土 植物・生物 空・天気 人・地域 秋とのふれあい

2020年11月10日

テーマ:
土/植物・生物/空・天気/人・地域
年 齢:
0・1歳児
ねらい:
・身近な自然(動植物)とふれあい、秋を知る。
・保育士や友達と一緒に、5感を通して様々な感覚を味わう。

活動内容

赤や黄色、茶色から白へと山々が衣装替えをする時期。身体の芯から冷えるような、冷たい風が吹き、信濃町にもついに初雪が降りましたね。

落ち葉やどんぐり、まつぼっくりなど、至る所に魅力が転がっている秋。0・1歳児のお友達は「あっ!あっ!」とたくさんの発見をしながら、目を輝かせて外遊びを楽しんでいます。

今回は魅力いっぱいの秋と、子どもたちのふれあいの様子を紹介します。

 

☆まつぼっくりってなあに?

大きなまつぼっくりが落ちているというヒミツの道をおさんぽ中、保育士がまつぼっくりを発見。天候のせいでしょうか?例年よりも小ぶりなまつぼっくり。それでも普通のまつぼっくりよりも大きいサイズ。子どもたちは「おっきい!!」と嬉しそうにお散歩バッグに詰め込みます。詰め込みすぎて、お散歩バッグが壊れてしまう子も。

0歳児の男の子。”見てみて!すごいでしょ!”という表情でしょうか?手を思いっきり広げて、2つのまつぼっくりを片手で持ち、ニヤッとした表情で保育士に見せてくれました。

保育士が「まつぼっくりだよ」と子どもたちに声をかけたとき、一人の男の子が「まつぼっくり?」と不思議そうな表情で見つめていました。大人は当たり前に「まつぼっくりとは何か」とイメージができても、子どもにとっては、まだイメージのできないことが沢山です。「○○とは何か」を知っていく0・1歳児。大人の当たり前を押し付けることなく、子どもたちと目で見て、聴いて、触って、様々な経験をするなかで、一緒に学んでいかなければと改めて感じました。

 

☆どんぐりいっぱい!

1歳児さんで小丸山公園までおさんぽに行ってきました。小丸山公園には保育園にないどんぐりが沢山落ちています。

黙々とどんぐりを拾う子どもたち。

親指、人差し指、中指でつまんで。小さなどんぐり拾えるかな〜?

どんぐりころころ〜♪と歌声も聞こえてきます。

普段保育園で味わえない感覚に、子どもたちもルンルン気分な様子です。

沢山のどんぐりを拾った後は、お友達と見せ合いっこ。

「僕のいっぱいだよ!」「私のも見て!」と微笑ましい声が聞こえてきそうですね。

 

☆落ち葉あそびは無限大!

10月末になると、園庭には大量の葉っぱが落ちていました。大量の落ち葉に大興奮の子どもたち。

落ち葉あそびのスタートです!落ち葉をつかい、子どもたちの遊びはどんどん展開されていきます。

落ち葉と砂をつかい、お料理をする子たちです。0歳児さんも1歳児さんの真似をしながら混ぜ混ぜ♪

次はケーキづくり!最初に落ち葉を敷いて、上から砂をかぶせ、ギュッギュッ!

最後はひっくり返して・・・できたかなぁ?

うわぁ〜!とってもおいしそうなケーキですね!

作った子はとっても満足そうです。

女の子たちは落ち葉のコサージュやアクセサリーをつけておめかし☆

落ち葉も綺麗にまとめると、こんなに可愛い花束のようになるのですね!

お兄さん、お姉さんの姿を見て、手押し車を使ってみる子もいました。

手押し車に落ち葉を乗っけて「たっきゅうびんでーす!」落ち葉の宅急便屋さんですね。

落ち葉のあるところから0歳児の遊んでいるところまで、1歳児の男の子たちが運んで来てくれました。

お兄さんたちの運んできてくれた落ち葉に大はしゃぎの0歳児さん。足で踏んでみたり、手に持ってみたり。思い思いに落ち葉を楽しんでいました。

子ども達のきづき

小丸山公園の沢山どんぐりが落ちている場所は、子どもたちにとっては急な坂になっています。

坂を登ってみようとしますが、つるんと滑ってしまう子どもたち。どうしたら上手く登れるのか。

膝をついたり、地面の凹みに掴まってみたり。何度も登ってみる中で、自分の登りやすい方法を考える姿がありました。

普段生活する中では登らないような坂。

坂を登るには、足に力を入れて踏ん張って、前のめりになって、手で支えて・・・一度に考えること、やることが沢山です。

その工程を保育士が伝えてしまうのではなく、自分で挑戦する中で学ぶ。

子どもたちを見守る中で、子どもたちの学ぶ力ってすごいなと感じました。

 

落ち葉とのふれあいでは、同じ落ち葉でも一人ひとりによって、触れ合い方、感じ方、遊び方が異なってくると感じました。

0歳児の男の子の様子を見ていると・・・

触ってみる→持ってみる→空に向けて見てみる→落としてみる→踏んでみる。

1つの触れ合い方だけでなく、他方向から落ち葉に触れ合う姿がありました。

触るから踏むまで。子どもの発想って面白いですよね。

この触れ合いを通して、落ち葉って・・・「ひらひらと落ちるんだ」「カサカサ音がするんだ」などという気づきがあったのではないでしょうか。

事例に対する保育者の思い

まつぼっくりやどんぐり、という秋ならではの自然物とのふれあいを紹介しましたが、それ以外にも、ぱっと外をみれば秋を感じられる風景が沢山あります。

「空きれい」「おやま白い」

そんな言葉が子どもたちから聞こえてきました。

日々生活している中で見逃してしまいそうな場面ですが、季節の移り変わりを感じられる風景ですよね。

子どもたちの目線、指先、表情、言葉には、大人もハッとさせられるような気づきが沢山詰まっています。

その一瞬の子どもの姿を見逃さず、「あっ!」「なんだろう?」「うわぁ〜!」という気持ちの変化を大切に、さらなる興味へとつなげていければと思います。

しなのちょうりつかしわばらほいくえん 信濃町立柏原保育園

園の形態 普及型
代表者氏名 園長 : 柳澤 美香
運営法人 信濃町
運営法人代表者名 信濃町長
園の設立日 1963.7.1
認定日 2015.10.13
区分 保育所
住所 〒389-1305 上水内郡信濃町柏原2571-1
エリア 北信
お問い合わせ先 TEL : 026-255-3740 
FAX : 026-255-3740 
MAIL : kasiwa-h@town.shinano.lg.jp
ホームページ https://www.town.shinano.lg.jp/
定員数 未満児 : 30人 3歳児 : 25人 4歳児 : 25人 5歳児 : 25人 6歳(学童)以上 : 0人
基本開所曜日 月,火,水,木,金,土
基本開所時間 7時30分〜19時
延長保育の有無 要問合せ
園児募集 要問合せ
保育者募集 要問合せ