人・地域 つくる お雛様作ったよ♪

2020年2月28日

テーマ:
人・地域/つくる
年 齢:
5歳児
ねらい:
・昔ながらの伝統行事に触れて由来や意味を知る。
・様々な素材に触れら中で質感や感触を知ったり楽しみながらイメージした物を形にし、できた達成感を味わう。

活動内容

もう、2月も終わりいよいよ3月に入ろうとしています。年長児は保育園で過ごせるのも残り1ヶ月です。

先日久しぶりに雪が積もり、ふかふかの新雪を楽しみました。誰もまだ踏み入れていない雪の中を歩き、道を作っていると迷路になり、迷路から枝分かれをして家に見立てていました。

「ここから入ってね!玄関だよ」

「ここはお部屋で〜」と友達とお家ごっこをして楽しんでいました。

他にも、友達と協力して作っていた雪のトンネルや

 

この日はちょうど保育参加でお父さんが来てくださり、

こんなに長〜い、そり電車!!

「お父さんの力はすごいなぁ」とみんな驚いていました。

 

さて、3月と言えばひな祭り。

いつもならリズム室に飾るのですが、今年は子ども達の部屋の前に飾りました。保育園は七段の大きなひな人形。子ども達に手伝ってもらい、積み木を段にして作ってもらいました。

「ねぇ、みんな!お雛様って階段みたいなところに飾ってあるよね!そうやって作ろうよ」と提案するとみんなで協力して作っていました。

 

ひな人形を見て、「きれいだね!」「結婚式をしてるところなんだよね」と話しながら見ていた子ども達。すると、「前みたいにお雛様自分たちでも作ってみたい」という声が。

今年の年長児は、廃材や教材を使って大きな制作をしてきました。

制作経験をしてきたのでこの時期だからひな人形を作ろうとはせず、みんなでひな人形を飾ってひな祭りを迎えようと思っていました。が、子ども達の気持ちはひな人形を作りたい!その気持ちを大切にし、ひな人形は自由制作にしました。

様々な材料の中から選んで作り始めます。ひな人形を見て、イメージに合う材料を探して作り始めていました。

 

 

 

子ども達のきづき

ひな人形の体の材料はみんなそれぞれ違います。ヨーグルトカップを使ったり、紙コップを使ったり。

着物は折り紙や千代紙を使って貼り付けていたのですが、「折り紙だとピンっとなっちゃうんだよね。どうしたらいいかな?」というので、布を用意しました。

「これなら使えそうだし、模様もちょうど着物みたいでいいね」

「見て、これは着物の首の部分に使えそうだよ!」ひな人形をよく見ているからこそこういう発想ができるんですね。

イメージしたことを話し友達と共有したり材料を分け合ったりする姿が見られました。

また布を何枚も重ねて「お雛様の着物って十二単っていうのを着てるんだよ。着物を12枚も着てるんだって」と友達の話を聞くと、「そんなにたくさん着てるの?重たくて動けなそうだね」とそんな会話も聞かれました。

顔は紙粘土を使って、「ぷにぷにしてるね。いつも使ってる粘度とは何か違う感じ!よーく見てみたら紙が入ってる」と紙粘土の感触を楽しんでいました。紙粘土で顔を作っていると、こんな面白いことに気がつく子が、、

それは、顔の色。肌色の絵具を混ぜて作る子

ひな人形を見て顔は白いから絵具は混ぜないで白いままで作るという子もいました。

それぞれのイメージの違いが出てきました。

 

また、こんなところにも違いが。それはひな人形に飾られている三色のひしもち。ここでも、作り方が違いました。色をつけたあと丸い形で重ねたり、

「ひしもちって四角いでしょ?だから四角くしないとね」と手で形を整えたり、

「これを使うと作りやすいかも!」と持ってきたのは豆腐の容器。これには驚きました!それぞれの色を容器に入れて型取ります。「ほら見て四角くなったでしょ?」工夫して作っていました。

 

ひな人形を見て装飾品や髪型もじっくり観察し、時には自分の作ったものとひな人形を見比べる事も。

「髪の毛は縛っているから」と

お雛様だけではなくお内裏様の髪の毛まで工夫していました。

そしてなんと!!

細かいところまでよく見ていてこだわって作っていました。

空箱に赤い布を貼りお雛様とお内裏様をひな壇に並べるとこの表情!

達成感が伝わってきますね!

見ていると、一人ひとりの雛人形の表情は様々です。

 

 

事例に対する保育者の思い

この1年子ども達はたくさんの経験をしてきました。木の家作り、物語に出てくる動物作りで子ども達が持っている様々な表現方法で表し、このような体験を通して具体的なイメージを心の中に蓄積していく姿が見られました。今回のひな人形を作っている時の子ども達は生き生きとし、イメージを友達と共有し合い、深め、試す。子ども達の感じている心の動きを受け止めて、共感することが大切だと感じました。あえて、保育士の見本は見せず、子ども達のイメージを大切にすることで発想力、想像力が豊かだなと感じました。容姿は様々ではありますが、子ども達の達成感は表情から読み取ることができました。

しなのちょうりつかしわばらほいくえん 信濃町立柏原保育園

園の形態 普及型
代表者氏名 園長 : 柳澤 美香
運営法人 信濃町
運営法人代表者名 信濃町長
園の設立日 1963.7.1
認定日 2015.10.13
区分 保育所
住所 〒389-1305 上水内郡信濃町柏原2571-1
エリア 北信
お問い合わせ先 TEL : 026-255-3740 
FAX : 026-255-3740 
MAIL : kasiwa-h@town.shinano.lg.jp
ホームページ https://www.town.shinano.lg.jp/
定員数 未満児 : 30人 3歳児 : 25人 4歳児 : 25人 5歳児 : 25人 6歳(学童)以上 : 0人
基本開所曜日 月,火,水,木,金,土
基本開所時間 7時30分〜19時
延長保育の有無 要問合せ
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保育者募集 要問合せ