2019年9月12日

テーマ：

土／植物・生物／空・天気

年　齢：

１歳児

ねらい：

友だちのしていることに興味をもち、同じことや同じものを介して遊ぶことを楽しむ。
身近な生き物や草花など、秋の自然を見たり触れたりして興味を持つ。

９月になり、朝夕は涼しい風がふくようになってきた信濃町。

暖かな日差しと心地よい風がふくお天気の日、外で遊びました。

砂場では、お皿をいくつも並べてスコップで砂を入れているお友達がいました。

スコップでポンポンと砂を固めるようにしていました。

こちらでは、小さな器に砂を入れているようです。

“こぼれないように”そんな声が聞こえてきそうです。

こちらのお友達は、並べたお皿ひとつづつに砂を入れていました。

どんどん砂が入ったお皿が増えてきましたよ。

次はどこに入れようかな。

「せんせいにつくってあげるね」

一つは自分に、もう一つは保育士につくってくれるようです。

そのそばで遊んでいたお友達は、スコップで砂と一緒に葉っぱもすくっています。

体全体を使って、力強いです！

このお友達の葉っぱを見て、さっきのお友達も近くにあった葉っぱに手を伸ばします。

そのうちにどすんと座り込んで遊び続けます。

夢中になっているのが伝わってきますね！

“なにしているんだろう”お友達がやってきました。

すると

「ちょっとまってください」

「もう少しです」

「どうぞ」

葉っぱをちぎって楽しむお友達もいましたよ

葉っぱをカップに拾い集めて楽しんでいるお友達もいました。

楽しみ方は様々ですね。

何かを追いかけているお友達。

なにを見つけたのかな？と様子を見ていると、どうやらありを見つけたようです。

えい！

と手を伸ばしますが、ありはすぐどこかへ行ってしまいました。

次の日。

先日に続き、ありを見つけたお友だち。

よく見えるようにカップを用意してみました。

真剣な表情で、、、

「ありいた！」

カップの中に入れたつもりが、小さいカップだったからでしょうか、逃げてしまったようです。

もう少し深さのあるカップを用意してみました。

今度はよく見えるね。

じっと覗き込んでいましたよ。

この後どうするのかなと思い見守っていると、

「ありさん、ばいばい」

とカップを置いていました。

今度はお友達をそばでずっと見ていた女の子がありを見つけたようです。

砂場のカップ片手に、

えい！

手を伸ばします。

「ありさんここにいるよ」

カップの中にいるありをじーっと観察。

しばらくすると

「おうちかえしてあげるね」

と言ってカップを置いていました。

友だちの存在を意識し始めたあんずさん。一緒にいることや、同じように遊ぶことを楽しんでいる姿が見られます。

最近は、“友だちとおなじことがしたい”という思いに寄り添って、玩具の種類や数を調整したり、スペース作りをしたりして環境を整えています。これからも自分の思いや要求を仕草や簡単な言葉で伝えようとする姿を支え、保育者が言葉で共感しながら、友だちと一緒に遊ぶ楽しさを味わえるようにしていきたいです。

葉っぱやありなど、秋の自然に興味を示していた１歳児さん。戸外遊びや散歩を通して、落ち葉や木の実を触ったり、拾ったり、匂いをかいだと、保育者や友だちと一緒に秋の自然に親しめるようにしていきたいです。