植物・生物 野菜を育てよう!!

2020年9月4日

テーマ:
植物・生物
年 齢:
4歳児
ねらい:
身近な野菜を育て野菜に興味を持つ。自分の育てた野菜を頂くことで、食べることに関心を持つ。
野菜の成長を五感を使って知っていく。

活動内容

子ども達と野菜を育てることにしました。どんな野菜を育てるか子ども達と話し合い。「玉ねぎ、にんじん、とうもろこし、きゅうり、れんこん、パプリカ」・・・食べたことのある野菜の名前がたくさんあがりました。多数決で今年は「にんじん」と「きゅうり」と「パプリカ」を育てることに決まりました。一人一つずつ種や苗を植えられないので、植えたい野菜を選び3チームを作りました。「どこかの野菜に人数が偏るかな?」と保育士は思っていましたが、きれいに3チーム分かれることができたので、みんな希望した野菜のチームになれました。

6月10日、地域のお店屋さんから野菜の苗を頂き、植え方も教えてもらいながら、野菜の苗と種を植えました。自分のチームが分かるようにそれぞれの野菜のカードを首に下げみんな真剣な顔で植えていきます。

植えた後はじょうろでお水をたっぷりあげます。「なんでお水あげるの?」と聞いた子ども達、「暑くて喉が渇いちゃうからだよ」と説明すると「僕も暑いとお茶飲むよ」と言っていました。水くれを終えて「おおきくなあれ」とみんなで願いを込めて手を合わせました。

野菜を植えた後、花壇に3種類のお花も植えました。野菜植えを経験した子ども達は、花の苗もとっても上手にうえていました。

もちろん、お花にもたっぷりお水をあげましたよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子ども達のきづき

毎日野菜の3チームが交代で野菜の水やりをします。「今日は何チームがお当番?」「明日はきゅうりチーム?」みんな水やりの当番が待ち遠しい様子です。初めは黒いマルチのところや葉っぱのところに水をかけていましたが、根っこのところにお水をあげないと上手に水が飲めないことを伝えると、しゃがんでそっと水を注げるようになりました。

「きゅうり、大きくなってきたね」「にんじん、葉っぱがでてきたよ」「パプリカはまだならないね」毎日の水やりを通して子ども達は野菜の成長を感じているようです。

7月9日初めてのきゅうり収穫。きゅうりチームの子ども達ときゅうりを収穫しました。この日は1本収穫だったので、代表の子が取ります。収穫をすると・・・「見てみてー!!!きゅうり採れたよ!!!」ととっても嬉しそうにクラスのお友達、園長先生、廊下ですれ違う友達や先生に見せます。「触らせて」「すごーい」「早く食べたい」見せてもらった子ども達も大興奮できゅうりを見ていました。それからきゅうりは毎日収穫でき、一人一本は収穫しました。自分達で採ることで「チクチクしてる」「上の方持つと痛くないよ」「こっちの方が大きいよ」色々な気付きが聞こえてきました。

現在きゅうりは84本も採れました。収穫した野菜は給食の先生達にお願いをして、子ども達が食べる給食に入れてもらっています。「今日はこすもすさんのきゅうりが入っているよ」と伝えると、「美味しい」「私きゅうりおかわりする」「もっと食べたい」自分たちの育てた野菜は格別の味がするんですね。

さて、他の野菜はというと・・・パプリカは大きい実がつき、色づいてきました。「色変わってるよ」と水やりをして気付いた子ども達です。赤く色づいて収穫をするのが楽しみです。

にんじんは、ぐんぐん葉っぱが伸び、2回目の間引きを終えて大きく育つのを心待ちにしていると・・・なんと、すべて青虫に食べられてしまいました。

がっかりしたにんじんチーム。でも優しい子ども達は「青虫さんたくさん食べられて良かったね」と言っていました。

子ども達ににんじんをどうするか聞くと、「もう一回植えたい」と言ったのでもう一度種まきをすることにしました。種を撒く前に、どうしたら青虫に食べられないか話し合いをしました。お家で野菜を育てている子もたくさんいたので、お家の人に聞いてきてもらうと、「網をつけたらいい」と名案が出てきました。保育士や園長先生の間でも話し合いプランターにネットをかけて育てることに決まりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

事例に対する保育者の思い

早速にんじんチームはにんじんの種まき。2回目になると説明がなくても上手に種を撒きます。小さい種を落とさないように手のひらに乗せてプランターに撒いていきます。

他の野菜チームに見守られながら種を撒き、プランターにネットをかけました。「今度こそ大きくなりますように」とみんなで願いを込めて言いました。にんじんはもうすぐ間引きができそうです。

身近な野菜を育て頂くことで、野菜が大きくなる過程や食べられるようになるまで時間がかかること、触ったり匂いを嗅ぐとチクチクしたり、葉っぱから野菜の匂いがしたりすることを自分たちで感じて知ることができました。毎日の水やりを通し、野菜への思いやりの気持ちも育まれたように思います。「僕今日きゅうり見れないから、先生見ておいて」なんて、保育士に頼む姿もありました。にんじんグループは、うまく育たなかった経験を通して、友達やお家の方と考え、話す機会が持て野菜の育ちを子ども達なりに考えていくことができました。身近な野菜たちを自分達で育てることで、さらに子ども達の中で大切な存在になり、早く収穫したい、食べたいと食べることへの意欲へと繋がったと思います。これからも子ども達と野菜の育ちを見守り、子ども達の気付きや思いを聞いていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いいづなちょうりつさみずっこほいくえん 飯綱町立さみずっ子保育園

園の形態 普及型
代表者氏名 園長 : 矢野 泉
運営法人 飯綱町
運営法人代表者名 飯綱町長
園の設立日 平成28年11月28日
認定日 2017.10.27
区分 保育所
住所 〒389-1206 上水内郡飯綱町普光寺170-4
エリア 北信
お問い合わせ先 TEL : 026-253-8800 
FAX : 026-253-5500 
MAIL : samizukko-hoiku@town.iizuna.nagano.jp
ホームページ http://www.town.iizuna.nagano.jp/14/115/4943/index.html
定員数 未満児 : 24人 3歳児 : 20人 4歳児 : 23人 5歳児 : 23人 6歳(学童)以上 : 人
基本開所曜日 月火水木金土
基本開所時間 7:00~19:00
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