2020年1月8日

テーマ：

人・地域／つくる

年　齢：

4歳児　5歳児

ねらい：

・松枯れ材のつみ木にふれ、作って遊ぶことを楽しむ。
・みんなで力を合わせて大きなものを作ることに挑戦する。

2万個のつみ木が運び込まれ子どもたちがやって来るのを待ってます。

長野県建築工会安曇野支部の方から、かみきり虫とせん虫によって

枯れてしまうこと、枯れた松でもまだまだ使えることを教えてもらいました。

つみ木が出されると、目が輝き、我慢できず手に取ると、

早速積み上げ始めます。

「まずは一人で高くしてみよう、競争だぞ！」の声に、

「よ～し、やったるぜ！」

先生やお父さんたちだって負けないぞ。

「次はお友達と見本のように積み上げてみな～」の声に

「一緒にやろ」「これでいい」など話す姿もありましたが

そのうちに黙々と・・・・

こんな大作も！

届かなくなり「先生手伝って」

「次はね、つみ木で線を作ってあるので、その上に全員で積んでみよう！」

だんだん高くなってきました。

もう届かなくて手伝ってもらいました。

「みて～すごいでしょ～」

「壊してみよ～！」の声に

ドーン！！！日頃はできないもんね。

あっという間に

箱にきれいにお片付け。

いつもより進んで取り組みます。

赤松がかみきり虫に食べられ、かみきり虫についていたせん虫が住みつき枯れてしまうこと、

でもその松は家やつみ木などとして使うことができることを紙芝居やお話を通して知ることが

できた子どもたちでした。

2万個のつみ木を使い、自分で積み上げたり、友達と一緒に見本を見て形になるよう工夫して作ったり

全員で大きな壁を作ることで力を合わせて作る楽しさや没頭して取り組むことができ、

満足した様子でした。

つみ木で遊ぶ機会も少なく、遊ばせてあげたいと思っていた時に、このお話との出会い。

ワクワクした時間を過ごすことができました。

ひとりでから、友達と一緒に。そしてみんなでと力を合わせて大きな作品を作るという

経験を短時間の中でしました。また、壊すという日頃なかなか大胆にできない経験ができた分、

大切に使えています。

少し置いていってくれたつみ木で遊ぶ中でもやったことが活かされていたり

年少児や未満の子たちも遊び、お兄ちゃんお姉ちゃんの作ったものを見本として

真似てみたりまだまだ楽しめそうです。