2019年11月15日

テーマ：

植物・生物／空・天気／人・地域

年　齢：

3歳児

ねらい：

・身近な秋の自然に触れ、親しみを持つ．

秋の心地よい気候に誘われてお散歩に出かけることが増えた子ども達。「今日どこ行く？」「こっちに行こう！」「あっちにも道あるよ」という声もあり、小さな冒険者になりきって楽しんでいます。

お散歩中、風に乗って葉っぱが。「どこから来たのかな？」とみんなで周りを見ると大きな木が！「この葉っぱかな？」みんなで見ているとまた葉っぱひらひらと。「この葉っぱだ！」「風に飛ばされてきた」と大発見です。その時ある子が手を上に。

「葉っぱ捕まえるの！」と張り切っていました。それをみた他の子たちは僕も僕もと葉っぱ捕まえ大会が開催されました。ですが、これが中々難しい。みんなで苦戦しました。風に乗ってきた葉っぱは捕まりませんでしたが、落ちている葉っぱもたくさんあることに気付くと手に取って満足そうでした（今度は大きい葉っぱ探し大会になりました）

他にも、歩きながら、「りんご赤くなったね」「このりんごは赤いけどあっちは黄色だよ」「美味しそう・・・」とりんごの成長にも気が付きました。（この日の給食はりんご！！そのことを伝えると「早く帰って食べよう」なんて子もいました）また、かえるを見つけるとじーっと観察、かまきりもじーっと観察、猫の親子もじーっと観察。畑を見て「あれなに？」「保育園にあるのと同じだから大根？」「見て、真っ赤なのあるよ」と気になるものがたくさんです。

また、ある日

「ちょっと遠くまで行ってみる？」という保育士の声掛けに「行く！！」「もう、歩けるよ」と嬉しそうな子ども達。自分のお散歩バックを持って意気揚揚と出発しました。

道路を渡るのはとっても上手になった子ども達。

初めての歩道橋には大興奮でした。（「おーい」と手を振ると車の運転手さんが振り返してくれました。嬉しいね。）

道端の咲いてる花やとんぼ、川を見ながら歩いていくとこの日の目的地アップルミュージアムに到着！「やっと着いた」と嬉しそうでした。ちょっと遠かったけどみんなよく歩けました。

周辺を散策しがてら、建物の横の林に入ると「うわー」と目がキラキラ。「どんぐり見つけた」「いっぱい落ちてる」という声が響きました。中には、きのこを見つけ「食べられるかな」と考えている子。「先生見て」と嬉しそうにお散歩バックからどんぐりを出して見せてくれようとする子（この後「あれ？」と驚いていたのでどうしたのかな？と思っていたら「帽子被ってたのにどっか行っちゃてる。どんぐりさん落としちゃったのかな・・・」と心配して探している暖かい姿も）来る途中に見かけてからずっと探していたけど「くりが欲しい！！」と根気よく探している子。いろいろな子ども達の姿が見られました。

そろそろお昼の時間。お腹も空いてきました。みんなで話をして、またこの場所に遊びにくることを決め、後ろ髪をひかれながら、お土産でいっぱいになったお散歩バックを持って保育園に帰ってきました。

お散歩楽しいね。保育士も気付かないような新しい発見がたくさんです。

りんごは緑から赤や黄色に変身していく。

虫や動物は大きい声を出すとびっくりして逃げちゃうから「しー」って見るの。「ここにいるよー」お友達に教えてあげたい気持ちからのおおきな声で逃げてしまったことがたくさんありました。「静かにね」という保育士の言葉より経験したことはよく覚えています。

丸いどんぐり、長いどんぐり、帽子を被ったどんぐりがある。帽子は落としやすいから注意！

歩道橋に上ると空が近くなるね。でも、まだ手は届かない・・・。大きくなれば届くかな？

この葉っぱは「ティラノサウルスの足」と教えてくれました。確かに！よく見ています。

お散歩の中で虫、野菜、果物、木の実、葉と身近な自然への興味の広がりが感じられます。「これなんだろう？」「こんなの見つけた」「同じ葉っぱでも色が違う」「色が緑から変身してる」など子ども達の小さな発見を保育士もともに驚いたり喜んだりしながらさらに自然に親しみを持てるようにしていきたい。

これからも子ども達の「知りたい」「見たい」「触れたい」といった気持ちを大切にしながら、いろいろな場所へ出掛け様々な面白いもの、気になるものに出会える機会を作っていきたいです。