2020年8月20日
綿内保育園の園庭にはレンコン畑があります。
この季節になるとレンコンの葉が生い茂り、葉っぱがグングンと伸びます。
そんなこの時期に、毎年恒例の綿内名物レンコンシャワーを行います。
まずは、レンコンの葉っぱを触ったり観察したりしてみよう!
「傘みたい」「大きいね」「茎がトゲトゲしている」
よく見ると、茎がトゲトゲしてチクチクしていました。
茎の切り口は、こんな感じ。茎もレンコンみたいに穴が沢山あいています。
葉っぱをよく観察すると、太い筋(葉脈)が中心から外側に向かっています。
年中児が、レンコンシャワーに挑戦しました。
まずは、そのまま、レンコンの切り口をホースにつないでやってみました。
「あれ?シャワーにならない。」「なんでだろう?」
次に、葉っぱの周りを切ってホースに取り付けました。
さあ、水が出るかな?
レンコンの葉脈から水が飛び出し、レンコンシャワーになりました。大成功!
こんなレンコンシャワーも発見しました。
レンコンの茎をホースにつなぐと、そこの先からも水が出ます。レンコンホースになりました。
そうして、もう一つ気付いたことは、レンコンの葉っぱは、水が弾くということです。
レンコンホースで、レンコンの葉っぱで作った洋服に水を掛けると、水がきれいに弾けます。
「すごいね、レンコンの葉っぱは、合羽みたい」
レンコンの葉っぱ一つで、沢山のことを知り、経験することができました。
年長児もレンコンシャワーに挑戦。年中児と同じように、そのままレンコンの切り口をホースにつないで水を出してみると、やっぱりシャワーにはなりません。
「あれ?」「なんでだろう?」と、いろいろ原因を考える姿が、さすが年長さん。
「なんか、いつもは、もっと葉っぱ小さかった。」
葉っぱを見ながら、「この線(葉脈)から、出ていたような」
「ここの線(葉脈)を切ってみようか」と、言って、手で葉脈を切ってみました。
そのうちに気が付いたのか、「ハサミで切った方が、うまくいくね」
年長児になると、自分たちで考え、どうしたらよいか、もっと良い方法はないかなど、次々と発想やアイディアが生まれてきます。
そして、それを実行できるように、保育士が環境を整えることも大切なことだと感じます。
ハサミで切って、形を整えたら、準備万端です。
「やった!」
きれいにシャワーが出て、子ども達もおお喜び。
「レンコンシャワーって、水はレンコンの味がするのかな?」
子どもがつぶやきました。
先生が代表して、レンコンシャワーの味を確かめます。その感想は、
「ほのかに遠くで、レンコンの味がする」
だそうです。
水を弾く葉っぱで、水の雫を落とさないように遊ぶ子どもがいたり、
自分たちでホースの先にレンコンの茎の切れ端を付けてみたり、
傘にしてみたりと、レンコンの葉っぱという素材一つで、こんなにも遊びが広がることを実感しました。
レンコンの葉っぱという素材一つで、子ども達の遊びはこんなにも無限に広がります。
子どもの創造や発想を保育士がキャッチし、それを実現させるためにはどのようにしたらよいか相談をする機会を作り、子ども達の考えを実行できるように環境を整えることが、子ども達が主体的に考え行動して遊ぶことに繋がるということを実感しました。
子ども達が、不思議と感じ、何でだろうと考える知的好奇心を保育士は見逃すことなく、一緒に考えていける保育士でありたいと思います。
園の形態 | 普及型 |
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代表者氏名 | 園長 : 渡辺 美穂子 |
運営法人 | 長野市 |
運営法人代表者名 | 長野市長 |
園の設立日 | 昭和41年12月1日 |
認定日 | 2017.10.27 |
区分 | 保育所 |
住所 | 〒381-0101 長野市若穂綿内6734-3 |
エリア | 北信 |
お問い合わせ先 |
TEL : 026-282-2357 FAX : 026-282-2357 |
定員数 | 未満児 : 35人 3歳児 : 30人 4歳児 : 30人 5歳児 : 30人 6歳(学童)以上 : 人 |
基本開所曜日 | 月火水木金土 |
基本開所時間 | 7:30~18:30 |
延長保育の有無 | 有 |
園児募集 | 要問合せ |
保育者募集 | 要問合せ |