土 火 人・地域 食 つくる 焼き芋に向けて

2020年11月19日

テーマ:
土/火/人・地域/食/つくる
年 齢:
全年齢
ねらい:
・自分たちでお芋の世話をし、育て、収穫することを楽しみにする。
・焼き芋に向けて、自分達で準備をすることで、食べる期待を膨らませる。

活動内容

毎年、食育の一貫として行っている畑の活動。4月、子ども達と今年は何の野菜を育てるか話し合ったところ、その中の一つとして、「焼き芋にしたいから、さつま芋作りたい。」という意見が出て、全員一致で育てることになりました。地域のシルバーさんに協力していただき、畑の土作り、畝作り、マルチをかけてもらいました。

6月、中旬。さつま芋の苗が届いたので、保育所から少し離れた畑に行き、苗を植えました。

苗の植え方について、保育士の話をしっかり聞きます。

子ども達は、一ヶ所に一本ずつ、丁寧に苗を植えていきます。

苗を植えたところに、年長児さんがジョウロで水をかけてくれました。

「大きなおいもが、たくさんとれますように!」とみんなで願いました。

 

7月、中旬。しっかり根がつき、苗も大きくなり順調につるが伸びています。

畝の周りに、少し草が伸びてきました。

 

    

8月下旬。つるがしっかり伸び、葉が茂っています。今日も、周りの草取りをし、手入れをします。

子ども:「すごい、こんなに葉っぱがいっぱい。」 「いっぱい、お芋できているかな?」

「お芋、大きくなったかな?」、、、と、楽しみの様子。

草取りも楽しいようで、「こんなにとったよ。」と、抜いた草のくらべっこ。

張り切って、お仕事をしていました。

 

    

10月中旬。今回は、つる上げをします。翌週に、芋ほりを控えているので、長く伸びたつるを片付けます。

    

長く伸びたつるを一本ずつ保育士からもらうと、葉を一枚ずつ丁寧に取り除いていきます。

クリスマスの時に飾るリース用にします。

黙々と葉を取っては、次のつるをもらう子ども達。

子ども:「みてー、こんなに上手にとったよー。」

 

    

10月21日(水) 今日は、いよいよ芋ほりの日。切り残した茎を目印にどんどん土の中を掘っていきます。

少しお芋の頭が出ると、

子ども:「あったー!」 「みてみて。」 「おっきいよ。」とあちこちで喜ぶ声。

保育士:「よかったね。」「お芋が傷つかないように、周りの土を大事に掘っていってね。」

          

次々に、お芋が出てきます。

    

大きいの、小さいの、太いの、細いのと様々な形のお芋がたくさん採れました。

掘れたお芋の数を数えると、何と100個もありました。

お家に持っていく気満々の子ども達。

先ずは、一番の目的の焼き芋用の選びます。

みんなが見守る中、

子ども:「これ、いいんじゃない?」 「これは?」 「これ、よさそうだよ。」

、、、と、一つ一つ見極めていきます。

お友だちの人数 プラス 保育士の数を確保。

まだ、お芋が残っているので、その中から好きなお芋を選び、今日のお家へのお土産にしました。

みんな、お芋を選んだところで、”ハイ!チーズ”

 

    

10月27日(火)この日は収穫祭の日。保護者会の役員さんにご協力いただき、もちつきをし、みんなで掘ったお芋と年長、年中組の畑で育てた大根と人参を一緒に使った豚汁で会食をしました。

 

    

10月28日(水)秋のネバーランドに出かけ、焼き芋の焚き木用に良さそうな枝を拾い集めました。

 

    

11月4日(水)いよいよ、待ちに待った焼き芋の日。

朝から、焚き木や枯葉を運んだり、お芋を新聞紙(濡らして)とホイルで包んで準備しました。

おきができたところへ、お芋を投入。

焼けるのを楽しみにしながら、外遊び。

時折、様子を見に来ては、「まだかなぁ?」と、待ち遠しい様子。

やっと焼けて、みんなで手を洗って、テラスに座わりました。

お芋をもらって、「いただきまーす。」

子ども:「おいしい。」 「あまい。」 「ホクホクしてる。」と、口々に言い、喜んでパクパク。

子ども:「おかわりほしい。」と、嬉しそうにおかわりをし、しっかり秋の味覚を堪能しました。

 

 

子ども達のきづき

「いつも畑やってくれる、Mさん(シルバーさん)にお芋届けなくっちゃ!」「(端材を頂いた)森林組合も。」と、気づく子どもたち。

シルバーさんのお宅は、保育所から近いので、子ども達と届けに行きました。

子ども:「畑いつもありがとうございます。」 「お芋焼いたので食べてください。」と、お礼を言って渡す事ができました。

森林組合の方は、代わりに保育士が届けました。

 

事例に対する保育者の思い

保育所の活動に対し、シルバーさんに畑の土作り、周囲の草刈りをしていただいたり、焼き芋をするのに森林組合さんに材木の端材を分けていただいたりと、地域の方々にご協力いただいていることに本当に感謝です。

お世話になった方々にお礼をする大切さに気づけた子ども達に拍手です。

さつま芋は長い期間、色々な活動を行う事ができ、幅広く保育に活かせるので、食育も含め、大切にしていきたい活動だと思っています。

さて、次はつるを使ったクリスマスのリース作り。どんな作品になるか、とても楽しみです。

ねばむらほいくしょ 根羽村保育所

園の形態 普及型
代表者氏名 保育所長 : 松下剛樹
運営法人 根羽村
運営法人代表者名 根羽村長
園の設立日 1970.4.1
認定日 2019.9.13
区分 保育所
住所 〒395‐0701 下伊那郡根羽村149
エリア 南信
お問い合わせ先 TEL : 0265‐49‐2152 
FAX : 0265‐49‐2152 
MAIL : nebahoikusyo1107@mis.janis.or.jp
定員数 未満児 : 人 3歳児 : 人 4歳児 : 人 5歳児 : 人 6歳(学童)以上 : 人
基本開所曜日 月、火、水、木、金、土、日
基本開所時間 7時30分~18時
延長保育の有無 要問合せ
園児募集 要問合せ
保育者募集 要問合せ