2020年11月17日

テーマ：

土／植物・生物

年　齢：

0歳児

ねらい：

秋の自然の中で探索活動をたのしみ、保育士や友だちと発見や驚きを共有する。

焼き芋会用に落ち葉や枝を拾いに、園の隣のグラウンドまで１・２歳児とお散歩に行きました。

戸外あそびが大好きな子どもたち。グラウンドでもいろいろなものを見つけ「んっ！」と指さして知らせてくれます。

１・２歳児がのぼっていた土の山を発見。早速チャレンジです。手もズボンのお尻も赤土で汚れてしまったけれど、全然きにしません。

「登れたよ～」という声が聞こえてきそうです。

赤く色づいたもみじの葉を保育士が拾い集めていると「はい！」と一緒に拾って渡してくれました。

「きれいだね～赤くなってるね」と保育士が拾った葉を見せると「ちょうだい」とでも言うように手を伸ばしてきます。

拾い集めたもみじの葉はお部屋で押し葉にしました。

「これなんだろう？」土の中から顔を出した草の根をのぞき込んでいます。

「なにかなぁ～？」と保育士も一緒にのぞき込むと、二人はもっと顔を近づけて熱心に見ていました。

もみじの葉はどんな手触りで、どんな匂いがしたのでしょうか。

あまりにもじっくりと見ているので保育士は声を掛けずに見守りました。

押し葉を不思議そうに見ていましたが、そっと手を伸ばして触れてみます。持ち上げて強く握るとちぎれて粉々になったことが不思議そうです。

「あれっ？！」「ビリビリ」

段々楽しくなり大胆に破いていました。

日々たくさんの「はじめまして」に出会い、触れてみて、全てのことををまるでスポンジのように吸収して成長している０歳児の子どもたち。まだまだ言葉にはうまくできないけれど、声や仕草や豊かな表情でいろいろなことを発信してくれています。

そんな子どもたちには、大人にとってはなんでもない物や事がすごく不思議で魅力的に見えているのでしょう。私たち保育士も子たちと同じ目線に立って、発見や驚きを共有し、五感をフル活用しながら、毎日を楽しんでいけたらいいなぁーと思っています。

豊かな自然の中で豊かな心を持った子どもたちになってほしいと願っています。