土 植物・生物 火 人・地域 食 美味しかったさつま芋

2020年12月28日

テーマ:
土/植物・生物/火/人・地域/食
年 齢:
全年齢
ねらい:
・食べ物のでき方を知り、育てて収穫する喜びを経験する。
・自分達が育てた野菜を収穫し、調理・食べる経験を通して、食べ物に興味を持つ。
・焼き芋の準備から関わり、実際に食べることで調理前後の様子を五感を使って味わう。

活動内容

〇苗植え

春の温かい日、子ども達は保育園の畑にさつま芋の苗を植えました。

園長先生に教えてもらいながら、順番に植えました。まず黒いビニールの穴の中に苗をそっと寝かせてあげます。

寝せて植えるのは、脇から根が出てくるからです。

その上に土と葉っぱのお布団をかけて、お水もたくさんあげました。

「おおきくなりますように!!」のおまじないも忘れません。

 

根付くまで、年長さんや年中さんが毎日お水をあげて、さつま芋の生長を見守りました。

「どれくらいおおきくなったかな?」「葉っぱがいっぱい出てきたね」

土の中の様子が気になるようです。

 

〇芋ほり

子ども達がたくさんお水をあげてくれたおかげで、お芋はぐんぐん大きくなりました。

10月になり、みんなでお芋ほりをしました。

3歳以上児さんで苗を一つずつ担当し、手で土をかき分けていきます。

「あった!!」「見て、こんなのあったよ」

大きいお芋や小さいお芋、まっすぐなお芋や丸いお芋。

いろいろなお芋が出てきました。

顔と大きさを比べてみたり、お互いに見せ合いっこをして盛り上がっていました。

 

芋ほりの後は天日干しして、お芋が甘くなるのを待ちました。

遊んでいるときもお芋が気になる子ども達。

「甘くなったかな?」と様子を見に来ていました。

 

お芋と一緒に採れた葉柄とつるも使いましたよ。

葉柄はおうちへ持ち帰り、調理のレシピも配っておうちで食べてもらいました。

つるはいろいろなことに使いました。

両端を引っ張って綱引きをしたり、並べて長さ比べをしたり。

丸を作ってケンケンパーもしました。

また、木と木に渡したつるにブルーシートをかけて秘密基地も作りました。

 

〇焼き芋大会

前々日にみんなでお芋を洗って、いよいよ焼き芋会本番です!!

お芋を洗っている時から「もうすぐ焼き芋会で焼き芋食べるんだよね?!」と楽しみな様子の子ども達。

当日はお芋を準備している時からテンションが高めでした。

準備ができたクラスから頃合いになった熾火の中にお芋を投げ入れていきます。

火が恐くて近づけない子もいましたが、みんな無事に火の中に入りました。

「おいしくなぁれ♪」

 

焼けるまで待っている間に綱引き大会と全園児でのお散歩をしました。

年長vs年中、年少&2歳児vs年少&1歳児、最後は年長vs先生達です。

みんなで応援して、みんなで頑張って、とても盛り上がりました!!

その後は3つのコースから好きなところを選んで行くお散歩です。

天気も良く、いろいろな景色を楽しみながらお散歩に行ってきました。

園に帰ってきた子ども達は焼き芋のことしか頭にありません。

「焼き芋できた?」「早く食べたい!!」

期待感でいっぱいです。

お部屋の前のお外にみんなで座って、焼き芋を食べる準備万端!!

「いただきます」をしてアルミホイルを開きました。

「うわぁ~」「いいにおい」「おいしそう!」「あつい、でもおいしい」

みんなペロッと食べて、「もう1個食べたい!!」という子も。

おかわりも食べられて満足そうでした。

ちなみに・・・

年長さんは芋ほりの時に採れたつるを柔らかいうちに自分で編んでリースにしました。

お部屋で乾燥させて、12月に入ってからどんぐりやビー玉、綿や毛糸など感触が違う様々な材料から自分の好きな物を選んで飾りつけ、クリスマスリースを作りました。

みんな工夫しながら飾りつけ、自分のイメージに沿ったリースになりました。

  

子ども達のきづき

・苗を植えてお水を上げたあと、「さつま芋はお水をたくさん飲むんだね。」

・いもほりの場面で、ナメクジをみつけた2歳児さん。なんの虫?と虫の名前に話題が集中。「芋畑にいる虫だから芋虫だあ~」と一人の子が言うと「そうだ、そうだ」と信じながら可愛い手で一生懸命、芋のひげを引っ張って土をかき分け芋を掘りました。

・葉柄とりをして「お料理してもらったよ~」という声も。翌日の芋ほりではちょっと土を触るのに抵抗がある子もいましたが、お友達の様子を見ながら頑張って挑戦。「見て~」「大きいのとれたたよ~」と嬉しそうな声がたくさん聞こえてきました。中には3個一緒の兄弟もありました。

・芋を「おき」の中に入れる場面では(火は消えている)、「火は遠くでも熱いんだね。」とつぶやく子どもたち。

・いよいよ焼き芋をたべようと、アルミホイルや新聞紙をとると、「焼き芋になる前は白かったのに黄色くなってる。」

・「みんなで外で食べると美味しいね。」「あまーい」「トロトロ~!」などのつぶやきがたくさん。おかわりをした子ども達です。

 

事例に対する保育者の思い

さつま芋の栽培・収穫・調理を通して様々な体験をすることができた。食材の栽培はもちろん、食べるまでのすべての工程を体験したことで、食事への興味が高まったのではないかと思う。また、さつま芋の調理前後の変化を五感で感じ、子ども達がそれぞれの言葉でいろいろな気付きを話してくれた。それを友達同士でも共感しあっていて微笑ましかった。

 

さつまいものつるを使って遊んだりしてすることでつるはなかなか切れないことも感じたようだ。庭にそのまま置いておいたので、自由に必要なだけ取り出して遊んでいた。さつま芋とつるの不思議さも感じたようだ。このように親しみをもつ中で、おいもの料理が好きになっていくことを期待したい。

いいづなちょうりつさみずっこほいくえん 飯綱町立さみずっ子保育園

園の形態 普及型
代表者氏名 園長 : 矢野 泉
運営法人 飯綱町
運営法人代表者名 飯綱町長
園の設立日 平成28年11月28日
認定日 2017.10.27
区分 保育所
住所 〒389-1206 上水内郡飯綱町普光寺170-4
エリア 北信
お問い合わせ先 TEL : 026-253-8800 
FAX : 026-253-5500 
MAIL : samizukko-hoiku@town.iizuna.nagano.jp
ホームページ http://www.town.iizuna.nagano.jp/14/115/4943/index.html
定員数 未満児 : 24人 3歳児 : 20人 4歳児 : 23人 5歳児 : 23人 6歳(学童)以上 : 人
基本開所曜日 月火水木金土
基本開所時間 7:00~19:00
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