2020年2月28日
雪が少ない今年の冬。でもみかんぐみは少し雪が降ると「先生!今日は外へいこうね!」と天気を見てその日の活動を決めています。いざ、外へ!田んぼの土手で肥料袋のそりを使ってすべるのはもうお手のもの!
登れずに「たすけてー!」と声が上がるとすぐに反応してくれるレスキュー隊も結成されています。「緊急事態発生!出動してください!」と掛け声がかかるとどこからともなく集まるレスキュー隊!助けるつもりが一緒になって転がってしまうこともありますが、それも楽しい!なりきって楽しんでいます。
保育士も一緒になって遊んだので写真がないのですが、広い田んぼの中で相撲をとって遊びました。これは休憩の場面。体を動かした後は冷たい雪が気持ちいい!あ!雪は食べないでね!
駐車場では大きな雪の結晶を発見!「わー、すごい、きれい…」しばらく無言で見つめます。
触ると溶けて結晶ではなくなってしまうことが分かっているので誰も手を伸ばしませんでした。「すごーくきれいだからそっとしておこう。」とその場を離れていました。
富士里保育園にはめだかとざりがにがいるのですが、ある寒い日、室内にもかかわらず水槽が凍ってしまいました。めだかもざりがにも無事でしたが、そこから氷に興味がわき、作ってみよう!ということになりました。
テラスにある机に容器を並べて氷作りが始まりました。
色水を入れてみたり
色を混ぜてみたり
四角や丸など容器の深さや形で変わってくる氷の表情に関心を持つ子ども達でした。
また、葉っぱや木の実、枝を入れるとどうなるのか実験しているお友達もいました。「石を入れると凍りにくいんだよね。」とつぶやいていました。「どうしてだろうね?」答えは出ていませんが、考えて氷作りをしていました。
「ここがきゅってなってると氷が出てこないんだよ。」と発見したお友達もいました。
それからは、上の口が広くなっている容器を意識して探していました。学んでいますね!
散歩に行っても氷に興味津々!用水路にできた氷を持ち上げます。
「そっち側持って!」「そーっといくよ!」「せーの!」「ちょっと待って!」いろいろな声が飛びかいながら協力して持ち上げました。すごい!大きい!これは一人では無理だね!みんなでできたことへの達成感は大きかったです。
ところが、運ぼうとしたときにうまくいかずに割れてしまいました。
「あーあ…」まだ後ろの方を歩いている保育者と友達に見せたかったのです。すると一人の男の子が「じゃあパズルみたいにくっつければ?こんなに大きかったって分かるよ!」なるほど!みんなで相談しながら完成し、大きかったんだよー!と伝えることができました。
また、用水路の氷は乗っても割れないくらいの厚いところと、手で持つと壊れてしまうくらい薄いところがあることも体験の中で感じていました。
「これはそーっと持たないと、だって向こうが見えるもん」
「ここはスケートできるよ!」など子ども達の会話にも表れていました。
☆どうして凍らないんだろう?
今年は暖かいからというのもありますが、なんでなかなか凍らないんだろう?と思った子ども達。「寒いと凍るんだよ」「冷蔵庫に入れたら?」という意見が出ましたが、冷蔵庫は食べ物しか入れられないんだよ、ごめんね、と伝えると「そっかー、」「寒いところ…」と考えていましたが、「もうひとつ冷蔵庫があった!」とひらめいたようです。
ままごとの途中など外で遊んだ続きをしまっておく場所です。「ここならお日様も当たらないね!」と言っている子もいました。テラスの机を見て触って「あったかいもんね。」と確認していたのでそこよりも寒いところを探していたのかもしれません。
☆給食ででたぽんかんの皮がつるりと上手くむけると、みかん氷作りを思いつきました。ところがお尻が丸くて転がってしまう、どうしよう…「そっと置けばいいんじゃない?」「だめだ、コロンてなっちゃうよ、」すると「いいこと思いついた!」
「カップに入れればいいんだよ!」「本当だ!」大成功です!この方法を思いつくとチーズの容器で氷を作りたくなったときも応用し、「これなら大丈夫!」と得意気に水を入れていました。
次の日の朝、カバンを背負ったまますぐにみかん氷の様子を確認する子ども達。
「できてるー!」「でも半分しか凍ってないよ」「やっぱり冷蔵庫かな…」(外の冷蔵庫のことです。)場所を移すとどうなるのか、実験は続きます。
☆おまけ
となりの3歳児、いちごぐみも「やってみたい!」とチーズ氷作りを始めたようです。すると、あっチーズの入ってた入れ物にいれてもよかったね。こっちは思いつきませんでした!
身近な自然の美しさや不思議さに触れて子ども達は興味関心をふくらませていきます。今回の氷というテーマの遊びでは夏に遊んだ色水や秋に遊んだ木の実や枝どんぐりといった今までの経験を今の遊びに活かしている姿がありました。また、暖かい、寒いなどの感覚から凍らせる場所を考えるなど、どうやったら氷になるのか試行錯誤する場面がたくさん見られました。なかでも実験し分かったこと、発見したことを友達と共有できるようになったことに成長を感じました。「見て!こうするといいいよ!」と発信することはもちろん「そうか、そうだね!」と受け入れる気持ちが育ってきたのだと思います。
氷作りのなかでもまだ解決していない疑問が残っています。まだまだうまれてくるでしょう。どうしてか考えることが楽しい!そんな活動にしていきたいと思います。
年長児に憧れ、もうすぐりんごさん!と期待を持つみかんさん。友達と共有することで分かり合い、広がっていく世界を楽しめるようにしていきたいです。
園の形態 | 普及型 |
---|---|
代表者氏名 | 園長 : 根津 ちひろ |
運営法人 | 信濃町 |
運営法人代表者名 | 信濃町長 |
園の設立日 | 1974.4.1 |
認定日 | 2015.10.13 |
区分 | 保育所 |
住所 | 〒389-1314 上水内郡信濃町穂波446 |
エリア | 北信 |
お問い合わせ先 |
TEL : 026-255-3416 FAX : 026-255-3416 MAIL : fujisato-h@town.shinano.lg.jp |
ホームページ | https://www.town.shinano.lg.jp/ |
定員数 | 未満児 : 12人 3歳児 : 13人 4歳児 : 13人 5歳児 : 13人 6歳(学童)以上 : 0人 |
基本開所曜日 | 月,火,水,木,金,土 |
基本開所時間 | 7時30分〜19時 |
延長保育の有無 | 要問合せ |
園児募集 | 要問合せ |
保育者募集 | 要問合せ |