人・地域 食 つくる ももぐみまつり パート2

2020年1月31日

テーマ:
人・地域/食/つくる
年 齢:
4歳児
ねらい:
・友達と共通のイメージや目的を持って作ったり遊んだりすることを楽しむ。
・地域のお祭りを経験したことから、お祭りごっこを家族と一緒に楽しむ。

活動内容

11月に行ったももぐみまつりが終わり、「お母さんにも見せたいなぁ。」とつぶやいたり、保護者の方からも「ももぐみまつりを見てみたい。」という声が聞かれました。子ども達にそのような話をすると、「お家の人を呼んでまたやれば楽しそう!」という声があがり、ももぐみまつりを開催することになりました。ちょうど1月に保育参観がありその日に向けて準備が始まりました。

今回は屋台を作ることになり、どんな屋台にするか話し合い、「たこやきやさん」「わたあめやさん」「からあげやさん」「ラーメンやさん」「くじびきやさん」に決まりました。まず屋台の仲間と顔合わせ、どんなお店にしたいかどんな商品を売りたいかなど、一枚の紙を配り絵を描きながらそれぞれ持つイメージをお互いに伝え合う時間を作りました。年中さんには少し難しいかなと思いながらやってみたところ意外と子ども同士で話し合い、分からないところを聞いたり、絵を描くことによって、こんなお店にしようというイメージを伝え合えるきっかけになりました。

屋台は家庭から集めた段ボールをつなげたり、重ねたりしながら組み合わせて作りました。誰かが段ボールを切ろうとすると「手伝うよ!」と友達を力を合わせながら作る姿が見られました。どこにテープを貼れば固定できるのか今までの製作の中で色々試していくうちに貼る位置が分かるようになり、「こことここを貼ればいいんじゃない?」と相談し合いながら作る姿が見られました。

色紙が少なくなってきたことや年長さんが染め紙を使って製作をしていたことから「年長さんみたいに紙を絵の具に漬けて色紙を作ればいいんじゃない?」となり、初めて染め紙をすることになりました。たたんだ和紙を絵の具に漬けて絞って干す工程ですが、じっくり丁寧に行い、「乾いたかな?」と楽しみにしていました。できた染め紙は、たこやきやラーメンなどの具作りに。

「ラーメンにたまごが入ってたから作りたい」といろいろな具材を作る子ども達。「辛いラーメンお父さん食べてた!」と辛みを作る子もいました。

「看板があった方がどのお店が分かるから作りたい!」と看板作り。また、「お金とお財布も必要だよね!」と次々と声が上がる度に必要な物をどんどん作っていきました。お財布は自分の好きな絵や模様を描き、できあがると売り買いのやりとりが自然と始まり友達と楽しんでいました。

 

子ども達のきづき

ももぐみまつりの前日。屋台や商品と設置して準備ができると、「なんかドキドキしてきた!」「楽しみだね~!」と友達同士で話をしたり、「いらっしゃいませ~!」とリハーサルのように子ども達だけでお祭りごっこをしてみたりしていました。そして当日。

保護者の方が来て、ももぐみまつりが始まりました。「こっちに来て~!」とお家の方と手をつなぎながらいろいろなお店をまわる子ども達。まるで本当のお祭りに来ているみたいでした。全て一から作ってきたことにお家の方からも「こんな本物みたいに作るなんてすごいね。」「おいしいね!」と声を掛けてもらえて子ども達もとても嬉しそうにしていました。

子ども同士のやりとりの会話は全てそれぞれのイメージから来ていて、「おつりでーす!」とおつりを渡す仕草や「熱いので気をつけてくださいね!」という声掛けなど、普段の生活の中でのやりとりが遊びに繋がっていることが感じられました。「ラーメンですね~!5せんえんでーす!」と大人が聞くと思わずツッコみたくなるやりとりもあり(笑)「いいお値段しますね~」とノリノリなお家の方もいて、和気あいあいとした雰囲気の中で楽しめました。

事例に対する保育者の思い

感染症が流行り、欠席の友達が多かった保育参観。後日「もう、ももぐみまつり終わっちゃったんだよね?」とさみしげなつぶやきも聞こえてきました。急遽クラスで話し合い、ももぐみまつりができなかった友達がいることを話すと、「じゃあもう一回みんなでやればいいんじゃない?」と子ども達から声があり、保護者の方にも連絡をし、改めてももぐみまつりを行うことにしました。「みんなでやらなきゃ楽しくないよね!」と友達を思う心がさらに強くなってきたように感じました。
保育参観で保護者の方と一緒に遊んだり、自分たちが作った屋台や品物を実際に見てもらい成長を感じてもらったことが子ども達の自信に繋がるかと思います。これからも子ども達のつぶやきを拾いながら遊びにつなげていきたいと思います。

しなのちょうりつかしわばらほいくえん 信濃町立柏原保育園

園の形態 普及型
代表者氏名 園長 : 柳澤 美香
運営法人 信濃町
運営法人代表者名 信濃町長
園の設立日 1963.7.1
認定日 2015.10.13
区分 保育所
住所 〒389-1305 上水内郡信濃町柏原2571-1
エリア 北信
お問い合わせ先 TEL : 026-255-3740 
FAX : 026-255-3740 
MAIL : kasiwa-h@town.shinano.lg.jp
ホームページ https://www.town.shinano.lg.jp/
定員数 未満児 : 30人 3歳児 : 25人 4歳児 : 25人 5歳児 : 25人 6歳(学童)以上 : 0人
基本開所曜日 月,火,水,木,金,土
基本開所時間 7時30分〜19時
延長保育の有無 要問合せ
園児募集 要問合せ
保育者募集 要問合せ