2020年8月28日

テーマ：

土／植物・生物／人・地域／食

年　齢：

４歳児

ねらい：

・「自分の畑」でラディッシュを育てることで生長を楽しみにしたり収穫を喜んだりする。
・あおむしが蝶に変化していく様子を身近で観察し興味関心を持つ。

「１，２，３，４，５」と数えながら指で穴をあけました。

「ラディッシュの種ちっちゃいなー」　「ちゃんと穴に入ったかな？？」

自分で作った立て札を立ててラディッシュの畑が完成！

小さな畑は毎日観察できるように、下駄箱の前に置くことにしました。おうちの人と一緒に朝、夕の観察が始まりました。

ラディッシュの種まきをして３日目の朝。

「先生！！！芽がでてるよー！」　「土をよいしょってどかして出てくるんだねー」

すくすく育ったラディッシュの葉。

「先生！！葉っぱに穴が空いてるよ！！」

「ぼくのもだー！！」

「えーほんとー？」

「あ！！あおむしがいる！！」

「葉っぱ食べてるんだね、どうする？つぶす？」

「かわいそうだよ。ケースに入れて飼えばいいじゃん」

「あおむしくんには違う葉っぱをあげよう」

「そうだね。これはぼくたちの大事なラディッシュだからね」

毎日ラディッシュの生長を観察すると共にあおむしが葉っぱにいないかチェックをして、小さな小さなあおむしを見つけてはケースにいれていた子どもたち。

毎日の水くれとあおむし探しのおかげで、ラディッシュもすくすくと大きく育ちました。いよいよ収穫の時期がきました。

「ぼくのラディッシュ、土の中から頭がこんなにでてるよ！」

「大きくなってるといいなー」

「みてみてー　このラディッシュお尻の形してるー！！」

「ほんとだーおもしろーい」

給食の先生にお願いしてサラダに入れてもらいました。

「おいしー」「ちょっと辛いね」

すくすく育ったラディッシュと共にあおむしくん達もキャベツの葉っぱをいっぱい食べて太っちょになり、次々と『さなぎ』になりました。

「みてみてー！ちょうちょになってるー！！」　「かわいいねー」

「あのさなぎモゾモゾって中で動いてるよー」　「出たいのかなぁ」

「お空飛びたいよって思ってるのかなぁ」　「この中せまいんじゃない？」

「この中じゃ、お花の蜜がすえないからね。」

子どもたちの声を聞き、クラスみんなで相談をしてちょうちょを外へ出してあげることにしました。

「元気でねー！」　「また会いにきてねー！」　「うまれてきてくれてありがとー！！」

「あ！ほら！ちょうちょが蜜すってるよ！」　「お外に出してくれてありがとうっていってるかもね」

「みんな、仲間にあえたかなぁ」

「緑色のさなぎだったのに、いなくなると透明なんだね」

大きいの、小さいの、お尻の形をしたもの、色々な形のラディッシュが収穫できました。

３６匹のあおむしくんたち。４匹はうまくかえりませんでしたが、計３２匹がちょうちょになり空へ飛び立っていきました。

自分の畑として身近な場所に置くことでお家の人と一緒に観察したり、会話を楽しんだりしながらラディッシュの生長やあおむしの成長を楽しむことができました。毎日観察することで変化に気づいたり、調べたりしてたくさんの発見をすることができました。