人・地域 つくる りんご組さんもやりたい〜‼︎

2019年11月29日

テーマ:
人・地域/つくる
年 齢:
3歳児
ねらい:
・いろいろな経験を通じて、イメージや言葉を豊にする。
・友だちとイメージを共有したり、周りの物事に興味や関心を持つ。


活動内容

黒姫山も少しずつ雪化粧して、いよいよ冬が柏原保育園にも近づいてきました。

翌日が雪予報の日、「明日は雪だって!」と子どもたちは大盛り上がり。「雪だるまつくりたいね。」「オラフみたいなのがいいな。」と楽しみに帰って行きました。

…そして翌日。朝は雪がチラチラ。ついに信濃町にも初雪が降りました。「雪降ったね‼︎」と喜びながらも、「まだ雪がお庭にないねぇ。」「雪で遊べないねぇ。」とがっかり。手袋に毛糸の帽子、雪遊びのウェアーにブーツ、と雪遊びの準備をして登園した子もいました。前日から雪遊びを楽しみに自分で用意していたそうです‼︎

これからが冬本番!雪遊びが楽しみです。

 

そして、そんなりんご組の最近の口ぐせは…「りんごさんもやりたい‼︎」「りんごさんもやってみようよ‼︎」です。

憧れの年上の年中さん、年長さん、そして保育士の真似をしたくて、同じことをやってみたくてしょうがないんです‼︎

 

ある日、お祭の獅子舞をする年中さんがいました。

すると‼︎「りんごさんもやろうよ!」と子どもたち。…しかし、獅子舞がありません。どうしようかと聞くと、「作ればいいよ」「材料見つけてくる!」とはりきって年中さんの獅子舞を思い出しながら作り始めました。

 

ティッシュ箱を抱えて帰ってきた子どもたち。どうするのか見ていると…

「ここをくっつけたいんだよ」

大きく開く獅子舞の口が印象的だったようで大きな口を作ろうとしていました。

 

歯もあったよ、髪の毛も、などと良く覚えていて付けていました。

そして完成すると、年中年長さんのところへ行って、さっき見せてもらったのと同じように頭をパクッとしてあげます。

まだまだ獅子舞ごっこをしたくて、保育士のところもパクッ!楽しんでいました。

 

また別の日は色付き紙粘土で遊ぶ年中さんがいました。

すると、またまた‼︎「りんごさんもやってみたいな」と子どもたち。

年中さんと同じ粘土で遊んでみました。

いつも使う粘土と違うね、と感触を楽しんだり、好きな形を作ったりしながら楽しみました。

そしてまたある日はこんな光景が…

保育士の真似っこをしてお友だちに絵本を読んであげています。

そして「先生は紙芝居も読んでくれるよね。」と何枚かの紙に絵を描き、自作の紙芝居を作っていました。まだ文章はなく絵だけでしたが、なんとなく自分でお話をしながら真似っこしていました。

「紙芝居だぁ!」と他の子も集まってきて、先生役と子ども役に。かわいい光景でした。

子ども達のきづき

年中さんの真似をして紙粘土をしていた時のこと。

「いつもの粘土と違うねぇ。」と感触の違いを楽しんでいました。

そのうち、「年中さんの使ってたのは色が付いてたよ??」という子が。「どうやって色が付いたんだろうね?」と考えていると、ちゃんと年中さんを見ていた子がいました。「絵の具を入れてたんだよ!だって粘土の近くに絵の具が置いてあったもん!」よく観察していたんだなぁ、と驚きました。

何色がいいか、保育士に絵の具をもらうと、よーくこねました。

「だんだん色が付いてきた!」

「見てみて〜手もこんな色になっちゃった!」

「ずっとこねていたら粘土が温かくなってきたよ。」と感触や温度も味わっていました。そのうちに、「他の友だちの色もいいな〜」と友だちの粘土も欲しくなり、隣の子に少し分けてもらった子がいました。すると、「混ぜたら色が変わったよ〜」と発見し、大興奮!!

するとそれを見た周りの子も「交換しよう!」と自分の粘土と色の違う子を見つけて交換が始まりました。

交換した粘土を混ぜて色の変化を楽しんだり、自分の粘土と組み合わせて形を作ったり、それぞれにじっくり楽しんでいました。

そして翌日、粘土が固くなっていることにびっくり‼︎作ったものを広告や絵本で探し、比べてみました。

「この恐竜を作ったんだよ。トゲトゲを付ければ良かったなぁ。」

「私のは指輪‼︎こんな指輪も作りたいな。」

またまたイメージが膨らみ、粘土遊びが楽しくなりました。

 

そして、真似っこはまだまだ続きました。お姫様に変身して遊ぶのが好きな女の子。お化粧したい、とお化粧の真似っこをしてしていました。そこから、髪の毛もかわいくしようと、床屋さんごっこになりました。

お友だちを呼んできてお客さんに。「頭を洗いますよー。」と美容院に行ったことを思い出して少し寝かせながらシャンプーをしています。終わると髪の毛をタオルで拭いて、ドライヤーで乾かします。よく知っているなぁと感心。

お友だちをお客さんに呼び終わると「もっとお客さんいないかなぁ??」とお客さん探しに。

事務室から先生たちを呼んできたり、未満児組のお友だちも呼んできたりと、お客さんを集めてりんご組床屋さんを楽しんでいました。

特に小さいお友だちが来ると目線をかがんで合わせたり、言葉遣いや床屋さんの手つきも優しくなる子どもたち。

「できたよ!どうですか?」と鏡で最後の確認もしていました。

事例に対する保育者の思い

色々なものや人に憧れ、楽しそう!同じことをやってみたい!という思いの強い子どもたち。

色んなことを良く観察していて、「ここはこうなっていたよ」、と工夫して作ったり、「この時はこんな言葉を言ってたよ」と言葉遣いも真似してみたり、イメージをしっかり持ち、形にしようとしています。子どもたちの観察力に驚かされました。

それを十分試したり、遊んだりできる時間や材料などの環境を整えながら、やりたいこと、興味を持ったことができるようにしていきたいなと思います。

しなのちょうりつかしわばらほいくえん 信濃町立柏原保育園

園の形態 普及型
代表者氏名 園長 : 柳澤 美香
運営法人 信濃町
運営法人代表者名 信濃町長
園の設立日 1963.7.1
認定日 2015.10.13
区分 保育所
住所 〒389-1305 上水内郡信濃町柏原2571-1
エリア 北信
お問い合わせ先 TEL : 026-255-3740 
FAX : 026-255-3740 
MAIL : kasiwa-h@town.shinano.lg.jp
ホームページ https://www.town.shinano.lg.jp/
定員数 未満児 : 30人 3歳児 : 25人 4歳児 : 25人 5歳児 : 25人 6歳(学童)以上 : 0人
基本開所曜日 月,火,水,木,金,土
基本開所時間 7時30分〜19時
延長保育の有無 要問合せ
園児募集 要問合せ
保育者募集 要問合せ