2019年10月25日

テーマ：

火／食

年　齢：

0〜５歳児

ねらい：

・旬の食材に触れ、見たり、匂いをかいだりしながら五感を使って味わう。
・異年齢での関わりを通して相手のことを思いながら一緒に遊ぶ。

柏原保育園では、やきいも会がありました。
ずっと前から楽しみにしていた子どもたち。先週は、やきいも会で燃やす杉の葉を探しに出かけました。近くの諏訪神社には杉の葉がたくさん！しかし、緑色、黄色、オレンジ色、茶色・・・同じ杉の葉でもいろいろな色をしています。
「やきいも会で使うよく燃える葉は“茶色の葉っぱだよ」と教えてもらうと、子どもたちは「これ茶色だ！」「これは緑だからダメダメ！」「これはどっちかなぁ～？」と友達同士で考えたり相談したりしながら集めていました。

「この袋おさえているから、そのすきに入れて！」「ありがとう！」と、こちらが声を掛けたり、手伝ったりしなくても、年長さんが気づいてすかさず声を掛けていました。さすが年長さん。その姿を見て、友達に同じことをやってあげようとする姿も・・・。こういうちょっとした関わりで子ども達は吸収しているんですね！

さて、当日。前日に「明日は薪運びの準備があるよ」と話をすると全員早く登園し準備に取りかかっていました。中には家から自分の軍手を持ってくる子も！！気持ちが伝わってきますね！

準備ができ点火です！

子ども達は火が燃えていく様子に釘付けです。保育士「あのもくもくってしてるのは何かな？？」と聞くと年少さんは「うーん・・・ゆげ！！」と一言。それを聞いて「え？あれゆげじゃないよね？けむりだよね？」「うんうん！」と年中さん。子ども同士の会話を聞いていてこちらも楽しくなりました。
「あれ！！けむりがなくなって火が出てる！！」「あの火が、こっちに来たら保育園燃えちゃうよ！？どうしよう！！」「こわーい」と炎の変化に一つひとつ気づき、友達同士で話し合っていました。

火がおきになるまで、やきいもグーチーパーで遊びました。年少さんとペアになった年長さんは目線の高さを低くして話しかけたり、手をつないで一緒に移動したり、優しい姿に年少さんも安心です♪

さつまいもは年長さんから順に入れ、未満児さんもお兄さんお姉さんの真似をしながら保育士と一緒に投げ入れていました。できた焼き芋はお昼でいただきました。

配膳するときから、やきいものいい匂いがほわほわ～っと部屋中漂い、「あ～いいにおい！」「おなかすいた！はやく食べたいね。」と楽しみにしていました。そんな子どもたちの気持ちを受け止めながらもせっかくなので、よーく見てみたり、近くで嗅いでみたりするのも楽しいよ♪と話すと、「わぁ近くで嗅ぐともっといい匂いするね！」「こげたところは苦いなぁ」と新たな発見を楽しみ友達同士で味わっていました。

待ちにまったやきいも会。この日に向けて杉の葉を拾ったり、薪を組んだり子ども達も参加し準備をしてきました。よく燃える葉はどんな葉っぱだろう？と友達同士で話し合ったり、保育士に聞いたりしていました。間近で見る機会が少ないたき火を子ども達はまじまじと見て、煙の様子や燃え上がっていく様子などひとつひとつの変化を楽しみながら見ていました。間近でたき火を見たり、焼き芋の匂いを嗅いだり、味わったりして、五感を使って楽しさを友達と共有できたことは、貴重な経験だったのではないかと思います。一人ひとりが思ったことや感じたことを大切に子ども達同士で自由に発信し合っていけたらと思います。