人・地域 つくる ももぐみまつりの準備をしよう!

2019年11月22日

テーマ:
人・地域/つくる
年 齢:
4歳児
ねらい:
・自分の思いを伝えたり、相手の思いに関心を持ったりしながら一緒に作ることを楽しむ。
・素材や道具に触れながら、イメージしたものを表現する楽しさを味わう。

活動内容

「おみこしやってないね。」子どもたちのつぶやきで始まったおみこし作り。「おみこしやるならお祭りにしようよ!」「たいこもあったよね!」「お獅子どうする?」と友達同士でどんどん話が膨らんできました。はじめはみんなでおみこし作りに向かっていたのですが、だんだんと太鼓やお菓子やさんなど自分の興味関心がある分野へ分かれ、同じグループの友達と一緒に作ることになりました。

◎おみこしグループ

ダンボール箱を切って必要なところはガムテープで貼りお神輿作りが始まりました。はじめは少し保育士も手伝いながら大まかな形が出来てくると、「色つけたいね!」「中にはお獅子を入れようよ!」「お獅子が見えないようにシャラシャラのカーテンをつけよう!」と、子ども達はイメージが沸き、思ったことを言葉で伝え、「○○はどう?」「それいいね!やってみようよ!」と友達と相談する姿が見られるようになりました。

◎太鼓グループ
地区のお祭りで見たお神輿に太鼓がついていたから作りたい!とやる気満々の太鼓グループさん。ラップの芯をバチに見立ていろいろな箱をたたきながら音を確かめていました。どんな太鼓ができているのか見てみると、空き箱にペットボトルのキャップがくっついていたり、卵パックの中にキャップを入れてあったりして、叩いてみるとそれぞれ音が違うんです。中に何かが入っているところ、何も入っていないところでも音に違いがあり、「ここを叩くとこんな音がするよ!」「ここはこんな音だよ!」と発見したことを嬉しそうに教えてくれます。

◎お菓子屋さん(ジュース屋さん、クッキー屋さん、キャンディー屋さん)
「お店もあったらいいよね。」と女の子のつぶやきでお店屋さんもやることに。「かき氷やさんは?」「もう寒いよ!」「ジュース屋さんは?」「タピオカジュース作りたい!」と女の子を中心に話が盛り上がっていました。それぞれ作りたい物が一緒の友達同士でグループに分かれ、どういう風に作るのかは子ども達に伝えず、自然と作りだす姿を見守っていました。
はじめは画用紙にペンで描いていたのが、「もっと色をつけたら本物みたいになるかな?」「絵の具でやってみたい!」とどんどん変化していきました。

紙粘土や絵の具を使って作っていると、周りの友達も気になり、「やってみたい」と近寄ってきます。「やってもいいよ!こうやるんだよ!」と友達にやり方を教えてあげたり、分けてあげたりして枠にとらわれず受け入れてあげる姿に優しさを感じました。

子ども達のきづき

◎今日作ったことを発表しよう!
グループに分かれると、他のグループは何を作ったのか、どこまで進んだのかなど分からないので、最後に少しだけ友達同士で見せ合う時間を設けることにしました。はじめは保育士が前に立ち話をしていたのですが、「発表したい!」と子ども達から前に立ち、今日やったことを話してくれます。中には「ボンドがまだ乾いていないので触らないでください!」と注意を促す子もいました。

太鼓グループは実際に音を出してくれて、他の友達も耳を澄ませて聞いていました。「ほんとだ!ちょっと音が違う!」「こっちはドンドン!こっちはコンコンってする!」と聞いている子達も興味津々でどんどん前へ近付いていく子も(笑)

◎お獅子はどうする?!問題
ふと思い出したようにある男の子が聞いてきて、クラスの中でお獅子はどうする問題が浮上しました。「これから作る?」「まだお神輿も出来てないし間に合わないよ・・・」困っている子ども達を見て町内の他の保育園からお借りしました。(古間保育園さんありがとうございます。)他の園から借りてきたということもあり、「これは借りているから大事にするんだよ!」「やさしく使おう!」と子ども達の物を大切に扱う意識も高まっていました。どうやって舞うのか実際やってみるとなかなか難しい。「こうかな?」「○○くん上手!」と友達同士で見合いながら楽しんでいました。

事例に対する保育者の思い

「ももぐみだけじゃつまんないから○○ぐみさんも呼びたいね」「招待状を作ろう!」と遊びが進むにつれて子どもたちの声をどんどん出てきました。そしてどこかにいなくなり帰ってくると「先生!もう招待状渡しておいたよ!」と行動の早さに毎回驚かされています。
はじめた頃は自分一人で作り進めてしまったり意見がぶつかることとがあったりいろんなことがありましたが、遊びが深まるにつれて友達の思いをくんだり伝え方を工夫したり、子ども達の姿にも変化してきています。
お祭りごっこという一つのテーマから友達と遊びを一から作り上げていく難しさや楽しさを感じてほしいと思っています。当日が楽しみです!

しなのちょうりつかしわばらほいくえん 信濃町立柏原保育園

園の形態 普及型
代表者氏名 園長 : 柳澤 美香
運営法人 信濃町
運営法人代表者名 信濃町長
園の設立日 1963.7.1
認定日 2015.10.13
区分 保育所
住所 〒389-1305 上水内郡信濃町柏原2571-1
エリア 北信
お問い合わせ先 TEL : 026-255-3740 
FAX : 026-255-3740 
MAIL : kasiwa-h@town.shinano.lg.jp
ホームページ https://www.town.shinano.lg.jp/
定員数 未満児 : 30人 3歳児 : 25人 4歳児 : 25人 5歳児 : 25人 6歳(学童)以上 : 0人
基本開所曜日 月,火,水,木,金,土
基本開所時間 7時30分〜19時
延長保育の有無 要問合せ
園児募集 要問合せ
保育者募集 要問合せ