきる様子も見られました。年上の子に憧れたり、年下の子を思いやったり・・・一つの行事を通して異年齢で関わることの素晴らしさを感じました。
園の形態 | 普及型 |
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代表者氏名 | 園長 : 柳澤 美香 |
運営法人 | 信濃町 |
運営法人代表者名 | 信濃町長 |
園の設立日 | 1963.7.1 |
認定日 | 2015.10.13 |
区分 | 保育所 |
住所 | 〒389-1305 上水内郡信濃町柏原2571-1 |
エリア | 北信 |
お問い合わせ先 |
TEL : 026-255-3740 FAX : 026-255-3740 MAIL : kasiwa-h@town.shinano.lg.jp |
ホームページ | https://www.town.shinano.lg.jp/ |
定員数 | 未満児 : 30人 3歳児 : 25人 4歳児 : 25人 5歳児 : 25人 6歳(学童)以上 : 0人 |
基本開所曜日 | 月,火,水,木,金,土 |
基本開所時間 | 7時30分〜19時 |
延長保育の有無 | 要問合せ |
園児募集 | 要問合せ |
保育者募集 | 要問合せ |