2016年11月24日

テーマ：

土／植物・生物／空・天気／人・地域／食／つくる

年　齢：

０歳児～５歳児

ねらい：

畑の作物を育て収穫し、散歩や遠足に出かけ木の実や枝、葉の収集し、食べる喜びや友達や異年齢児と関わって遊んだり工夫して制作する楽しさ、経験で培かう学びを知る。

１０月の中旬、年長児が「先生みんなで何か作りたい」普段から自由に廃材を使って制作をしている子ども達ですが昨年の経験から「おみせやさんごっこやろうよ」と言葉が出てきて早速年長３クラスが集まって相談をすることになりました。ある時はクラスで、ある時は横割りクラスで、全体でとお店屋さんの開店の為に少しずつ準備や制作が始まりました。

「こんなにたくさんドングリとれたよ」散歩で南安曇農業高校の農園を訪れ、たくさんの木の実を拾いました。

畑で採れたかぼちゃやさつま芋の弦やたくさんの材料が集まりました。

ハロウィンも経験して衣装も作ることになりました。様々な品物を毎日コツコツと・・・

１１月９日いよいよ開店です。子ども達の提案で「ハロウィンの仮装しよう」とステキな店員さん案内係に変身です！

ナイスシュート！！小さい組さんは大喜び。輪投げのコーナーも優しく誘導してくれみんな大満足です。

「いらっしゃい」「いらっしゃい」「これどうぞ」「お金はこっちだよ」「有難うございました」すてきなやり取りが聞かれお店も大賑わい。

レストランではお客さんの目線に合わせてまるで居酒屋の店員さんのようなおもてなし。「ピザセット」「ケーキセット」どちらがいいですか？」

当日は保育園で収穫したさつまいもがメインメニュー！おいしかったね。

木の実で作ったペンダントはたくさん売れましたよ。

「これカッコイイだろ！」買い物を済ませた小さい組の子ども達もやり遂げた年長児も満足感いっぱいの時間になりました。

自然物や廃材を利用しながらたくさんの品物を制作した年長児。ドングリ迷路や松ぼっくりペンダント、ガチャガチャゲーム。工夫して出来上がった品物が目を引きました。テープを巻く、糊を付ける、組み合わせる、切る、どうやったらうまくいくのかな！？自分で考えて自分の好きな物を作る。友達と一緒に時にはぶつかることも経験しながら・・・。小さい組さんは優しい年長さんに教えてもらい安心してお買い物を楽しむことが出来ました。お気に入りのグッズを手に入れては最高でしたね。「やってあげる。教えてあげる」「教えてもらって、優しくして貰った」心とお腹がひなたぼっこのように暖かくなったね。「次は僕たちがポップコーンやさんやろう！！」と１１月下旬のオープン目指して取組む年中さんの姿が見られています。

地域の方からもらったかぼちゃはハロウィンでのランタンになったりお店のディスプレーになったり、畑も地域の方々の蔭の力があったからこそです。

身近にあるものを使って友達と協力して工夫して制作することの学び。そしてごっこの中で取り入れたお芋のレストランで本当に食べる経験することでより記憶が心に留まる経験が出来ました。２００名以上の園児の異年齢の関わりは難しい場面もありますが、それでも日々一緒にいることで教えなくても優しく接する姿を見て心の育ちを感じることが出来ました。この経験が次の活動、小さい組さんの気づきにつながることを期待してワクワクしています。早速このお店屋さんに繋がる活動が見えてきました。たくさんの大事なこと、素敵な事いっぱい経験してほしいです。