空・天気 人・地域 雪って「つめたーい」!

2021年1月20日

テーマ:
空・天気/人・地域
年 齢:
0・1歳児
ねらい:
・冬の自然に触れながら、伸び伸びと体を動かして楽しむ。
・保育士と友達と一緒に、見たり、触ったりするなかで、雪を知る。

活動内容

年末年始を中心に大雪に見舞われた信濃町。園庭には、真っ白の雪と大きな雪山が!

1歳児さんは、外を見て「ゆきだ!」と大喜び。「お外行く?」と毎日外遊びを心待ちにしています。

一方、0歳児さんは、なんだろう‥・と不思議そうな表情で外を眺めています。

 

初めて雪と触れ合う0歳児さん。雪に対して恐怖心や嫌悪感を抱かないよう、お部屋で雪に触れることから始めてみました。

興味津々に触れてみる子、怖くてお部屋の隅に逃げる子。雪に対する子どもたちの反応は様々です。

雪に慣れている1歳児さんは、手だけでなく足もつかってダイナミックに!

ゆっくりと雪に触れるなかで、雪を遠ざけていた子も雪を持てるようになってきました。

楽しそうに雪と触れ合うお友達の姿に、心が動かされていったのかもしれませんね。

 

雪に少しずつ慣れてきた子どもたち。いよいよお外へ!

ふかふかの雪にこの表情♪

雪の感覚を楽しんでいるかのように、何度も足踏みしています。

スキーウェアを着て、雪の上を歩く。大人でも大変ですよね。

足をあげて、よいしょ!よいしょ!小さな体で力いっぱいに進みます。

保育士の真似をしながら、雪を投げたり、握ったり。

スコップも使って、何ができるかなぁ〜?

みんなで「せーの!」「えいっ!」

サラサラの雪をお空に向かって投げれば、太陽に反射してキラキラの雨のように☆

「つめたーい!」「雨だー!」

たくさんの感情が溢れ出します。

今日のご飯はシチューだよ、と子どもたちに伝えると、シチュー作りが始まりました。

年長のお姉さんがお手伝いをしてくれました。

子どもたちの遊び方で、雪は雨にも、食べ物にも変身します。どんどん子どもたちのイメージは膨らんでいきます。

 

1歳児さんは・・・なんと!とっても大きな雪山に挑戦!

身体を傾けて、足に力を入れて、手もつかって。

上手く登れず、保育士に助けを求める女の子。保育士が助けにいこうとすると、男の子が「あ!」と言って女の子の元へ。

さっと手を差し伸べました。

とっても微笑ましい光景ですよね。

自分で体験したことを、友だちにも伝えていこうとする。助けたいという気持ちが自然と芽生える。雪遊びを通して、協調性も育まれていくのですね。

雪山の上にいる子が「やっほー!」と声をかけると、下で待っている子が「おーい!」と手を振る。

心がほっこりするようなやりとりも、沢山みられますよ。

子ども達のきづき

雪に触れる子どもたち。

手で触れるだけでも「つめたい」「ツルツル」「サラサラ」「なくなっちゃった」などという言葉が出てきます。

言葉でなくても、眉間にしわを寄せたり、手足をバタつかせてみたり。身体全体で感じたことや、考えたことを表現します。

足で踏んでみたらどうかな?

「ふわふわ」「固いね」「ギュッギュッ」

足の裏からの感覚、耳をすませて聞こえる音。

五感をつかってたっぷりと雪に関われば、沢山の新しい発見が!

雪山を滑ってみると・・・?

「こわい」

繰り返し滑っていた子からも「こわい」という言葉が。

その言葉には、最初よりも急斜面になったことのほか、雪質が変化したことにより、滑るスピードが早くなった、という気づきが込められているのではないでしょうか。

積もったばかりの時は、ゆっくり滑れた雪山も、踏み固められ、ツルツルに。

直接触れ、体験してみたからこそ分かる気づきですよね。

これから子どもたちが、どんな気づきをしていくのか楽しみです。

事例に対する保育者の思い

雪国で育った私たちにとって『雪遊び』は冬遊びの大定番。しかし、雪のない地域からみると、雪はとっても貴重な保育資源です。

雪は、多くの遊び、感情、力を生み出します。雪に触れてみる→五感をフルにつかう→感情が溢れ出す→言葉や表情、身体全体で思いを伝える→共感する→一緒に遊ぶ→遊びの発展、などという「雪」を通して、力が連鎖していく様子が感じ取れました。また、雪は歩くだけでも体を想像以上につかいます。子どもたちの姿を通して、身体面、精神面ともに子どもたちの力が自然と高まる雪は、とても重要なものであると感じました。

信濃町の恵まれた環境を存分に活かし、子どもたちと一緒に、長い冬と雪を楽しんでいければと思っています。

 

しなのちょうりつかしわばらほいくえん 信濃町立柏原保育園

園の形態 普及型
代表者氏名 園長 : 柳澤 美香
運営法人 信濃町
運営法人代表者名 信濃町長
園の設立日 1963.7.1
認定日 2015.10.13
区分 保育所
住所 〒389-1305 上水内郡信濃町柏原2571-1
エリア 北信
お問い合わせ先 TEL : 026-255-3740 
FAX : 026-255-3740 
MAIL : kasiwa-h@town.shinano.lg.jp
ホームページ https://www.town.shinano.lg.jp/
定員数 未満児 : 30人 3歳児 : 25人 4歳児 : 25人 5歳児 : 25人 6歳(学童)以上 : 0人
基本開所曜日 月,火,水,木,金,土
基本開所時間 7時30分〜19時
延長保育の有無 要問合せ
園児募集 要問合せ
保育者募集 要問合せ