土 植物・生物 人・地域 榊と一緒に大きくなるね。

2020年11月23日

テーマ:
土/植物・生物/人・地域
年 齢:
1歳~5歳
ねらい:
・地域のかたに教えていただき、榊を知り、植える経験をする。
・植樹に対する思いを知り、生長を楽しみにする。

活動内容

保育園がある上町には正八幡宮があり毎年12月11日には霜月祭が行われます。前日には子どもたちが神社のお掃除に伺うのですが、今年はコロナウイルス感染症防止のため、行くことができません。その代わりに神社の禰宜様である宇佐美さんが榊の苗植えに呼んでくださいました。

「今日はよろしくお願いします。」

まず、榊についてお話してくださいました。奥様は榊の黒い実を見せてくれて、中にある種も見せてくれました。

「これが種から植えて一年経ったもの。榊の赤ちゃんなの」

「これが、4年経ったもの。お友達で4歳の子はいるかな」

まず穴を掘ります。みんなスコップを持って!もっと深く掘らないとね。

宇佐美さんと一緒に苗を下ろします。ゆっくり大事に扱ってね。

次に土のお布団をかけましょう。

氏子総代の北澤さんがこんな立派な記念碑を作ってくださいました。

「みんなが大きくなったときに、この榊を霜月祭で使うんだよ。神社に来るたびに大きくなったか見てね」石段の登り口にあるので必ず通る場所です。

大きく育ちますように、神様にお願いに行きましょう。
宇佐美さんが「子どもたちが元気に遊んだり勉強したりできますように。苗が立派に育ちますように」とお祈りしてくださいました。二礼二拍手一礼は子どもたちがいつもしていることなので上手にできました。

「お家の方ともぜひ来てくださいね」「今日はありがとうございました」とお礼を言って終了しました。

 

子ども達のきづき

「榊の種って小さいね」「こんな黒い実の中にあるんだ」
「榊って神様の木なんだに」さすが上村の子どもたちはよく知っています。
「4歳ってKくんと一緒だけど、榊はまだ小さいね」
どんなふうになってほしい?「トトロの木のように大きくなってほしい」
種はどうするの?「家で育てて、大きくなったらまた神社に植えるの」

 

事例に対する保育者の思い

霜月祭の前日の神社のお掃除は、氏子の方々にとっても子どもたちにとっても楽しみにしていたことでした。できなくなって残念に思っていた時、その代わりとして子どもたちに別のもので残してあげたいという宇佐美さんの温かいお気持ちに本当に感謝します。また氏子総代の北澤さんによる「令和二年 上村保育園児 植樹」の記念碑も立派で、誰からもみていただける場所に建てていただきました。霜月祭は小中学生になると子どもの舞いがあり、おとなになってもずっと関わりがある伝統あるお祭りです。当然毎年榊は必要不可欠になります。子どもたちが大きくなったときにこの榊はどんなに大きくなっているのでしょうか。そしてこの榊を使うときに今日のこの日のことや、みんなの思いを感じてくれたらこんなに嬉しいことはありません。地域に大切にされている子どもたち。霜月祭の担い手となって、伝統を受け継いでいってほしいと思います。

にんていこどもえんいいだしかみむらほいくえん 認定こども園飯田市上村保育園

園の形態 普及型
代表者氏名 園長 : 豊島 美紀
運営法人 飯田市
運営法人代表者名 飯田市長
園の設立日 昭和53年3月15日
認定日 2017.10.27
区分 認定こども園
住所 〒399-1403 飯田市上村856-18
エリア 南信
お問い合わせ先 TEL : 0260-36-2143 
FAX : 0260-36-2143 
MAIL : ns-kamimura@city.iida.nagano.jp
ホームページ http://www.iida-kosodate.net/
定員数 未満児 : 8人 3歳児 : 4人 4歳児 : 4人 5歳児 : 4人 6歳(学童)以上 : 人
基本開所曜日 月火水木金土
基本開所時間 7:30~18:00
延長保育の有無 要問合せ
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保育者募集 要問合せ