2020年12月15日

テーマ：

植物・生物／人・地域／つくる

年　齢：

３歳児、４歳児、５歳児

ねらい：

○松の木の香り、感触を楽しみながら積み木を使い楽しく遊ぶ。
○安曇野の自然、松枯れについて知る。

１２月７日　〝安曇野市さとぷろ　積木キャラバン隊”の方々が１万個の積み木を持って積み木のワークショップを開いてくださいました。

遊戯室にコルクマットを敷き詰め、準備完了！！

「なんかいい匂いだね~」「何の匂いかな？」 さとプロの方から松の話、積み木の遊び方などお話をおききしました。 「早く遊びたいよ～。」

遊戯室中に広がる木の良い香りに、説明を聞いている間も早く遊びたくて待ちきれない様子でした。

積み木のお話しを聞いた後は早速遊びます。

まずは一人ひとりどれだけ高く積み木を積めるかの競争です。

「よ～し！！がんばるぞ～！！」

「こんなに高くなってきたよ～！」

目の前にあるたくさんの積み木を使って、夢中で積み上げる子どもたち。

高く積み上げるだけでも、自分で考え工夫して積み上げ、色々な積み方をしていました。

何度崩れても、「もう１回！！」と諦めずに積み続け、みんなこんなに高く積めました。

その後は自由に積み木で遊びました。

「お城とお家ができたよ～」

「お城の周りに壁を作ろう！！」

積み木の形は正方形と長方形の２種類ですが、子どもたちが作る物、形に同じ物は一つもなくたくさんの素敵な作品が遊戯室に出来上がりました。

積み木に触れて楽しんだ後は、この積み木がどうやってできたのか、安曇野の自然や松枯れについて分かりやすく教えてくれる紙芝居を見ました。

紙芝居を見た後子どもたちに「この積み木は何からできているのかな？」と聞いてみると、一斉に『あかまつ～』と答えていました。

紙芝居を見た後は、みんなで協力して積み木の壁を作りました。

最初は１段しかなかった壁をみんなで協力して高い壁にしていきます。

壁の作り方は自由！！

みんなで協力すると遊戯室を囲む壁ができました。

「できた～！！」

最後は壁の中に入って記念撮影をし、壁をみんなで壊した後はきれいにお片付けをしました。

同じ形ごとに丁寧に並べ、箱に入れるお片付けもとても楽しそうにやっていました。

遊戯室では年中さんと年長さんで積み木遊びを楽しみましたが、年少さんはお部屋でたくさん遊びました。

年少さんも一人で黙々と遊んだり、友だちと協力して遊んだり、色々な遊び方をして夢中になって楽しんでいました。

みんなで楽しんだ後は積み木キャラバン隊の皆さんから、紙芝居と積み木をプレゼントして頂

きました。

〇「木の匂いがするね。」「色々な色があるね！」「全部模様が違うよ。」「穴があいているよ。」

積み木を使って遊んでいるうちに、既製品にはない積み木の匂いや色などの違いに自然と気付いていました。

〇保育者が〝こう積んでごらん”などの言葉を掛けなくても、どうやったらバランスよく積めるか、どうやったら作りたい形が作れるか、子どもたちは自分で考えそれに気付いて遊んでいました。

〇一万個というたくさんの積み木と積み木キャラバン隊の方々のご協力があり、一時間以上の長い時間夢中になって楽しむことができました。子どもたちは匂いや手触りなど五感を使って積み木遊びを楽しんでいました。積み木はすぐに崩れてしまいますが、それを何度も経験するうちに「もう１回やってみよう！」「崩れちゃったけど大丈夫。」と自分からチャレンジすることができるようになり、崩れては積み崩れては積みと試行錯誤して出来上がったときの子どもたちの顔は自信に満ち溢れていました。終わった後に子どもたちから真っ先に聞かれた言葉は『またやりたい！！』でした。この言葉が今日の活動の全てだったように思います。頂いた積み木を使いこれからも積み木遊びをたくさん楽しみたいです。