2020年12月25日

テーマ：

土／水／空・天気／人・地域

年　齢：

4歳児

ねらい：

•冬の自然に触れ、不思議さや変化を感じ、冬ならではの自然事象に気付く。
•寒さに負けず、戸外で思い切り体を動かして遊ぶ。

今年は冬の訪れが早く、12月の半ばになると、辺り一面真っ白‼︎一気に雪国になった信濃町です。

11月の終わりには、まだこんな風景でした。動くと暑くなり衣服を調整しながら、土手でお尻滑りを楽しんでいます。

しかし‥寒波が押し寄せ‥12月には一気に寒くなり、霜が降りたり、霜柱が出てきたり、うっすらと雪の積もる日も出てきました。

少し前と園庭が変わっていくのを見たり触れたりしながら、冬の訪れを感じていました。

「踏むとシャリってするね」と夢中で霜柱を踏み続けます。

うっすらと雪の積もった日‥「雪積もったね」「雪遊びしようよ！」「手袋とかウェアー持ってきたよ」と雪遊びするのを楽しみに登園してきました。

しかし、少しするとおひさまが出てきて園庭の雪は解けて水たまりに。雪遊びはまた次回かな〜と思っていると、「早く雪遊び行こうよ！」と雪遊びする気満々の子ども達。

「園庭見てごらん。」と声をかけると、「お庭はぐちゃぐちゃで遊べないけどわくわく広場なら雪まだあるよ！」としっかり園舎裏の広場を観察済みで発言していた子ども達。

それでは‥とわくわく広場へ‼︎待ちに待った雪に興奮が抑えられずに、すぐに雪を触ったり、踏んだり、投げたり‥感触を楽しんでいました。

しかし‥10分くらい経つと‥「冷たぁい！」「手が痛い！」雪の冷たさや濡れると冷えることも思い出したようです。「次は手袋とウェアー持ってくる！」

そしてその何日か後には‥

こんなに雪が積もりました！日に日に増えていく雪に遊び方も変わっていきます。

「ここ滑る！」「氷があるんだ」みんなで氷を囲んでツルツルする氷の感触を楽しんでいます。

新雪のたくさん積もった日には、「やったー‼︎」と雪に向かっていきますが‥「わぁ〜歩きにくい〜」なかなか思うように前に進めません‥。

「道ができたよ！」

ソリ滑りやお風呂作り、雪合戦、などなど・・・色々な遊びを楽しんでいます。これからまだまだ雪遊びが広がっていくでしょう。

雪で遊ぶうちに、日によって雪質が違うことにも気づいてきました。

「転がすだけで雪玉になるねぇ！」水を含んだ雪。簡単に雪だるまが作れました。その雪だるまを部屋の中からも見える場所に置いておきました。

「お昼寝から起きてもまだ雪だるまあるかなぁ？？」と解けてしまわないか気にしています。

お昼寝起き‥

「すごい！草の上の雪は解けてるのに雪だるまは残ってるよ？？なんでだろう？」雪だるまだけ解けずにいることに不思議そうでした。この日は金曜日、その週明けもしっかり覚えていて登園するとすぐに観察！「あー、雪だるまいなくなっちゃった」と、残念がっていました。

またたくさん積もった日にも雪だるまを作ろうとした子ども達ですが、なかなか雪がうまく丸く固まりません。「なんか今日の雪サラサラしてるね」

「今日の雪はフカフカ‼︎お布団みたい！」と雪の上に寝てみます。

日によって雪が違うことに少しずつ気づき、「今日の雪は‥」と感触を確かめたり、感じたりしています。

幼児さんが遊ぶのを窓から眺めていた0、1歳児さん。「小さい子たちも雪触りたいかなぁ？？」窓越しに雪玉を見せてあげると、興味津々に手を伸ばしてこの表情！

冷たさに驚いた表情でしたが、すぐに自分の手の中で確かめてみたくて大切に手のひらに乗せていました。

「私も欲しいなぁ」「冷たいー！先生、見て見て！」手にしっかりと握ると、嬉しそうに担任の保育士に見せていました。

こちらでは、ソリ遊びを楽しんでいますが、雪山の上で1人で上手く乗ったり滑ったりが難しい年中さん。「あー、倒れちゃうー！」

すると、それを見た年長さんが来て、ソリを押さえたり、押したりしてくれました。「ねぇねぇ、僕はこっち側を持つから、〇〇君は向こう側をお願い！」

さすが、1番大きな年長さん。自分より小さい子を優しく助けてくれました。

数日後、年長さんにしてもらったことを思い出して年中さん同士でも押さえたり押したりしながら上手にソリ遊びをしていました。

”雪”と一言で言っても、日によって雪質は様々。それなので、遊び方も日によって変わってきます。フカフカの雪の時には雪の上に寝てみたり、スコップで雪山を作ったり・・踏み固められてくるとソリ滑りや色水を使ってお店やさんをしたり・・水を含んだ雪だと雪玉を作って雪合戦や雪だるま作り・・などなど、子どもたちが雪に触れて、遊んでるうちに色々なことを学んでいるんだなと驚かされます。じっくりと遊び込める時間を作り、雪の不思議さや面白さを友達と味わって欲しいです。

雪の多い信濃町。信濃町ならではの自然の中での遊びを大切にしていきたいと思います。